新作アプリ精霊育成RPG『エバーソウル』のメディアカンファレンスをレポート。制作秘話や生歌で大盛り上がり。事前登録もスタート

　2024年3月28日に、池袋Hall Mixa（ホールミクサ）で、カカオゲームズが運営、NINEARKが開発するスマートフォン向け新作アプリ『エバーソウル』のメディアカンファレンスが行われました。

　本作は、カカオゲームズがすでにグローバル展開しているアプリ『エバーソウル』の日本版です。

　本イベントは、メディア向けに行われた、日本版の詳細を発表するもの。プロデューサー/ディレクターのキム・チョルヒさん、日本サービスPMの鶴野さんに加え、司会進行役にちゅうにーさん、ゲストとしてロゼ役を担当している前田玲奈さん、コスプレイヤーのあかせあかりさんも登壇しました。

　なお、本イベントは生配信も実施。公式推奨ハッシュタグは“#エバソ”となっています。

『エバーソウル』とは？　ゲームの内容をP/D自ら紹介【エバーソウル】

　本イベントは、ゲーム内キャラクター“メフィストフェレス”の会場案内からスタート。イベント用の映像やセリフから始まり、会場の掴みはバッチリ。

　キムさん、鶴野さんはネコミミフードがとてもキュートなキャラクターのコスチュームをモチーフにしたパーカーを着て登壇。ロゼ役を担当している前田さんは、ロゼをイメージした配色の衣装に。あかせあかりさんは、ゲーム内キャラクター“タリア”のコスプレをして登壇しました。

　まずは、『エバーソウル』のゲーム概要をキムさんが直接、日本語で紹介。俗にいう“異世界転生”もののストーリーであると語られた本作は、プレイヤーが救世主となり、異世界“エデン”で精霊たちと絆を深めていく収集型RPG。

　メインストーリーはすべてに声が収録されたフルボイス仕様。魅力あふれる精霊たちと数々の困難を乗り越え、絆を育んでいく作品となっています。

　フルオートの戦闘、精霊たちとの絆ストーリー、箱庭要素の領地システム、多彩なコンテンツなど、さまざまな要素でプレイヤー（救世主）を楽しませてくれそうです。

　キャラクターが大きな魅力と語られた本作では、種族ごとに分かれた精霊たちと絆を深めていきます。人間型、妖精型、不死型など、見た目の違いもあり、魅力の1つとなっています。ちなみに、前田さんが演じる“ロゼ”は人間型、あかせあかりさんが扮する“タリア”は妖精型に分類されています。

　精霊たちの絆ストーリーは、個別に用意されています。正しい選択肢を選び続けるとトゥルーエンドに到達し、コスチュームを獲得。キャラクターの反応も変わるとのことです。また、選択肢のやり直しはできるので、バッドエンドも楽しめるようになっているのがうれしいところ。

　日本版ローンチ時点では、16体の精霊のコスチュームが登場します。鶴野さんのオススメは、あかせあかりさんがコスプレもしている“タリア”のコスチューム。今よりももっとかわいくなり、雰囲気も変わるとコメントしました。

　コスチュームは、絆ストーリーの他、ゲーム内の各種イベントに参加するだけでも獲得可能。難易度にかかわらず、精霊たちのバリエーションを楽しめるでしょう。

夏祭りイベントのコスチュームが先行公開！　前田さんの収録秘話も【エバーソウル】

　ゲーム紹介の後は、トークセッションが実施。本作を開発するうえでの制作秘話として最初に語られたのは、“開発のきっかけ”です。

　開発のきっかけは、日本でいうところの付喪神みたいなものだと言うキムさん。物には魂が宿る。もし魂たちが肉体を持ったら。そういったきっかけで、精霊を思いつき、そこからキムさんが好きなファンタジー要素やSF要素を加えたものが、本作の開発のきっかけだと語られました。

　ちなみに、イラストの絵柄は日本風のテイストとなっていますが、これはキムさんが好みだからだそうです。

　続いて、開発で苦労したことについて。8頭身のイラストと、3Dキャラクターの整合性について悩んだそうです。加えて、フルボイスの実装は、時間や費用、制作に苦労しましたが、今はとても満足していると語られました。

　前田さんは、「メインストーリーのボリュームがすごい。昨年から収録していて、現在でも収録を重ねている。キャラクター単位で収録していて、まだ完成された掛け合いを見ていないので、早く聞いてみたい、見てみたい」と語りました。

　イラストについての最新情報として、日本版で先行適用される、夏祭りイベントで入手可能なリンジーのコスチュームが発表。そのイラストが公開されました。

　本コスチュームを入手するためには、リリース後に開催される夏祭りイベントに参加することで入手可能。1つはログインボーナス、1つはレイドで入手できるということでした。プレイ時には、イベントを参加をお忘れなく！

　日本サービスに向けてメッセージとして、キムさんは「美しく戦略的で深みがあるゲームを目指してきたので、日本の救世主にお届けすることを楽しみにしている」とコメントしました。

　日本では、2024年1月30日、2023年の夏にもユーザーテストが実施されました。その感想として集まった意見の1つとして、スキルのカットインが評価されていたと語る鶴野さん。「多くのゲーマーが別のゲームもプレイしている中で、わかりやすさや手軽さが需要だと思い、最適化を進めてきた」と語ります。

　気になるサービス開始予定日は、2024年上半期と発表。続報は公式サイトや公式Xで発表されるとのこと。さらに、本イベント時から事前登録が開始。報酬として、ゲーム内通貨の“エバーストーン”と最高レアリティのキャラクター“キャサリン”の配布が決定。報酬の追加も検討しているとのことです。

