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『うたわれるもの』ファン待望の『偽りの仮面』『二人の白皇』PC版が登場! 作品の魅力&開発者コメントを紹介

ライターM
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 DMM GAMESより1月23日に発売される『うたわれるもの 偽りの仮面(以下、偽りの仮面)』『うたわれるもの 二人の白皇(以下、二人の白皇)』の日・英・中国語対応PC(Steam)移植版。両作品の魅力を紹介するとともに、開発者インタビューをお届けします。

 『うたわれるもの』とは、2002年にLeafブランドから1作目がリリースされたPC専用のAVG+S・RPG。人気イラストレーター・甘露樹さんが描く魅力的なキャラクターと、菅宗光さんが作り出す美しく独特な世界観で、根強い人気を誇っている名作です。

 1作目の家庭用ゲーム機へのリメイクを経て、2015年には2作目となる『うたわれるもの 偽りの仮面』、2016年には完結編となる『うたわれるもの 二人の白皇』が発売。今回、PCユーザー待望となる『偽りの仮面』&『二人の白皇』のPC(Steam)移植版が、1月23日にDMM GAMESより同時リリースされます。

 この記事では、シリーズ作品をプレイしたことがないという人はもちろん、1作目のPC版はプレイしたけどコンシューマタイトルは未プレイというPCユーザーさんに、『偽りの仮面』と『二人の白皇』の魅力を紹介したいと思います。

  • ▲2作品とも、日本語、英語、中国語の3カ国語に対応しています。

 ちなみに、アクアプラス公式サイト内“シリーズ指南書”でもシリーズの歴史や作品展開をチェックできますので、こちらもぜひご覧になってください。

圧倒的なボリューム&クオリティで紡がれるオリジナルファンタジー

 『うたわれるもの』シリーズの物語の舞台、は獣の耳や尻尾を持つ人々が当たり前のように存在する世界。2作品のざっくりとしたあらすじは以下になります。

●『うたわれるもの 偽りの仮面』あらすじ

 どことも知れない雪の広野に目覚めた青年は、名前も記憶も失っていた。何も理解できない状況のまま怪物に襲われる危機に、獣の特徴を持つ美しい少女・クオンに助けられる。

 その出会いが新たな出会いを呼び、彼を数奇な運命へと――大いなる戦乱へ導くことになる。

●『うたわれるもの 二人の白皇』あらすじ

 「……姫殿下を頼む……ネコネ、幸せにな……」

 皇女と妹をハクに託し、オシュトルはこの世界の一部と化し、消えた。遺された仮面とともに、オシュトルとして生きることを選んだハク。

 己の知略とオシュトルの名声、仲間たちとの絆を得て、ハクは未来を切り開く。それは、ヤマト全土を揺るがす戦乱の幕開けでもあった。

 小気味よい笑いを挟みつつ紡がれる物語は次第にシリアスさを増して、ついには世界の成り立ちにまで及んだかと思えば、群像劇をはらみつつ戦乱絵巻の様相を呈したりと千変万化。

 全編フルボイス仕様で、時間を忘れて浸れること間違いなし。ともに歩もうとした主人公・ハクとクオンをどのような運命が待ち受けているのか、ぜひともユーザー自身の目で確かめていただきたいですね。

気になるゲームシステムは?

 2作品とも基本は一本道のAVGが軸となっていて、要所要所でS・RPGによるバトルパートが挿入されます。

 バトルシステムは作品ごとに細かな違い(難易度選択の有無や、味方キャラの同時攻撃など)はあるものの、基本的なプレイスタイルは共通しています。

 プレイヤーは俯瞰視点のマップを舞台に、好みのユニットを編成して勝利条件達成を目指します。

 繰り返しプレイを前提に作り込まれていてやり込み要素としても十分楽しいのですが、先に進むために高等テクニックやらレベル上げが必須といった難易度ではありませんので、遊ぶ人を選びません。

  • ▲バトルシーンでのコミカルな会話劇も必見!
  • ▲『偽りの仮面』のバトルで『ToHeart2』のヒロイン・向坂環&久寿川ささらが使用可能となるDLCも用意されています。

開発者インタビュー

 本作の開発陣にいくつか質問に答えていただきましたので、最後にご紹介します。

――開発当時を思い返して、特に苦労されたところは?

 ストーリー部分が最も時間もかかっていますし、苦労もしている部分です。

 いろいろな事柄に関して、世界観としてこれはOKなのかNGなのかという判断も脚本家とのすり合わせが必要ですし、それらを物語るキャラクターたちの創造もデザイナー、脚本家が協力してとても苦心して生み出されています。

 ストーリー・世界観・キャラクターの3つが『うたわれるもの』の一番大きな武器で、一番苦労している部分ですね。

――シリーズ未プレイの方に向けて、「ここは見逃せない!」というポイントを教えてください。

 やはりストーリー・世界観・キャラクターが大きなアピールポイントですね。

 獣耳の種族についてもですが、最初はなんだろうと思っていた要素も、ストーリーを読み進めていくうちに明かされる秘密や謎もたくさんありますので、ぜひ楽しんでプレイしてください。

――新たに関連作品を制作できるとしたら?

 ストーリーが大事と言いましたが、そこから生まれた魅力的なキャラクターたちがたくさんいますので、彼ら彼女らのもっと違う活躍などもお届したい思いはあります。

 ネタなどいろいろチャレンジしたいことはあるのですが、なかなか開発に余裕もない状況ですので難しい面もあります(笑)。

――『うたわれるもの』シリーズとして、今後のプロジェクトの予定をお答えいただける範囲内で教えていただけますか。

 コンシューマ機でも複数開発中ですので、今回のSteam版をぜひじっくりと遊んでいただきながら、今後の展開をお待ちいただければと思います。

 今回Steam版では『偽りの仮面』からのリリースとなりますが、ここから遊んでいただいても十分ストーリーを楽しんでいただけますし、コンシューマ版を遊んだ方にも『偽りの仮面』からはじめたという方はたくさんいらっしゃいますので、安心してプレイいただければと思います。

――ちなみにお気に入りのエピソードは?

 『偽りの仮面』のラストのシーンはなかなか衝撃的で驚く内容でストーリーは終わります。声優陣の皆さんの演技もほんとにすごくてとても圧倒される場面ですね。

 ここのシーンの内容が、今後の『二人の白皇』へとつながっていって、またそこで大きな流れを生んでいきますので、ぜひご期待ください。


 そして最後に周辺情報として触れておきたいのが、ボリュームたっぷりに描かれたTVアニメシリーズについて。

 1作目『散りゆく者への子守唄』(全26話)と2作目『偽りの仮面』(全25話)他、OVAが好評配信中。昨年秋には3作目『二人の白皇』のTVアニメ化も発表されているので、アニメの展開も要チェックです!

©AQUAPLUS
©DMM GAMES

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