【軌跡シリーズ名言集:シズナ】私なりに再現してみた紛い物かな(ネタバレあり)
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- Zenon
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日本ファルコムの名作ストーリーRPG『軌跡』シリーズの名言集をお届けします。
本記事で紹介するのは、『黎の軌跡』のキャラクター、シズナのセリフ。いまだ行動の目的が見えず、間違いないのは“達人”であることのみ。そんな謎多き女性である彼女の名言を紹介していきましょう。
※本記事内には物語のネタバレを含む表現がありますので、ご注意ください。
私なりに再現してみた紛い物かな(シズナ)
●間章_龍來温泉郷奇譚(英雄伝説 黎の軌跡)
シズナ・レム・ミスルギ(以下、シズナ)は、大陸東部に居を構える最強の猟兵団《斑鳩(いかるが)》の副長を務める女性。『黎の軌跡』時点で23歳という若さにして、《白銀の剣聖》という異名を轟かせる達人です。
振るう流派は《黒神一刀流》。シリーズでもおなじみの東方剣術《八葉一刀流》との関連性がにおわされています。
『創の軌跡』のエピソード“創まりの先へ”の1つ“もう一つの温泉郷”にて、彼女と『閃の軌跡』主人公・リィンが邂逅するお話が語られました。
家族旅行でカルバード共和国の《龍來(ロンライ)》を訪れたシュバルツァー家。リィンは《八葉一刀流》の師であるユン老師を探すために山へと入ります。
そんな山で遭遇する忍び装束の戦士たち。彼らを撃退すると強敵の気配を漂わせる“クロガネ”なる人物が登場。
クロガネとの戦いでは一進一退の駆け引きが行なわれ、最後はリィンが奥の手である“無想神気合一”を解放して決着――。
しかしリィンとクロガネの決闘は、割って入ったシズナの一閃がリィンの愛刀を真っ二つに折ったことで幕引きとなります。
リィンと初めて会ったシズナ。彼女はリィンの技に興味を示しつつ、可愛げのある“弟弟子”と語り、自身が同じ師を持つ存在であると匂わせます。そして「老師はここにはいないから、素直に引き返してね」と促して去りました。
このとき折ったリィンの太刀の半分はシズナがちゃっかり回収しており、のちに大太刀の“鞘”の修復強化に使うのですが、それはまた別のお話。
そして今度は《アークライド解決事務所》の面々が《龍來》を訪れ、とある事件が起きて彼らもまた山へと入ります。
とある事件の詳細は省きますが、ユメの身体を乗っ取った《メア》が悪ふざけしつつ山の“気になる何か”を探しに来たところを、シズナに捕獲されました。
ユメを解放してもらう代わり(というよりシズナの暇つぶし)に、ヴァンたちはシズナと一戦交えることに。
そして全員がかりとはいえシズナを押すことに成功すると、彼女は剣聖として敬意を表すると言って少し本気を出してきます。そこでの発言が今回の名言となります。
「私なりに再現してみた紛い物かな」
この時のインパクトは正直かなりのもので、「いやどういうことよ!?」と頭が驚きでいっぱいになりました。『閃の軌跡』シリーズを通してプレイしてきた人なら共感してもらえると思います。
前置きで語ったように、確かにシズナはリィンの“無想神気合一”発動を見ました。しかしあの技は内なる“力”を解放することで使えるようになる代物で、誰もが使えるものではなかったはずです。もちろん“紛い物”と言っているように同じ原理ではないはずですが、この一幕でシズナの注目度は急上昇したと見て間違いないでしょう。
なお、その後シズナをプレイアブルで使用可能になっても、彼女のスキルのなかに“神氣合一”はありませんでした。『黎の軌跡II』で使っている場面を何度か見られますが、これ以上の説明はなさそうな感じです。
その底知れない強さ、シリーズでもなじみ深い《八葉一刀流》と似た系譜を持つ《黒神一刀流》の使い手、自由奔放な性格と、美しさすら感じる立ち回りなど、謎が謎を呼ぶシズナ。今後の彼女の動向も、楽しみにしましょう。
シリアスなものからコメディ的なものまで、軌跡シリーズにはほかにも数々の名言が存在します。今後もそれらを不定期にピックアップしてお届けしていく予定なので、お楽しみに!
※画面はPS4『英雄伝説 創の軌跡』、PS5『英雄伝説 黎の軌跡』のものです。
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