ネタバレあり感想：『薬屋のひとりごと』アニメ24話（最終話）も変わらぬマオマオと壬氏の関係性が心地いい。そして今後（第2期）で気になるポイントは？

文: Ak

公開日時: 2024年03月24日(日) 19:14

　TVアニメ『薬屋のひとりごと』第24話の感想記事をお届けします。

【注意】キービジュアルより先のテキストでは、『薬屋のひとりごと』第24話の物語に関する記述が多々あります。そのため本編をご覧になってから読むことを強くオススメします。

『薬屋のひとりごと』最終回でも相変わらずのマオマオと壬氏（ジンシ）！　いつものノリで終わる日常感が心地いい

　最終第24話のタイトルは“壬氏と猫猫”。

　冒頭から前回に引き続き羅漢（ラカン）の話をていねいにやっていただけに、いつ壬氏（ジンシ）とマオマオの話になるのだろうと思っていたら、ラストできっちり二人の話になりましたね。

　とはいえ最終回といっても、そこまで肩ひじ張ったものにもならず、いつもの語らいの感じでした。マオマオも言ってましたが、視聴者的にもこの関係性は心地いいものです。しかしマオマオ、舞もできるとか本当に多才。

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　『#薬屋のひとりごと』
　最終話第24話放送まで
　　　あと1⃣時間✨
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予告映像もチェック🎞

▼第24話予告https://t.co/KfLpphGF6n

📺第24話は3/23（土）24：55～
日本テレビ系にて全国順次放送！ pic.twitter.com/90JCHHzTTY
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　舞が終わったあたりでは、まあ壬氏いるとは思っていました。またマオマオの様子が気になって追ってきたのかと思いきや、通報受けて駆けつけてきたからで、すごい真っ当！　宮中でも、マオマオの担当者が壬氏だということは知れ渡っているようです。

　しかし舞のあとはお姫様抱っこまでしているのに、少しもロマンチックじゃないのがすごい！　思わせぶりな前フリがあっても、そこまで壬氏が期待してないのも慣れてますね。正直、続くマオマオのあのセリフは予測できていました（笑）。

羅漢と鳳仙（フォンシェン）の身請け話は涙なしには見られない！

　最終話では、羅漢関連のエピソードが本筋的には一番大きかったですね。

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　『#薬屋のひとりごと』　
　　第24話放送開始✨
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羅漢の物語、
そして猫猫の壬氏の物語を
最後までお楽しみください！

放送後にお知らせも⁉

ぜひ期待・感想投稿は、#薬屋のひとりごとで✨ pic.twitter.com/JcSurIPeju
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　冒頭の羅漢の壬氏に対する態度、完全に娘に付く悪い虫を気にする父親です。数話前までの、得体の知れないミステリアスな雰囲気は消し飛びましたね。糸目も少なくなってる気がします。

　羅漢に渡した枯れた青い薔薇が、まさかあんな意味があったとは、すごいどんでん返しです！　マオマオ、ここまで読んでいたのすごいな……。

このあとBパート✨
最後までお楽しみください！#薬屋のひとりごと pic.twitter.com/sXbcDOg46K
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　鳳仙（フォンシェン）の身請け話をしたときの羅漢の涙には、思わずもらい泣きでしたね。もっとこうしていればという後悔はあれど、ひとまずいい形にことが進んでよかったです。

　しかし羅漢が鳳仙を身請けしたということは、今後マオマオとの関係性も良好になったりするのでしょうか？　今後の羅漢の活躍も気になります。

マオマオが母親（鳳仙）に向ける感情も気になる！

　マオマオ、まあうっすらと語られてましたが、やっぱり羅漢の手引き…というか企てで後宮で働くことになったっぽいですね。マオマオも感づいていたっぽいです。

　マオマオは、羅漢にも母親にもけっこう冷静な目で見ている印象。本人的には肉親の情は親父さんとか祇館のみんなに向けられているということでしょうか。羅漢に対しての悪感情も、親父さんのおかげでだいぶ緩和されているようです。

　母親である鳳仙に対しては、けっこう複雑な感情を抱いている様子。前々から気になっていたマオマオの自分の小指を見る仕草、やっぱり生まれてすぐに母親に小指の先を切られていたからだったんですね。

　指を切られたときの記憶をうっすら覚えているのは、けっこうな恐怖だと思います。それでもそこまで恨みを持たず、どこか母親に同情すらしているようなのは、マオマオの人間性ですね。育った環境に恵まれたからこそ、情への理解もあり、なおかつ両親をドライに見ることもできているのかもしれません。

　羅漢へのメッセージといい、祭事のときの羅漢の動きを読んでいたことといい、マオマオは常にちょっと上手にいっている印象。何らかの事情で薬屋クビになったら、もう羅漢の跡を継いで軍師殿をやればいいんじゃないかな……？（笑）

　それでも、直感の羅漢、ロジックのマオマオと、得意分野がけっこう違うらしいです。直接的に動かない羅漢に苛立ちや嫉妬を覚えるの、ちょっと理不尽感もありますが、ある意味彼の能力に対する信頼がすごいってことですね。

　「娘に嫌われるのは父親的には普通にきつい」という高順（ガオシュン）のフォローに関しては、本当にそうだと思いました！

祝第2期決定！　今後が気になる要素も多く放送が待ち遠しい

　最終話のラスト、定番のやり取りをして、主人公がにやりと笑う、みたいな最終回はミステリーの定番ですが、やっぱりいいものです。日常が続いていく感じがして、読後感がいいですよね。

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　『#薬屋のひとりごと』
　2025年第2期放送決定！
　ティザービジュアル解禁
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　　ふたりを待ち受ける
　　　未来とは…？

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　そして放送直後に第2期決定のお知らせ！　放送時期は2025年予定と、流石にそこそこ時間がかかりそうですが、本当にうれしい発表ですね。

　そもそも祭事の事件や翠苓（スイレイ）の事件も解決していませんし、楼蘭妃（ロウランヒ）周辺の動きも怪しいわでいろいろと気になりすぎる要素が満載です。2期でどんな展開があるか、今から楽しみですね！

『薬屋のひとりごと』Blu-ray情報

TVアニメ『薬屋のひとりごと』Blu-ray 第1巻｜発売中！

価格：14,300円（税抜価格 13,000円）
収録分数：約142分（第1話～第6話収録）＋映像特典／DISC枚数：1枚

【初回生産限定特典】
《封入特典》
◆特製三方背
◆キャラクターデザイン・中谷友紀子描きおろしデジパック
◆特製ブックレット（40P）他、豪華特典封入予定！！

【初回・通常共通特典】
《音声特典》
◆第１話オーディオコメンタリー（猫猫役：悠木碧／壬氏役：大塚剛央／長沼範裕監督）
《映像特典》
◆PV集①
◆ノンテロップOP
◆ノンテロップED
◆『薬屋のひとりごと』先行上映会舞台挨拶
（2023/10/01 TOHOシネマズ日比谷スクリーン12／出演：悠木碧、大塚剛央、長沼監督）