『ストリートファイター6』ウメハラさん主催の大規模オフライン大会“Beast Cup Tokyo”参戦レポート。550人の頂点はガイル使いのプロゲーマーひぐち選手

栗田親方
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 2024年3月16日(土)に、八王子の「東京たま未来メッセ」で開催されたオフライン大会“Beast Cup Tokyo”のイベントレポートをお届けします。

  • ▲会場の「東京たま未来メッセ」。京王八王子駅から徒歩2分、JR八王子駅から徒歩5分という便利な立地はナイスですね。

 “Beast Cup(ビーストカップ)”とは、もはや伝説的な格闘ゲーマーとして世界中に認知されているウメハラ(梅原大吾)さんが主催する、カプコン公認のコミュティ大会のこと。

 今回は初のオフライン大会ということで、“Beast Cup Tokyo”と銘打って開催されました。

 なお、記事の前半は大会の様子&結果報告、後半は実際に選手として闘った筆者・栗田親方(50代男性)の参戦レポートとなっています。

  • ▲全国各地から550名という大勢のプレイヤーが参戦。ピーク時は広い空間に『スト6』プレイヤーがぎっしりでした!
  • ▲優勝したのは世界一のガイル使いと評される、プロゲーマーのひぐち選手。写真左から、ふ~どさん、ひぐちさん、アールさん、ウメハラさん。

ビーストカップ初のオフライン大会は大勢のプレイヤーの熱気に包まれて大成功

 結論としては、最後にウメハラさん自身もおっしゃっていた通り“大成功”だったのではないでしょうか!

 会場は特に豪華な装飾などはありませんでしたが、それが逆に好感触。

 「これぞコミュニティ大会」という趣があり、純粋にゲームを楽しむために集まったプレイヤーの熱気をひしひしと感じとれました。

▲こちらが会場の全貌。左の写真のあたりが試合エリア(一部は野試合台)、右の写真の奥に配信台や実況・解説席が配置されていました。
  • ▲全台がガレリアさんのゲーミングPCで統一されており、環境としてはおそらく最高クラスですね。

 当然ながらプレイヤーでもあるウメハラさんが主催しているため、会場内はすべてにおいてプレイヤーファースト。

 各所にいるスタッフさんたちも慣れた様子で、よくある質問にもフレンドリーに対応していただけました。ありがたや~。

  • ▲会場の一角では、ふ~どさんが抽選で当選した選手に『スト6』を教える“ジコケンTV in BeastCup-Tokyo-”が開催されていました。
  • ▲先着100名に粗品が進呈される募金コーナーもありました。“募金”の文字は、ウメハラさん直筆のもの。

550人の頂点に立ったのはガイル使いのひぐち選手

 といった和やかな雰囲気の大会ながら、試合のほうは当然“ガチ”。プロゲーマーも多数参戦しているハイレベルな大会のため、最初のプールを抜けてトップ64に残るだけでも狭き門なんですよね……。

 そんななか優勝したのは、“Saishunkan Sol 熊本”に所属するプロゲーマーのひぐち選手。初の大規模大会での優勝とのことで、めちゃくちゃうれしそうだったのが印象的でした。

  • ▲優勝後のインタビューで喜びを語るひぐち選手。

 ちなみに、もけ選手とのグランドファイナルでは、ルーザーズから3-1、3-0と圧倒的な逆転勝利。

 ウィナーズセミファイナルではフルセット&フルラウンドの末にもけ選手が勝利していましたが、豪快なリベンジを果たした形ですね。

準優勝は春麗使いのもけ選手

 というわけで、準優勝に輝いたのは“魚群”所属のプロゲーマーもけ選手でした。

 ひぐち選手との闘いでは苦戦したものの、一度も負けることなくウィナーズでグランドファイナルに進出するなど、日本最強クラスの春麗使いとして申し分ない実力を発揮。

 ウィナーズファイナルでは勢いに乗る若手ザンギエフ使いのJr.選手を3-1で下すなど、危なげなく勝ち上がっていました。

 そういえば下記のポストも話題になっていました。あまりにも美しいコンビネーション……(笑)。

3位はザンギエフ使いのJr.選手、4位はエド使いのササモ選手

 ウィナーズファイナルからの2連敗で3位という悔しい結果となったJr.選手ですが、まだまだ弱キャラといわれるザンギエフでこの成績は素晴らしい……!

 Jr.選手は先日の“名古屋OJA”トライアウトでプロライセンスを獲得するなど、勢いに乗りまくっている若手プレイヤー。今後の活躍も楽しみですね!

 4位になったササモ選手は、格闘ゲーム以外もそつなくこなす、いわゆる“ゲームうまお”。

 今回も新キャラのエドを使っていきなり結果を出すなど、さすがは元SFリーガーという活躍を見せていました。

 こちらも若手筆頭クラスのプレイヤーなので、Jr.選手とともに活躍する姿を見てみたくなりますね。

  • ▲ガタイの良さに定評がある2人が並ぶと檀上が狭い! 秋葉原イースクの対戦会“Fighters Crossover”などでも親交がある仲良しコンビ。

そのほか大会情報まとめ

 大会結果などの詳細は、下記の各種リンク先をご参照ください。

 時間があればアーカイブをじっくり見るのもおすすめです。特に終盤はプロゲーマーだらけで目が離せません!

