961の系譜、奇跡の共演にアンフィ激震! 『ミリシタ』感謝祭レポ

キャプテン住谷
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 2020年1月19日、舞浜アンフィシアターにて開催されたイベント“ミリシタ感謝祭 2019~2020”の模様をお届けします。


 このイベントは、『アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ』のプレイヤーであるプロデューサーへ向けて、アイドルたちが日頃の感謝を伝えるために開催されたもの。

 会場にはおよそ1,800人が招待されたほか、『ミリシタ』アプリ内やニコニコ生放送、YouTube Live、Periscopeでも生配信が行われ、多くのプロデューサーが一体となってステージを楽しみました。

 本記事では、思わぬサプライズゲストに沸いたその模様をレポートしていきます!

“ミリシタ感謝祭 2019~2020”出演者一覧(敬称略)

阿部里果(真壁瑞希役)
伊藤美来(七尾百合子役)
郁原ゆう(エミリー役)
小岩井ことり(天空橋朋花役)
香里有佐(桜守歌織役)
斉藤佑圭(永吉昴役)
田所あずさ(最上静香役)
中村温姫(ロコ役)
沼倉愛美(我那覇響役)
長谷川明子(星井美希役)
Machico(伊吹翼役)
南早紀(白石紬役)
山崎はるか(春日未来役)

 公演の開幕を告げる一曲は『Flyers!!!』。アンフィシアターのセンターステージからは、山崎さん・田所さん・Machicoさんに加え、長谷川さん・沼倉さんの5名がせり上がり、姿を見せました。『ミリシタ』のMVよろしく、歌いすすめるごとに両サイドからアイドルたちが登場。THE IDOLM@STER MILLIONSTARSの全員がそろって、会場に歌声を響かせました。





 感謝祭は企画コーナーによる前半パートと、ライブコーナーによる後半パートの2部構成。最初のコーナー「楽曲制作をプロデュースしよう!」では、なんと今後実際に制作されるという、シアター宣伝ソングの方向性をプロデューサーたちで決めることに!4つのお題ごとに4つの選択肢が設けられ、『ミリシタ』アプリ内配信の投票機能を利用して多数決が取られました。

まさか? 想定内!? シアター宣伝ソングが爆誕

 いざお題へと移る前に、この宣伝ソングを手がけことになる作曲家として、バンダイナムコスタジオ所属の佐藤貴文さんが登壇。これまで『Thank You!』『Welcome!!』『Dreaming!』『Brand New Theater!』と『ミリオンライブ!』歴代の名曲を送り出してきた佐藤さんは、本企画にとってこれ以上ない人選。「本当にやるんですか……?(田所さん)」「お任せすれば良い曲ができますか?(郁原さん)」と不安の色を隠せないキャスト陣からの質問を受けて、「できます!」と力強く応じてみせました。

 お題とその選択肢を読み上げる場面では、進行補助としてシアター事務員の青羽美咲ちゃんが登場。スクリーンに映った美咲ちゃんはVTuberのようにリアルタイムで動くアバターとなっており、コミカルな動きやかわいらしいしぐさで会場を盛り上げます。

 最初のお題「曲のテーマは?(アイドルたちの友情/ライブにかける情熱/新しい時代への挑戦/乙女の淡い恋心)」では過半数の票が集まり、3番の「新しい時代への挑戦」に決定。

 2つめのお題「どんな雰囲気?(休日のカフェのような/夕日に向かってダッシュのような/夜景をバックに見つめ合うような/断崖絶壁を登るような)」では、斉藤さんが「断崖絶壁を登るのは新しい挑戦だと思うよ」と、先ほど決定したテーマを受けてコメント。多くのプロデューサーも同じことを思ったのか、ここでも過半数の票が集まり4番の「断崖絶壁を登るような」が選ばれました。

 3つめのお題「どんな曲?(デスメタル/ハードコアテクノ/電波/ディスコ)」では、小岩井さんがデスメタルについて「デスボイスが入ってるメタルのこと」と補足。さらに小岩井さんは「私、デスボ出せますよ!」と続け、そのデスボイスを実際に披露して客席を沸かせるシーンも。曲調について意見を求められた佐藤さんは「ディスコならかわいくまとめることもできるんですが……」と漏らしますが、結果は2番のハードコアテクノに。

 最後のお題「何になりきって?(ねこ/宇宙人/チュパカブラ/赤ちゃん)」が明らかになると、キャスト陣は阿鼻叫喚! 田所さんが「ありのままがいい!」と懇願するも虚しく、投票によってミリオンおなじみのチュパカブラに決定してしまいました。

整理すると……

 ここまでの流れを整理すると、シアターの宣伝ソングは「新しい時代への挑戦をテーマに・断崖絶壁を登るような雰囲気で・ハードコアテクノ調の曲を・チュパカブラになりきって歌う」というものに。

 結果を受けた佐藤さんは「……作曲家人生で一番のピンチを迎えています」とコメントして笑いを誘いながらも、「最高のチュパカブラをお届けします!」とまとめる算段がついている様子。宣伝ソングは5月の7thライブでお披露目され、『ミリシタ』アプリ内でも配信予定とのことです。

春日未来のソロ曲投票&歌唱からライブパートへ!