　“キャサリン”は、他人を第一に考える献身的なキャラクターで、性能的にはサポート向けの精霊。ゲームの序盤をバックアップしてもらえる、強力なキャラクターだという鶴野さん。

　事前登録報酬は、役に立つものがいいと検討して、キャサリンを演出したとのこと。絆ストーリーも見どころ。メインストーリーでもかかわってくることが語られました。

　最後の発表には、あかせあかりさんが歌うテーマソング『Shooting Star』が公開。タリアの曲がモチーフで、ゲーム内でも実装されるとのことです。

　そして、発表と同時に本楽曲をあかせあかりさんが生歌で披露することに。かわいらしい衣装と歌声で、聞いている人に笑顔を届けていました。

　最後に全員から感謝と意気込みのコメントがあり、本イベントは終了。楽曲披露の感想を含め、本イベント配信の感想を3月29日の23:59までにXでポストすると、抽選で豪華景品が当たるとのこと。チェックした人は、ぜひ参加して“エバーソウルオリジナルiPad mini”のゲットを目指しましょう！

＼\🌟本日14時より生放送🌟/／
重要発表もある #エバーソウル メディアカンファレンス生放送では、視聴者コメントを大募集🙌

合計26名様に抽選でエバーソウルオリジナルiPad miniなど、様々な豪華賞品をプレゼント🎯

応募方法>
1⃣@Eversoul_JP をフォロー
2⃣ #エバソ を添えてコメントをポスト… pic.twitter.com/Nb4P46CHra

— エバーソウル公式 (@Eversoul_JP) March 28, 2024

アピールポイントは？　質疑応答【エバーソウル】

　トークイベントを終えた後は、キムさんと鶴野さんを残し、メディア陣からの質疑応答が行われました。以下では、その内容をご紹介します。

――日本版の開発において、こだわっている点はどこでしょうか？

鶴野：多くのコンテンツがあふれている中で、他のゲームをプレイされている方がほとんどだと思います。その人たちには、コンテンツが解放される順番をしぼることで、遊びやすさを提供しています。また、一部の戦闘がスキップできるようになっています。プレイ開始時は時間がかかる印象を持ったと思いますが、改善していきます。わかりやすさも追及しているので、リリース後はそういったところを見られるのではないかと。

　楽しんでいただきたい点で言うと、どの精霊をどの配置で、どういう陣形で、どういう戦略を取るかです。戦略性の部分は楽しんでほしいし、自分が一番好きなところです。

キム：プレイヤーと精霊の関係性にも注目して欲しいです。ストーリーはもちろん、ゲーム内のアニメーション演出、フルボイス演出、こういったところに注目していただきたいです。リリース後も、ゲームをサービスしながら、不便だと感じたところは、修正を加えていくつもりです。

――日本でのベータテストを経て、反響はいかがでしたでしょうか？

鶴野：日本版テストの評価は、よかったと思います。グラフィック、イラスト、演出など、比較的評判はよかったです。ただ、テスト期間が短く、プレイのストレスに対するフィードバックは得られていないと認識しています。毎日プレイする、1カ月プレイする、3カ月プレイする、その期間によって感じるストレスは変わると思います。なので、長期間で出てくるであろう課題については、日々、開発会社と共有して取り組んでいくつもりです。

――日本版の制作で苦労した点はどこでしょうか？

キム：海外では、すでに1年サービスを続けているので、ボリュームが大きくなっています。日本版のスタート時にすべてを入れてしまうと、莫大なデータ量になってしまうので、小さくするのが苦労しました。そのため、日本版には分割ダウンロードが存在しています。

――開発チームの中で、注目してほしい精霊はいらっしゃいますか？

キム：まずは、事前登録でも入手できるキャサリン。ストーリーの比重が大きく、性能も使いやすいので、1体は持って欲しい精霊です。他にも、メフィストフェレスは、ゲームの主人公的な存在で、本作のマスコット的なキャラクターになります。こちらも注目のキャラクターです。

――スキルについて、アクティブスキルとアルティメットスキルの違いはどこにあるのでしょうか？

キム：いい質問ですね！　アクティブスキルは、精霊個人のコストを使うスキルで、発動タイミングで順番が変わり、戦略性が生まれます。また、最大5回発動できます。

　アルティメットスキルは、共通のコスト“アルティメットゲージ”を使用して一度だけ発動でき、使ったらまたコストをためなければいけません。しかし、回復系のアルティメットスキルでパーティを回復する、範囲系のアルティメットスキルを使って敵を倒すなど、この2つを使って戦略を楽しんでもらいたいです。

――競合のタイトルが多い中で、どう話題にしていくのでしょうか？

鶴野：ユーザーテストのフィードバックをいただいた際、精霊の評価が非常に高めでした。まずは、ビジュアルを出して認知を広げていきたいです。絆ストーリーをはじめ、精霊とのコンテンツも用意しているので、キャラクターを軸に展開していきたいと思っています。

――本イベントでゲスト・楽曲でタイアップされた“タリア”のように、今後別のキャラクターでやることは考えていますか？

鶴野：あるかないかで言うと、あります。次は主題歌という立ち位置で、有名な方のタイアップというか、歌っていただく予定です。また、キャラクターソングもありますので、そちらも注目していただきたいです。みなさんに配布される“キャサリン”にもなにかあるかも……？

キム：“キャサリン”は、夏にスペシャルなコスチュームも用意しているので、楽しみにしていてください。

• 事前登録は
  こちら