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スクエニ新作『RANBU 三国志乱舞』CBTレポ。臨場感たっぷりのリアルタイムストラテジーで軍師気分を満喫!

滑川けいと
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最終更新

 スクウェア・エニックスが2020年配信予定のiOS/Android用新作アプリ『RANBU 三国志乱舞』。本作のクローズドβテスト(CBT)のレビューをお届けします。

 本作は、同社初の三国志ゲーム『三国志乱舞』のオリジナル開発スタッフが贈る、三国志新プロジェクト。曹操や呂布、馬超などの数多の武将が織りなす物語『三国志演義』をベースに作られたシミュレーションゲームです。

 本作のCBTが、2020年1月14日~21日にかけて実施されました。この記事では、CBTを通して筆者が感じた本作の魅力を紹介していきます。

戦乱の世に舞い降りた新たな勢力

 気がつくと、見たことのない場所にいた主人公(プレイヤー)。そこで出会ったのは“羅貫中”という名の女性でした。

 自身の書き上げた物語に何か足りないものを感じ、プレイヤーを呼び出したという羅貫中。彼女のお願いを聞いたプレイヤーは三国志の世界で1つの勢力となり、羅貫中の描いた物語を傑作にするべく奮闘することになります。

  • ▲彼女が羅貫中。『三国志演義』の著者と言われる人物です。
  • ▲最初は10人の中から好きな家臣を1人選べます。その後、10回“登用(ガチャ)”を行い本編開始!

 物語は、1人用のモード“出陣”の中にある“列伝”で描かれます。三国志の物語を体験できる列伝では、物語が展開する“節”と、戦闘が発生する“節”があり、物語を見たり戦闘に勝利したりすると次の節が発生して先に進めるようになります。

  • ▲出陣の画面。カメラのようなアイコンでは物語が、兵の集まったアイコンでは戦闘が発生します。
  • ▲物語が展開する節では、3Dで描かれた武将たちの掛け合いが楽しめます。ボイスつきの場合もあるので、音量をオンにしてプレイすることをオススメしますよ!

 本作では、董卓討伐から物語を読み進められます。呂布や劉備が女性になっていたり、董卓が関西弁を話したりと、武将たちが個性豊かに描かれている点も本作の特徴の1つ。『三国志演義』を知っている方はもちろんのこと、知らない方も楽しめるようになっています。

戦術を駆使して戦で勝どきをあげよ!

 筆者が感じた本作の最大の魅力は、やはり敵武将との死闘を繰り広げる戦闘。戦闘では、手に入れた武将から最大5人を編成した“部隊”を使って戦います。

 部隊編成画面は3×3のマスになっており、配置は表示された所持武将をドラッグするだけ。好きな場所に武将を配置できるのですが、武将ごとに能力のアップする場所、ダウンする場所が存在します。武将の真価を発揮するためにも、適正な場所に配置させるといいでしょう。

  • ▲ドラッグ中武将の適正な場所がどこなのか表示され、ひと目でわかるようになっています。緑が能力アップ、赤が能力ダウン、黄色は変化なしです。
  • ▲編成が完了したら、最後は大将を選択。その武将が持つ“大将奥義”が発動します。

 戦う部隊が整ったら、いよいよ開戦。『三国志乱舞』ではタワーディフェンスタイプでしたが、本作は味方も敵も動き戦うリアルタイムストラテジーとなります。

 戦闘が始まると、プレイヤーはまず標的を決定。武将は騎兵や歩兵などの“兵科”を持っているのですが、騎兵は弓兵に強いが歩兵に弱い、歩兵は騎兵に強いが弓兵に弱いといった相性があります。

 実際のプレイにおいてレベルが上の相手と戦った際、最初は勝てなかったので相性を考えて部隊を組んだ結果、明らかに勝率が上がりました。『三国志乱舞』でもそうでしたが、本作においても戦いに勝つには相性はかなり重要な要素となりそうです。

  • ▲標的を選ぶとき、相性のいい相手だと矢印が赤、悪い相手だと青になります。

 標的を選択後、各武将は標的に向けて進軍して攻防を行います。広いフィールドで配下を従えた武将たちが一斉に進んでいく様は、臨場感たっぷりで見ているだけでも楽しめるようになっています。

 とはいえ、勝敗がつくまでプレイヤーはただ見ているだけではありません。武将は“奥義”を所持しており、“奥義ゲージ”を消費して放てます。

 特定の兵科を弱体化させたり、ダメージを与えたりなど、奥義の効果はさまざま。奥義ゲージがたまっていれば一定時間経過すると再度使用できるため、1回の戦闘でできるだけ多く放てるようにすぐに発動すると少しでも戦況を有利に進められます。

