『デカーネーション』レビュー:2023ホラーゲームアワードノミネート作品。ピクセルアートで描かれる現実と悪夢が交差する恐怖の物語が最高【Decarmation】

団長
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 電撃オンラインが注目するインディーゲームを紹介する電撃インディー。今回は、Beep Japanが贈る、Nintendo Switch、PC(Steam)用ソフト『Decarnation(デカーネーション)』のレビューを紹介します。

 『Decarnation(デカーネーション)』は、奥深いストーリーが展開するアドベンチャーホラーゲームです。現実と悪夢が交差する恐ろしく奇妙な世界を探索し、日常に潜む不気味な怪物に立ち向かっていくことになります。


※本記事はBeep Japanの提供でお送りします。

とあるキャバレーで働く女性が体験した奇妙な物語……【デカーネーション:レビュー】

 舞台は1990年のパリ──。主人公のグロリア・デバステは、とあるキャバレーのダンサーとして働いていました。ダンサーになるのは彼女の幼い頃からの夢であり、人々から賞賛を受ける今、彼女の人生は成功しているかのように見えましたが、現実は残酷なもの……。安い給料では生活もままならず、人間関係やキャリアに悩んでいました。

 そんなある日、彼女のもとに1本の電話がかかってきました。「あなたの夢を叶えましょう!」。パトロンになりたいという謎の男からの電話でした。突然の甘い誘いに対して一度は断ったものの、ダンサーとしてのキャリアもそろそろ限界、さらに友人との恋愛もうまくいかず……。心が折れかかった彼女は、電話の男に会いに行くことを決意します。

 ここから絶望の淵に立たされた彼女の恐ろしい物語が展開していきます。ネタバレは避けたいので、冒頭の部分のみ紹介しましたが、本作の物語は有名シュールレアリズム作品(デヴィッド・リンチ、今敏監督作品など)から着想を得て作成されているため、とにかく恐怖! とにかく神経をすり減らされるような演出の連続で、グイグイと物語に引き込まれていきました。

かわいい見た目と恐怖のギャップがたまらない!【デカーネーション:レビュー】

 ピクセルアートで描かれるアドベンチャーシーンでは、表情を含めたキャラクターの演技が見られるので感情移入もしやすいです。悪夢で襲い掛かってくるクトゥルフ系の怪物も見事に表現されています。また、『サイレントヒル』シリーズの作曲家である山岡晃氏をはじめとする多くの著名アーティストが参加されているので、楽曲による恐怖の演出も聴きごたえがあります。

グロリアの精神の葛藤をさまざまなミニゲームで描く【デカーネーション:レビュー】

 本作はアクション・パズルといった多種多様なミニゲームが用意されています。キャバレーではリズムゲーム、悪夢の世界ではタイミングを合わせてボタンを押す場面や言葉選びなど、物語のさまざまなシーンで繰り広げられるミニゲームは、グロリアの精神状態を表しているようです。

ミニゲームは何度失敗しても大丈夫!【デカーネーション:攻略】

 本作にはさまざまなミニゲームが用意されていますが、そのほとんどが失敗してもすぐに再チャレンジできるというもの。ミスによるペナルティはないので、とにかく失敗を恐れずに何度でも挑戦しましょう。

 しかしパズル系のミニゲームは正解にならないと先へ進めないので、ちゃんと頭で考えてクリアしなければなりません。ここではゲームで登場する主なミニゲームのポイントを解説していきます。

リズムに合わせてタイミングよくボタンを押す

 リズムゲームはいろいろなところで出てきます。画面左から流れてくるオブジェクトが中央のライン(キャラクターの頭のあたり)に来たら、タイミングよく同じ方向のボタンを押していきましょう。なお後半ではボタンを長押しするパターンも出現します。

順番にオブジェクトを選び、文章を完成させる

 画面右側に表示されている文章の順番になるように、置物など(オブジェクト)を調べていけばOK(1右上の壁にあるポスター、2ベッド横の鏡、3右下の花束、4冷蔵庫、5テーブル左、6ベッド)。

3つのオブジェクトを移動させるパズル

 “目”、“箱”、“手”の絵が描いてある床に、それぞれ対応する駒(オブジェクト)を配置すると扉が開きます。“目”の床には赤色の駒、“箱”の床には紫色の駒、“手”の床には青色の駒を配置しましょう。移動する駒につぶされると最初からやり直しになるので注意。

長編映画を観ているような没入感が味わえる【デカーネーション:レビュー】

 本作はピクセルアートのかわいい見た目でありながら、内容は超怖いサイコホラーのアドベンチャーゲーム。じっくり楽しんで約6時間ほど、とにかく信じられないような悪夢と戦いながら物語の結末を迎えたあとは、まるで一本の映画を観ていたような感覚になりました。

 “2023ホラーゲームアワードノミネート”という世界でも評価されているインディー作品ですので、ホラーゲーム好きな方はぜひプレイしてみてください!

 電撃インディーでは『デカーネーション』の実況プレイも公開中。本作の雰囲気を動画で知りたい方は、こちらもチェックしてみてください。

■デッドデッドデーモンズデデデデデカーネーション【電撃インディー/Decarnation】

製品情報

◆タイトル:Decarnation(デカーネーション)
◆発売元:Beep, Shiro Unlimited
◆開発会社:Atelier QDB
◆ジャンル:アドベンチャーホラー
◆プラットフォーム:Nintendo Switch・PC(Steam)
◆プレイ人数:1人
◆価格:2,200円(税込)※ダウンロード専売


(C)2020 Atelier QDB. All rights reserved.
The Decarnation name and logo are trademarks of Atelier QDB and may be registered trademarks in certain countries. All rights reserved.
The Shiro Unlimited name and logo are trademarks of Shiro Games and may be registered trademarks in certain countries. All rights reserved.
Published in Japan by Beep Japan Inc.

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