その間に、できるかぎりのことをしておきたいんです。後世の希望になるようなことを（頼城）【ワヒロ名言集】

　スクウェア・エニックスのシチュエーションスタイルRPG『ワールドエンドヒーローズ（ワヒロ）』の名言集をお届けします。

※本記事内には物語のネタバレを含む表現がありますので、ご注意ください

その間に、できるかぎりのことをしておきたいんです。後世の希望になるようなことを（頼城）

●メインストーリー第3章“終わる世界”第42話“運命と未来”

　第11回目は圧倒的なカリスマ性で周囲を引っ張っていく、ラ・クロワ学苑のヒーロー・頼城紫暮（声優：梅原裕一郎）の尊い志を感じる言葉に注目します。

　頼城は大企業の社長令息で、自身も副社長を務めています。学生、ヒーロー、ビジネスマンと三足の草鞋を履く多忙な日々を、持前のバイタリティと優れた才覚で完璧にこなしてしまう凄い人物です。

　容姿端麗で性格も紳士的と非の打ち所がない好青年なのですが、博愛すぎて一般市民への警戒心が足りなかったり、大切な人に対して愛情が重すぎたり、ちょっと浮世離れした部分もあります。

　ラ・クロワ学苑に所属するヒーローの強さの源・ミュータント化手術による血性の強化は、“ALIVE”幹部・室媛安慈の助力を受けて頼城の父が研究を進めてきたものだと言います。

　リスクのあることから身内を遠ざけようとしても不思議ではないのに、最初にミュータント化手術を受けたのが後継者の頼城だというのがすごいところです。
　

　白星第一学園のように“純粋な力”でもなく、崖縁工業高校の人体強化のように“歴史ある技術”でもないため、最初は否定的な意見を向けられていたというラ・クロワ学苑。

　それが信頼を勝ち取り、認可代表校に選ばれるまでになったのは、頼城たちの努力があったからこそでしょう。

　頼城が自分の代だけでなく、未来の後輩たちのことも考えて行動していることがわかるのが第42話“運命と未来”での彼のセリフです。

　血性は20代になると低下するため、“ALIVE”はヒーローとして戦う“リンク”ができる年齢は中学生から高校生までの6年間と定めています。

　高校3年生の頼城にとって、ヒーローでいられる最後の年。彼はその間に、「できるかぎりのことをしておきたい」と話すのでした。

　それに対して室媛が贈った「君はもう、充分に希望的な存在だろう」という言葉に同意しかありませんが、彼の志はもっと高いところにあるようです。

　どんな理想論でも“彼なら現実にしてくれそう”と信じられるところ、そして頼城自身が夢で終わらせないために行動していくところが、頼もしくかっこいいんですよね。

　そんな彼の支えになっているのが、同じラ・クロワ学苑のヒーローである斎樹巡（声優：堀江瞬）と霧谷柊（声優：小林裕介）です。

　彼の言動の端々から、自身と同じ希望を志してくれた2人をどれほど大事に思っているかが伝わってきて、微笑ましい気持ちになります。

　反抗期の息子のような霧谷の世話を焼いたり、逆に無理をしすぎるところを斎樹にフォローされたり、家族のような兄弟のような温かな関係を築いている頼城たち。

　彼らのような素敵なヒーローたちがいれば、ラ・クロワ学苑そして地球の未来は明るいと思えてきます。

そんな、誰にでも紳士的で社交的な頼城の“天敵”とも言えるのが、不良たちの集まる風雲児高校のトップ・矢後勇成（声優：赤羽根健治）です。

　矢後とはヒーローになる前からの顔なじみでありながら、過去から因縁（？）があり、今でも折り合いはあまり良くありません。

　ラ・クロワ学苑が風雲児高校の不良たちによってたびたび落書きなどの被害を受けている…ということもあり、顔を合わせるとケンカになることも。

　彼の病状への配慮や敵対者へのシビアな対応（サイドストーリー頼城2話“希望の先”より）を見るに、本気で嫌うというよりも腐れ縁のような関係なのでしょう。

　矢後と言い争う頼城はいつもより少し子どもっぽくて、彼も高校生だということを思い出させてくれます。

　高き理想のもと、真っすぐ未来を見据えている頼城。彼はよく口にする「頼城さんを頼りなさい」という言葉通り、指揮官にとって今後も頼れる最上級生でいてくれること間違いなしです。

• App Storeで
  ダウンロードする
• Google Playで
  ダウンロードする