 続いてのコーナーは「春日未来のライブをプロデュースしよう!」。ここではなんと、次に控えるライブパートで山崎さんが歌う春日未来のソロ曲を投票によって選ぶことに。『素敵なキセキ』『未来飛行』『未来系ドリーマー』のうち、どれが選ばれてもいいように3曲ともレッスンしたと語る山崎さん。会場のプロデューサーたちからは『未来飛行』を望む声が多く、その様子を見た山崎さんは集計の間、振りつけを何度も確認していました。


 結果は50.2%の票が集まった『未来飛行』に決定。「いくよー!」のかけ声でライブパート最初の曲となる『未来飛行』を堂々と披露し、間奏中には客席にウェーブを巻き起こしました。


 すっかり勢いづいた会場のボルテージをさらに引き上げるのは、Chrono-Lexicaオリジナルメンバー4名による『dans l'obscurite』。荘厳なメロディと疾走感のあるドラム、ハードロックな曲調にのせて力強い歌声を響かせました。後のMCでは「リリイベで初披露した時よりもチームワークが高まった」と伊藤さん。中村さんは「ロコが真顔で歌う曲は珍しい」とはにかんでいました。



 ひとり現れた香里さんは、ソロ曲『MUSIC JOURNEY』を披露。すべてのスポットライトが一点に降り注ぎ、静かに歌い出す様はまるで映画のワンシーンを観ているかのよう。心から音楽を楽しんでいることが伝わってくる香里さんの歌声・表情・ステップにつられて、意図せずつま先がリズムを刻んでいました。香里さんは「どどーんと楽しく盛り上がれる曲。コール&レスポンスもいっぱいできるし、ライブで完成していく曲なんだ」と思ったことをコメント。



 続いては、南さんがソロ曲『さかしまの言葉』を歌唱。静まり返った空気のなか、南さんの一挙手一投足にプロデューサーたちが見入り、しっとりとした歌声に聞き惚れていました。南さんはバラードの難しさを痛感したと話しながらも、「ありがとうと伝えたいのに言えない紬、この曲を感謝祭で歌えたのが嬉しいです」と心中を吐露。そんなコメントを受けて、『MUSIC JOURNEY』も『さかしまの言葉』も、アプローチはまったく違えどそれぞれの喜びを表現した歌なんだと気づけました。


 新曲が続くなか、『プリムラ』のイントロが流れ始めると、予想外の選曲に客席からは歓声が! 田所さん・伊藤さん・斉藤さんのウィルゴフルメンバーが、武道館での4thライブぶりにそろって『プリムラ』を披露しました。アンフィシアターのステージが円形であることに触れ「まるでお花畑にいるような気持ちでした」と伊藤さん。「難易度の高い曲なので、団結力が試される」と話す田所さんは、やり切ったと言わんばかりの晴れやかな笑顔を見せました。



 ライブ後半戦の先駆けとなる『インヴィンシブル・ジャスティス』を歌うのは、Machicoさんと伊藤さん。原曲では高坂海美役の上田麗奈さんが担当する低音パートを、伊藤さんが引き継ぐ形となりました。伊藤さんは「百合子もマイティセーラーズなので、ずっと歌いたかった」と満面の笑み。Machicoさんは「みっく(伊藤さん)の歌声が心強くて、じゃあ高音も頑張るぜ!って」と熱いコメントで応えました。


 ここで、完全初披露のユニット“花咲夜”が電撃発表! 花咲夜はエミリー・朋花・紬による3人組ユニットで、和装アレンジの衣装が目にも華やか。そんな彼女たちによる新曲『百花は月下に散りぬるを』はいわゆる和ロックのテイストで、扇情的な紫色の光がステージを照らすなか、郁原さん・小岩井さん・南さんは艶やかさを秘めた歌声を響かせます。

 ダンスパフォーマンスにはきらびやかな扇子が用いられたものの、この扇子の扱いが難しかったと語る郁原さん。「年末年始は扇子と過ごしました」というほど練習を重ねたと明かしていました。


