ポータブルゲーミングPC『Legion Go』レビュー:マウスのように操作できる着脱式コントローラーが便利すぎ。8.8インチ画面で迫力ある映像にも注目

びえ
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 新作ゲームが次々と発売されている今日このごろ、出先でもゲームの続きを遊べたらなあ、と感じているゲーマーの方も多いのではないでしょうか。

 ゲームが楽しすぎて、少しの移動時間ももったいない! そんな時にオススメのポータブルゲーミングPC『Lenovo Legion Go』のレビューをお届けします。

卓上モードで快適にゲームをプレイ! 迫力の画面サイズでダイナミックな映像が楽しめるポータブルゲーミングPC

 『Legion Go』は、携帯ゲーム機のような形をしたポータブルゲーミングPC。APU(GPU統合型CPU)の“AMD Ryzen Z1 Extreme”を搭載しており、高い性能を持っています。

  • ▲背面のロゴがスタイリッシュでカッコいいです

 メモリは16GB、ストレージが512GB(SSD)と、こちらも十分な容量です。タッチパネルに対応しており、操作はラクラク。ゲーム以外の場面でも活躍してくれます。

  • ▲本体下部にはUSB-Cポートがあります
  • ▲本体上部には電源ボタンや音量調節ボタン、USB-Cポートのほか、microSDカードリーダーも

 本体サイズはポータブルゲーミングPCとしてはかなり大きめで、8.8インチある画面は広くて見やすいです。ゲーム画面も迫力が出るので、出先でもダイナミックな映像を楽しみたいゲーマーにおすすめ。

  • ▲迫力の画面サイズ

 本製品の一番のおすすめポイントは、本体からコントローラーを取り外して遊べること。

  • ▲ロックボタンを押しながら解除することで簡単に取り外せます

 背面にあるスタンドのおかげで、画面部分をモニターのように立てた状態でゲームをプレイできます。スタンドによる角度調整の幅は広めで、かなり使いやすいです。

  • ▲スタンドの角度を調節できます

 ポータブルゲーミングPCは持ったまま遊ぶことが多いため、どうしても首や肩に負担が掛かりがち。ですが、この仕組みを利用すれば軽いコントローラーを持つだけで済むので、疲れにくいのが良いところ。

 ついついゲームに夢中になって、長時間プレイしてしまったときでも安心ですね。

マウスみたいに動かせる! 革新的な“FPSモード”のアイディアに脱帽!

 『Legion Go』の魅力は、卓上で遊べることだけではありません。

 本製品には“FPSモード”が搭載されており、コントローラーを取り外して専用の台座にセットすることで、なんとマウスのように動かして操作することができるんです!

  • ▲付属の台座にセット!

 コントローラーの底の部分にセンサーが付いているため、机の上に置いたまま滑らせることで、動きを読み取る仕組みになっています。まさにマウスと同じですね。

  • ▲よく見ると、“FPSモード”に切り替えるスイッチの横にセンサーが

 筆者は3Dスティックを動かして照準を定めるのが非常に苦手なタイプなのですが、この“FPSモード”を使えばマウスに近い感覚で動かせるので、苦手意識なく狙いをつけることができました。

  • ▲スティックが付いている方を持つのか……と思われた方もいるかもしれませんが、無効化されているので誤動作などはしません。ご安心を
  • ▲持ち主から見て前方にもボタンが付いています

 筆者のようなFPSがちょっと苦手なゲーマーにとっては非常に助かる仕組みで、一度知ってしまったら手放せなくなってしまいそうです。

 また、本体のパフォーマンスやコントローラーのボタン配置など、細かく設定変更できるのもゲーマーにとって非常に助かるポイント。

 もちろん“FPSモード”用のキーカスタマイズもできるので、自分に合ったボタン配置に変えることができますよ!

  • ▲“FPSモード”用のキーカスタマイズも可能
  • ▲専用ライブラリはプラットフォームに関係なくゲームを管理できます

外出先でも最新タイトルがサクサク遊べる! ゲーマーの心強い味方

 『Legion Go』のディスプレイは、8.8型のWQXGA(2560×1600)解像度となっており、リフレッシュレートは最大144Hzに対応。ディスプレイとしての性能も高く、なめらかで美しい映像を表示することができます。

  • ▲解像度は設定で変更することもできます

 さっそくその実力を確かめるため、オープンワールドアクションゲーム『ドラゴンズドグマ2』の序盤を遊んでみました。

 初めは持ったままプレイしていたのですが、画面が大きいだけあって本体重量はちょっと重ため。持ったまま長時間プレイするのは難しいかもしれません。

 じっくりゲームを楽しみたいときは、コントローラーと画面を分離した状態で遊ぶのがオススメです。

 とはいえ、この画面の大きさはオープンワールドゲームを楽しむにはぴったり。どこまでも続くフィールドの景色を広々とした画面で楽しみつつ、写真を撮ったりキャンプしたりと旅を満喫できました。

 フィールドを散策するだけでなく、敵とのバトルにも挑戦。炎のエフェクトは意外と処理が重くなりがちですが、問題なくスムーズに戦闘をすることができました。

 バッテリーの駆動時間は、電源効率をパフォーマンスに設定し、充電を満タンにしてから連続で約2時間プレイができました。

 今回遊んだ『ドラゴンズドグマ2』は3Dグラフィックのオープンワールドゲームのため、バッテリー消費はかなり大きめのタイトルです。2Dのゲームであれば、さらに長時間遊ぶことができそうです。

 最新のタイトルでもサクサク動かせるため、買ったばかりのゲームを遊ぶのが我慢できない! 外でも遊びたい! というときには、頼りになること間違いなしです。

インターネット検索や写真・動画編集も! マルチに使えるのが魅力

 ポータブルゲーミングPCという呼び方はしているものの、使い道はゲームだけではありません。

  • ▲インターネットでちょっとした調べ物をすることも

 Windows OSが入っていてデスクトップPCと変わらない使い方ができるため、出先でのちょっとした調べ物や写真・動画編集もできちゃいます。

 タッチパネルなので、スマートフォンと同じ感覚で扱えるのが良いところ。拡大・縮小も指先をパッと動かすだけで済みます。

  • ▲画像編集・処理ソフト“GIMP”で画像を編集してみました
  • ▲動画編集ソフト“Microsoft Clipchamp”ももちろん使えます

 ゲームの攻略方法を調べたり、フレンドとチャットしたり、撮影したスクリーンショットをSNSにアップロードするのにも便利。ゲームで面白いシーンが撮れたら、すぐにフレンドに見せちゃいましょう!

ワクワクするギミックたっぷりでガジェット好きにはたまらないポータブルゲーミングPC!

 卓上で遊べる仕組みや“FPSモード”など、さまざまなギミックが用意されていて、試しているあいだもワクワクが止まりませんでした。

  • ▲本体の他に充電器、専用ケースが付属。ケースはバッグのようなデザインで持ち運びに便利!

 ガジェット好きにはたまらない製品となっていますので、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。

 『Legion Go』は、レノボより134,860円(税込)で発売中です。

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