『超探偵事件簿 レインコード』リアルイベントレポートその1。アニメ化も視野に入れた今後の展望も!?
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- カワチ
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3月17日に開催されたイベント“超探偵事件簿 レインコード ファンミーティング~第1回超探偵集会~”について、第1部のレポートをお届けします。
Nintendo Switch用ソフト『超探偵事件簿 レインコード』初のリアルイベント“超探偵事件簿 レインコード ファンミーティング~第1回超探偵集会~”が3月17日に上野の飛行船シアターにて開催されました。
ユーマ=ココヘッド役の福原かつみさん、死に神ちゃん役の鈴代紗弓さん、ハララ=ナイトメア役の石川由依さん、デスヒコ=サンダーボルト役のKENNさん、企画原案・メインシナリオを担当した小高和剛氏、プロデューサーの榊原昌平氏らが出演し、ゲーム好きアナウンサーの荒木美鈴さんがMCを務めました。
ここでは、その第1部についてレポートしていきます。なお、記事内にはネタバレを含む表現がありますので、ご注意ください。
アニメ化も目指したい!
福原さんと鈴代さんによるサプライズの朗読劇からスタートした今回のイベント。ネタバレありで『超探偵事件簿 レインコード』について存分に語られました。小高さんは本作について「いい映画を観たような余韻を与えたかった」と振り返り、榊原さんは全世界で30万本売れたことを発表し、ファンに感謝の言葉を伝えました。
ファンから寄せられたコメントを紹介するコーナーでは、さっそく主要キャラクターが全滅してしまう第0章のネタバレの話題に。榊原さんはファンからの「推しを決めていたのに……」という声が多かったことや、小高さんからはずっと探偵役をやりたかったというプッチー=ラヴミン役の堀江由衣さんが残念がっていたことが明かされました。
第0章で退場してしまうキャラクターもしっかり作り込んでいるため、制作に予算がかかったことも暴露。ただ、ユーザーを本作の世界に引き込むという目的は成功したそうです。
演じる際に気を付けたこととして鈴代さんはゲーム内で説明が多い役回りなのでうるさくなりすぎないことを意識して、人魂だけでなく人型の姿もあるのでマスコットになりすぎないように演じたことを明かしました。小高さんも死に神ちゃん役は声質をいちばん大事に選んだそうです。
福原さんは主人公なので変な癖はつけないように演じたと言い、ネタバレ部分としては、様々なタイプのユーマを演じるのが大変だったことを伝えました。ただ、このユーマを演じたことで、今後はどんな役が来ても動じない心が鍛えられたそうです。
デスヒコ役のKENNさんはほとんど録り直しはなかったそうで、最初は高い声で演じてみたものの、最終的には地声に近い声で演じることになったと明かしました。なお、デスヒコはヘタレでコミュニケーションが下手なので、そこを意識して演じたとのこと。
石川さんは性別不明のハララについて、自身もハララの性別を知らないとか。何事にも動じずにブレないカノジョを演じるために、安定感を意識したことを打ち明けました。
続いて、気になるシリーズの続編やスピンオフについての質問に。プロデューサーの榊原さんは、これからも『レインコード』を大きくしていきたいという意欲をみせ、アニメ化も視野に展開していきたいと展望を語りました。小高さんも「そのために課金してください」と会場の笑いを誘いました。
コメント紹介のあとは名場面紹介コーナーへ。扉を蹴破るハララ、ユーマの女装、カナイ区の名物である肉まんの秘密、死に神ちゃんに振られるデスヒコが紹介されました。
ここでは、最初に登場するハララは探偵像を示す役割があり、事件を解決するためなら多少の悪さがあってもいいということを強調したかったそうです。ユーマの女装に関しては福原さんが「ユーマが可愛いことを再認識した」とコメント。これはイラストの小松崎さんが面白さよりも可愛いことを優先してデザインしたからだそうです。
肉まんの秘密に関しては小高さんが「おもしろいかな」と思って入れたそうですが、前任のプロデューサーからは「ちょっとまずいんじゃないか」と難色を示されていたことが明かされました。榊原さんはこの設定について、カナイ区の住人のためにここまでのことをするマコトが好きになったとか。
イベントグッズ紹介をはさみ、朗読劇のコーナーへ。第1章“連続密室殺人鬼クギ男”にて秘密クラブの調査を行う際、ユーマの“能力共有”でハララの探偵特殊能力の“過去視”を初めて利用するシーンと、本編第2章“暗黒少女の沈黙”のエンディングで事件解決後、クルミに教えてもらったホムンクルスの情報を探偵事務所で共有しているシーンが披露されました。
なお、ふたつめの朗読劇はユーマ、死に神ちゃん、ハララ、デスヒコの4人によるアレンジバージョンで、ここでしか聴けないレアなものでした。
続いて、会場のお客さんに3択の質問をする“カナイ区 区民一斉調査”のコーナーへ。過去視、変装、時戻しのなかから使ってみたい探偵特殊能力を選んでもらったり、上司にしたい探偵をヤコウ、ハララ、ユーマのなかから選ぶものなど、ファンなら迷うものばかり。
また、ネタバレ解禁のイベントということで、ゲームをクリアした人たちだからこそ楽しめるものに工夫されていました。
使ってみたい探偵特殊能力も、変装は見た目だけだから度胸がいる、時戻しは体力を消耗すると真面目に考察していて楽しかったですね。
最後はプレゼントをかけて、『レインコード』に関する〇×クイズに答えていくというコーナー。“第1章でハララが持っていた写真に写っている猫の目の色は「青」である”や“プッチーの私物のクマのぬいぐるみの色は「白」である。”といった、特集記事を担当していた筆者ですら「知らねーよ!」と言いたくなるような難題ばかりでしたが、正解を続けるファンが多数。いかに『レインコード』が愛されているコンテンツであるのか伝わってきました。
第1部のラストでは小高さんは、『レインコード』は作り始めから完成するまで6年かかり、たくさんのスタッフたちが命を懸けて作ったものなので、作品を世の中に出したときに受け入れられるか緊張していたことを打ち明けました。今回のイベントで熱い思いを持ってくれるファンが集まってくれたこと、命を吹き込んでいる声優さんたちも駆けつけてくれて同じ場を共有できたことに感謝の言葉を述べました。
公演概要
公演名:超探偵事件簿 レインコード ファンミーティング〜第1回超探偵集会〜
会場:飛行船シアター 東京都台東区東上野 4-24-11
公演日程:2024年3月17日(日)
・第一部 開場 13:30 / 開演 14:00
・第二部 開場 17:30 / 開演 18:00
出演者
福原かつみさん(ユーマ=ココヘッド役)
鈴代紗弓さん(死に神ちゃん役)
石川由依さん(ハララ=ナイトメア役)
KENNさん(デスヒコ=サンダーボルト役)
小高和剛さん(企画原案・メインシナリオ)
榊原昌平さん(プロデューサー)
■Nintendo Switch『超探偵事件簿 レインコード』
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