 新曲披露の興奮も冷めやらぬなか、スクリーンに登場したのは響と翼。この組み合わせが意味するものは2人のデュエットソング『深層マーメイド』ですが、響は「自分たちもアイメガに出ていいの?」と意味深な発言。その後も『ミリシタ』内コミュのようなやりとりが断片的に繰り広げられ、デュオを組んだ響と翼が何かの大会に参加することになった経緯が読み取れます。

 いざ曲がスタートすると、沼倉さんとMachicoさんが全力で奏で合う歌声に客席は大盛りあがり。深く絡み合うハーモニーとは裏腹に、パフォーマンス中一度も目を合わせることのない2人の姿が印象的です。


 次はどんなナンバーが飛び出すのかと待ち受けるプロデューサーたちの前に姿を見せたのは……まさかの961プロ社長・黒井崇男!

 予想外も予想外な人物の登場にあっけにとられるプロデューサーたちを、もはや清々しいまでの“黒井節”で煽っていきます。「アイドルに感謝など不要!必要なのは圧倒的なパフォーマンスと輝きだ!」と高らかに断言すると、961プロが新たに送り出すアイドルデュオ“ZWEIGLANZ(ツヴァイグランツ)”の名を呼びました。

 客席が大きなどよめきに包まれるなか、なんとサプライズゲストとして玲音役の茅原実里さんと、詩花役の高橋李依さんが登場! どよめく声はあっという間に歓声となり、2人によるデュエット曲『アライアンス・スターダスト』が初披露されました。茅原さんの芯に響くような力強い歌声と、ささやくように優しい高橋さんの歌声が織りなす新たな境地に、会場は熱狂の渦に巻き込まれました。




 超ド級のサプライズに沸くなか、たたみかけるように長谷川さんと沼倉さんが登壇。961プロの系譜を引くアイドル4人による『オーバーマスター』が披露され、この日一番の歓声が響き渡りました。後のMCでは、茅原さんと高橋さんがそれぞれに挨拶を済ませた後、奇跡のコラボレーションを果たせた喜びをコメントしていました。


 最後の挨拶では、「2020年はこんな嬉しい驚きがアイマス全体でいっぱいあると思います」と話す沼倉さん。山崎さんが「私たちからの“ありがとう”は伝わりましたか?」と締めくくると、全員で『Thank You!』を歌い上げ、イベントの幕を引きました。



“ミリシタ感謝祭 2019~2020”出演者一覧(敬称略)

阿部里果(真壁瑞希役)
伊藤美来(七尾百合子役)
郁原ゆう(エミリー役)
小岩井ことり(天空橋朋花役)
香里有佐(桜守歌織役)
斉藤佑圭(永吉昴役)
田所あずさ(最上静香役)
中村温姫(ロコ役)
沼倉愛美(我那覇響役)
長谷川明子(星井美希役)
Machico(伊吹翼役)
南早紀(白石紬役)
山崎はるか(春日未来役)

サプライズ出演者(敬称略)

茅原実里(玲音役)
高橋李依(詩花役)

“ミリシタ感謝祭 2019~2020”セットリスト(敬称略)

1. Flyers!!!(THE IDOLM@STER 765 MILLIONSTARS)
2. 未来飛行(山崎はるか)
3. dans l'obscurite(阿部里果、伊藤美来、斉藤佑圭、中村温姫/Chrono-Lexica)
4. MUSIC JOURNEY(香里有佐)
5. さかしまの言葉(南早紀)
6. プリムラ(田所あずさ、伊藤美来、斉藤佑圭/ウィルゴ)
7. インヴィンシブル・ジャスティス(Machico、伊藤美来)
8. 百花は月下に散りぬるを(郁原ゆう、小岩井ことり、南早紀/花咲夜)
9. 深層マーメイド(沼倉愛美、Machico)
10. アライアンス・スターダスト(高橋李依、茅原実里/ZWEIGLANZ)
11. オーバーマスター(長谷川明子、沼倉愛美、高橋李依、茅原実里)
12. Thank You!(全員)

(C)窪岡俊之 (C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

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アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ

  • メーカー: バンダイナムコエンターテインメント
  • 対応端末: iOS
  • ジャンル: アクション
  • 配信日: 2017年6月29日
  • 価格: 基本無料/アイテム課金

アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ

  • メーカー: バンダイナムコエンターテインメント
  • 対応端末: Android
  • ジャンル: アクション
  • 配信日: 2017年6月29日
  • 価格: 基本無料/アイテム課金

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