  • ▲右下に表示されている武将アイコンの下にあるのが、各武将の所持している奥義、そして奥義ゲージです。
  • ▲レアリティがSRの武将は、“究極奥義”を持っています。発動すれば見応えある演出とともに強力な効果を発揮!
  • ▲敵武将も奥義を使ってきます。その際、防御や回避、抵抗といった行動の選択が可能。

 戦闘開始時に設定した標的も、一定時間経過すると戦闘中に変えられるようになります。ピンチの味方武将を助けにいったり、体力の低下している武将を後ろに下げたりなど、その場に応じた指示を出すことで戦いを効率よく展開できました。

 戦闘自体は基本オートで進行しますが、奥義の発動や標的の指示など戦闘中も比較的やることが多かった印象です。気分はまさに軍師! 誰ひとり欠けることなく勝利できたときの喜びはひとしおです!!

  • ▲敵武将を狙うだけでなく、移動する場所を指示することもできます。

 列伝では主に用意されたNPCと戦うのですが、本作を遊ぶ他のプレイヤーとも戦えます。それが“一騎打ち”や“乱舞戦”といったコンテンツです。相手の操作自体はNPCが行いますが、それぞれ他のプレイヤーの育てた武将たちと戦うことができ、自分がどれくらいの強さなのか腕試しにぴったりの場となっています。

  • ▲こちらが一騎打ちの画面。選ばれた他プレイヤーの中から好きな相手と戦えます。
  • ▲今回参加はできなかったのですが、こちらは乱舞戦の画面。3つの勢力(ギルド)で争って、終了後に占領ポイントを稼いだギルドが勝利となります。

本作を彩る三国志の武将たち

 戦闘で使用する武将たちは、主に“登用(ガチャ)”で入手可能。『三国志乱舞』で人気の高かった2Dイラストも起用されており、見た目でも楽しめます。

 前述したように、各武将は属する兵科や所持する奥義が異なります。手に入れた武将から5人を選び、好きな部隊を結成しましょう。

  • ▲筆者が登用で手に入れた武将の一部。2Dと3Dどちらでも表示可能です。

 部隊に入れた武将を育成するのも楽しみの1つ。武将はレベルを上げたり進化させたりすることで強化できる他、列伝の報酬として得られる“宝石”を装備させられます。宝石にはいろいろな種類があり、兵力や攻撃力などの能力を上げられます。

  • ▲宝石を装備させられるのは6箇所。同種の宝石を装備させると、さらなる恩恵を得られます。
  • ▲武将の“魂”があれば進化可能になり、能力がアップ。魂は主に同じ武将を入手したときに得られます。

領地を発展させればさらに強くなれる!

 勢力の1つとして参戦するプレイヤーは、領地を持てます。領地内にはいくつかの施設があり、それらを昇級(強化)させ発展させるのも領主としての立派なお仕事。

 施設の中には特定の兵科の能力を上げるものもあり、領地を発展させることは武将を強くすることにもつながります。

  • ▲昇級させられる施設には、上向きの矢印が表示されます。デメリットはないので、確認できたらすかさず昇級させましょう!
  • ▲施設昇級後、完成まで時間を要します。

 施設の昇級の条件には、主に“プレイヤーLv”と施設の1つである“官庁のLv”が絡んできます。そのため、領地を発展させるにはプレイヤーLvを上げることが大切に。

 プレイヤーLvを上げるための経験値は、列伝の初回クリア時や施設昇級時に得られます。プレイしていて、昇級の際の獲得経験値が多めのように感じました。

 プレイヤーLvを上げれば列伝を遊ぶために必要な“兵糧”の最大値もアップし、一度のプレイで長く戦いを楽しめるようになります。領地を昇級させながらプレイヤーLvを上げ、列伝で三国志の物語を存分に楽しみましょう!

 元々『三国志乱舞』をプレイしていたのですが、3Dになった武将で物語を楽しめたり戦闘で自由に武将を動かせるようになったりと、本作ではさらにパワーアップしている印象を受けました。

 列伝で物語にひたるもよし、ギルドで他プレイヤーと交流を深めて乱舞戦の頂点を目指すもよし、三国志の世界を堪能できる本作。今から正式サービス開始が待ち遠しいですね!

  • ▲さまざまな武将の一面が見られる4コマ漫画も用意されています!

※開発中の画面となります。
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RANBU 三国志乱舞

  • メーカー: スクウェア・エニックス
  • 対応機種: iOS
  • ジャンル: SLG
  • 配信日: 2020年11月16日
  • 価格: 基本無料/アイテム課金

RANBU 三国志乱舞

  • メーカー: スクウェア・エニックス
  • 対応機種: Android
  • ジャンル: SLG
  • 配信日: 2020年11月16日
  • 価格: 基本無料/アイテム課金

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