▼大会情報
公式ホームページ(Beast Cup)
Xアカウント(BeastCup Tokyo)

▼配信アーカイブ
Beast Cup Tokyo(DaigoTheBeasTV)

筆者(栗田親方)の参戦レポート

 後半は余興ともいえますが、私の個人的な参戦レポートをお送りします。

 下記ポストにもある通り、最高に楽しんできました!

  • ▲予選プールから、熱気あふれる試合が各地で展開されていました。

結果は同じブランカの方に2連敗して129位タイ

 まず結果から申しますと、ブランカ使いの方に初戦負け(1-2)→ルーザーズで3連勝して粘るも再度ブランカに負け(1-2)……という流れで無念の敗退。

 ワンボタン無敵技が強力な私のモダンキャミィに対し、“釣り技”を使って暴発を誘うのが上手く、対策負けの部分が大きかったですね。

 というわけで、最初の目標であるトップ64進出は果たせませんでした……むむむ、次こそは!(次がいつか分かりませんけども……)

  • ▲大会運用ツール“start.gg”のリザルト画面。

 ちなみに、私は『スト6』がリリースされてから半年間ほどマノンを使っていたのですが、昨年末あたりから色々あってモダンキャミィに転身。

 アケコンもモダン仕様に切り替えて『スト6』ならではの新システムを楽しんでいる次第です。

 少なくとも1年に1回とされる大型アップデートまでは、Mキャミィで頑張っていこうかなと!

  • ▲愛用しているモダン専用アケコン。ボタン配置は、【上列】弱中強/【中列】アシスト、必殺、(1つ空けて)インパクト/【下列】パリィ、SA。インパクトボタンはGRAPHTさんにいただいたデカいやつ。

負けた後は知り合いの応援&観戦をエンジョイ!

 オフライン大会の醍醐味の1つは、自分が負けても知り合いの応援を楽しめること!

 格ゲーを長くやってきたこともあり、いろんなジャンルのゲーマーと知り合えたのは人生の糧ですな~。

 今回でいうと、秋葉原の対戦会で知り合ったJr.選手やササモ選手が3位&4位と大健闘!

 大会のド終盤まで応援を楽しませていただきました。

  • ▲誇張抜きで、最も印象に残ったのはこの絵面。完全に腕が密着して見えるけど、操作とか大丈夫だったんだろうか?(笑)

 なお、ガチの『スト6』勢を除けば、ジュリのMR世界一にもなったことがあるバーチャ勢のでんせつえすぴ~選手、モダン本田でトップクラスのキャリバー勢AOKIAKIO選手あたりが、知り合いのなかでもポテンシャル高めですな。

 特にでんさんは、配信台で勝利を飾りつつ、しっかりトップ64入りしていてさすがの一言。私も追いつき追い越さねば!(最近は差が開くばかりな気もしつつ……)

  • ▲アケコンのヒザ置きに慣れていないでんせつえすぴ~選手が、椅子の上にアケコンを置く案を試しているところ。ジュリはめっぽう強いけど、オフ大会の経験は足りんか~。
  • ▲プロクラスとも互角に闘えるAOKIAKIO選手(1P側)。運悪くルーザーズに早々と落ちてしまったマゴさん(2P側)とバッティングして終劇……。
  • ▲この日に知り合ったフーバーダックさんのおしゃれな後ろ姿。なんとプロゲーマーのマゴさんを撃破する活躍をしていました!
  • ▲さまざまな格ゲーイベントでおなじみ、“NOモーション”星ノこてつ。さんも参戦! 生粋のゲーマーなんだよなあ。
  • ▲“エルゴボックス”と呼ばれるタイプの特殊なアケコンを使う猛者も参戦。今はまだレアアイテムですが、ワンチャン流行っていくのか……⁉

オフライン大会の参加は超おすすめコンテンツ

 そんなこんなで、現地レポートはこのあたりで〆となります。

 やはりオフライン大会といえば、“同じゲームを楽しむ仲間がたくさん集まる空間”というコミュニティ感を楽しめるのがいいですよね。

  • ▲年齢や職業に関係なく、老若男女さまざまなプレイヤーが集まる場所。

 オンライン大会との大きな違いは、当然ながら五感で“戦場の風”を体感できること。

 まだオンラインでしか対戦経験のない人は、ぜひオフライン大会への参戦をおすすめします!

  • ▲大会終盤の観戦風景。たくさんあった対戦台が片付けられて、みんなで試合観戦を楽しむ構えです。

 いきなりデカい大会に出るのがキツいという場合は、全国各地で開催されている対戦会に顔を出してみるのもいいでしょう。

 もし水曜日の秋葉原イースクのFC対戦会に興味がある人がいたら、私も毎週いるので気楽にお声がけください! 一緒に『スト6』を楽しんでいきましょう!!

  • ▲最後にあらためて、優勝した“ガイル村の村長”ひぐち選手の雄姿。本当におめでとうございます!!

(C)CAPCOM

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