『ソウル・コヴェナント』先行レビュー:直感的で爽快な武器アクションはVR入門にオススメ! ディストピア的な世界観も最高で『ソルサク』ファンも大満足
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Thirdverseより、4月19日(金)に発売予定の新作VRドラマチックアクション『SOUL COVENANT(ソウル・コヴェナント)』の先行レビューをお届けします。
今回の試遊では、開発中のデータで1~2時間ほど序盤からプレイ。チュートリアルや序盤ストーリー、基本的なアクションなどを体験できました。
※本記事はThirdverseの提供でお送りします。
アクションは多彩ながら直感的な操作でVRゲーム初心者でも楽しめる【ソウル・コヴェナントレビュー】
本作では、VRアクションゲームとしては王道な、武器をつかんで振り回す爽快アクションが楽しめます。
武器となるのが、仲間の遺骸を元にした“スケイプゴート”。骨を変形させたような形状が特徴的でカッコいいです。
スケイプゴートをつかんで振り回して、気持ちよく敵をなぎ倒していく爽快感がクセになる! 今回はPS VR2での試遊でしたが、同ジャンルのゲームを遊んだことがあるからか、チュートリアルもそこそこにすぐに操作に馴染むことができました。
操作感自体はVRらしい非常に直感的なものなので、VRゲームに触れた経験が少ない人でもすぐに思い通りの動きができると思います。
スケイプゴートは片手でも使用可能ですが、両手でつかむと変形してリーチや攻撃力が変化するギミックも! 試遊段階では剣を両手持ちにすると鎌になり、リーチがかなり伸びました。
両手持ちではシールドによるガードができないなどの制限はあるものの、チャンス時など、攻勢をかけたいときに役立ちます。
何より変形ギミックがカッコよく、とくに意味のない場面でもカチャカチャと繰り返し変形させていました(笑)。
通常の攻撃以外でも、敵を倒して出現したモナドを吸収し、強力な大技“デモニックバースト”を放つことも可能。
“デモニックバースト”は使用可能になると左手が発光し、特定部位をつかむことで発射できます。いかにも必殺技っぽいアクションでワクワク!
モナドは手をかざすと離れた場所にあっても回収可能で、慣れてくると場所を目視しなくても「多分この辺りにあるだろうな」という感覚で手を向けるだけで回収できるので快適です。
そのほか、武器から光波を発射するなどの攻撃アクションもあり、ただ斬るだけではない幅広いアクションが体験できました。
ステップでの回避や左手をかざしてガード(利き手を左手にしている場合は右手でガード)できるなど、防御面のアクションも用意されていますが、こちらも直感操作で素早く使用可能。
スケイプゴートはモナドポイント(通貨のようなもの)を消費して、拠点でレベルを上げられます。
流石に序盤なのでそこまで戦力アップの実感はなかったですが、どうやら威力などを強化できるようです。
強化システムは比較的シンプルですが、武器の種類が多彩なのでどの武器を強化するかの選択が重要になりそうですね。
試遊段階では剣や鎌による斬撃が気持ちよかったですが、製品版ではチェーンソーや斧などの武器も使えるようなので、そちらも楽しみです!
仲間の屍を拾って進むシビアな世界観が熱い! “追体験”など『ソルサク』を思わせる単語も【ソウル・コヴェナントレビュー】
試遊ではチュートリアルを含むストーリー序盤をプレイできました。
チュートリアルは基本的な操作方法と世界観の説明を兼ねており、ひとつひとつのアクションをていねいにガイドしてくれます。
本作の世界観はかなりシビア。人工知能の暴走により機械兵器が暴走し、人類の生息圏が脅かされているという、ディストピア的な世界観ですね。
仲間の屍を武器として使う以上、死は当たり前の世界であり、「骨は拾ってやる」という仲間に向けてのセリフがそのままの意味なのが、世界観のシビアさを表していていい感じです。
SFらしく固有名詞も多数ありますが、本筋のストーリーは分かりやすいので世界観には入り込みやすいかと思います。
ちなみに主人公の外観は自由に設定可能。自分からその姿を見ることは基本的にないですが、マルチプレイの際のアバターになります。
本作の開発スタッフにはディレクター/シナリオライターの下川輝宏氏をはじめ、光田康典氏、岡村光氏、鳥山晃之氏ら『SOUL SACRIFICE(ソウル・サクリファイス)』シリーズのコアメンバーが集結。
タイトルにも『ソウル~』と付いているためそのあたりのつながりが気になるファンも多いとは思いますが、少なくとも序盤では世界観的なつながりはなさそうです。
ただ、死が身近にある世界観や“追体験”という単語、死体を自らの力にする設定などは確かに『ソルサク』っぽさもあり、ファンであれば必ず刺さる要素があるはずです!
ボス戦は攻撃手段を使い分ける戦略性が楽しい! さらに決着後にVRならではの超怖い演出も……【ソウル・コヴェナントレビュー】
試遊のクライマックスでは、ボス戦も体験できました。
ボスの見た目はけっこうエグいですが、直接的なグロさはないのでそういった描写が苦手な人でも安心。
道中のエネミーとは一味違った大技を仕掛けてきますが、予備動作が分かりやすかったり、攻撃範囲が事前に表示されたりしたので、理不尽感はなかったですね。回避もそこまでシビアではなく、回避やガードに徹すれば問題なく対処できるバランスでした。
またボスには弱点もあり、このボスはむき出しになった頭部が弱点。剣形態のスケイプゴートでは一部の攻撃後のスキを突かないと攻撃が届きにくいですが、両手持ちにして鎌状態に変形させることでリーチが伸び、頭部を攻撃しやすくなりました。
そんなこんなで両手持ちで頭を狙って攻撃していった結果、無事にボスの撃破に成功! ……なのですが、イベントシーンでまさか自分が捕食されてしまうという衝撃展開。
この捕食されるシーン、視覚的に近づいてくるボスの口や“グチャ”という音がなかなか神経に来るものがあり、思わず後ろに身を引いてしまうほどでした……。試遊時は環境的な問題でヘッドホンなしでのプレイでしたが、ヘッドホンで立体的な音響でこのシーンを体験したら、マジでヤバそうですね(笑)。
ちなみにこの衝撃的なシーンで試遊は終了。主人公=プレイヤーがどうなったかは自分も分かりません。ストーリーの続きも含めて、4月19日の発売日が楽しみですね!
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