“ファンタシースター感謝祭2019”札幌会場レポ。『PSO2』吉岡Dがエキスパと★15ドロップについて語る
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5月25日に札幌にあるつどーむにて開催されたイベント“ファンタシースター感謝祭2019”札幌会場について、『ファンタシースターオンライン2』記事担当・レトロが振りかえります。
“ファンタシースター感謝祭2019”は、オンラインRPG『ファンタシースターオンライン2』のオフラインイベント。EPISODE6の情報が公開される『PSO2』の生放送や、アークス最強を決める全国大会“アークスバトルトーナメント2019”、『PSO2』サウンドチームによるミニライブがステージ上で開催されます。
当日のステージでの発表内容はすでに記事でアップされているので、この記事ではステージ以外の会場内をピックアップしていきます。
『PSO2』EPISODE5 設定画コーナー
毎会場おなじみではありますが、設定画コーナーには多くのアークスの姿が。じっくり見る方や、参考用に写真をかたっぱしから撮影する方まで、いろいろな方がおりました。今回は、ちょっとセクシー系の衣装をピックアップして掲載します。
コスプレショー
札幌でのコスプレショーにも多くの方が参加しました。インパクトを感じたのはオークゥ&フルのバレンタイン衣装に身を包んだお2人とレアドロマンでしょうか。
前者のお2人にお話を聞いたのですが、「この衣装が実装されてからずっとやりたいと思っていた」とのこと。「昨年は感謝祭の開催がなかったので、今回ようやくできました」と笑顔で語ってくれました。ちなみに、衣装は休日にコツコツ作っていたようで、制作期間はあわせて2カ月ほど。1つのものをコツコツ作り上げるというだけで、僕からしたらうらやましい根気と集中力だと思いました。
レアドロマンはぐるぐる回る頭と胸にぶら下げたタブレットに驚き。アイディアの勝利といったところでしょうか?
物販コーナー
あえて物販コーナーとしてピックアップしたのは、会場で『ファッションカタログ2018-2019』が完売していたため! 発売から4カ月たったこのタイミングでも売れていることが素直にうれしかったです。
しかも、買った書籍を僕の目の前で読んでくれるというご褒美まであったんですよ! 読んでいる方はそんなこと気づかずに読んでいるんですが、後ろで勝手に喜んでいたのが僕です!
ステージが始まったあとくらいまでは行列が途切れなかったのですが、15時前くらいにはそれも解消。僕もようやく“ファンタシースター感謝祭2019”公式Tシャツと『PSO2』マスコットキャラ布製扇子2を購入できました。福岡会場からはこのTシャツを着ますね!
アークスバトルトーナメント
8チームでの戦いになる予定だった札幌会場でのアークスバトルトーナメント(ABT)。当日キャンセルなどがあり、最終的には6チームでの争いとなりました。
決勝に勝ち進んだのは、東京会場でのリベンジに燃えるArkとソロ参加の4名で勝ち進んだ堕蒼(くるか)。ソロ参加の堕蒼が練習を積んできたArk相手にどう立ち向かうかに注目が集まりましたが、やはり大きな実力差があることを痛感する戦いとなりました。
個の力量という意味では、大きな差とまではいえなかったかもしれませんが、やはり連携力の部分ではArkが圧倒。大差で札幌会場の覇者となりました。
SHIPコミュニケーションエリア
SHIPコミュニケーションエリアは、来場したアークス同士の交流を深めるコーナー。ここには落書きコーナーも用意されており、メッセージはもちろん、イラストも数多く描かれていました。
そこで、今回は落書きコーナーに描かれたメッセージ&イラストをピックアップして紹介! あの人のサインも見つけましたよ!
その他の会場内コーナーを紹介
オフィシャルサプライヤーのペリエ。札幌では早い段階で配り終えてしまったそう。当日は5月の札幌としては異例の暑さでしたし、熱中症を防ぐのにもひと役買ったのではないでしょうか。
謎解きゲームに挑戦している方は多かったです。ステージイベントが始まる前の時間を有効活用できるのもいいですよね!
札幌会場では“終の艦隊迎撃戦”の試遊ができました。昼すぎまで整理券が残っていたので、やりたくてもやれなかったという人はあまりいなかったのかな? こちらは5月29日に実装されましたので、これからは自宅で楽しめます!
カラオケコーナーの人気は札幌でも健在。でも、ノリという意味では他の会場のほうが上だったかな? というより、どのコーナーでも一歩引いて楽しむ人が多い印象を札幌会場では受けました。県(道?)民性というものなのかも?
『PSO2』サウンドチームミニライブには、かれんさんと福山光晴さんが登場。オメガ・アプレンティス戦の曲を初披露するなど、来場者と視聴者を楽しませてくれました!
ステージイベントでは、一太郎さんと吉岡ディレクターによる“終の艦隊迎撃戦”の“敵旗艦突撃”の実機プレイが行われました。クリアはなりませんでしたが、新しい武器の潜在能力を見られたりと、有意義な時間となりました。
札幌会場は代理MCとしてユーイこと長谷川唯さん、ゲストMCにはゆいちこと藤本結衣さんが参戦。2人の“ゆい”さんが会場を盛り上げてくれました!
最後は恒例となる吉岡ディレクターへの、イベント終了直後に実施したインタビューとなります。今回はユーザー目線で気になることを聞いてきたので、最後までじっくりとご覧ください。
――まずは札幌会場を終えての感想をお願いします。
実機プレイをもうちょっとうまく見せたかったなというのが、まず最初の感想です。
――見ていた感じだと、魅力は伝わっていたのかなと感じましたが……。
今日は会場のスクリーンへ振り向いた状態で多くプレイしていたのもあって、以前のファントムのプレイの時は自分の画面だけを見ていればよかったんですが、画面を見ないでプレイするのは難しいなって(笑)。
――ふつうはできないですよ、それ(笑)。見せたかった部分としては、きちんと見せられたのでしょうか?
新しい武器の潜在能力やクエストの中身をある程度の部分まで見せられたかなと思います。見せられた部分としては、クエストの6割程度のところまでだと思います。今回はステージ用にクエストの制限時間を10分に設定していましたが、実際の制限時間は30分なので、時間切れでクエストが失敗となることは少ないはずです。
――札幌会場のアークスを見て、いかがでしたか?
長い時間、会場で楽しんでいてくださる感じがしました。おかげさまで、過去の札幌会場の入場者数のなかでは一番多かったですし、多くの方にご満足いただけたようでうれしかったです。
――EP6に入ってからはゲーム内ですごく人が増えた印象がありますが、そのあたりはやはり数字にも出ているのでしょうか?
はっきり出ていますね。復帰した方の数という意味では、今までのエピソードの中でも一番多かったです。しかも、復帰してすぐにやめてしまうわけではなく、継続してプレイしてくださる方がすごく増えているんですよ。
前は復帰して緊急クエストを少しやって、また離れてしまう方もいたんですけど、今はアークスミッションのウィークリーやデイリーもしっかりこなしたりと、緊急クエスト以外の遊びも楽しんでいただけているのかなと。
――今日の発表のなかで、新たなエキスパート条件を満たしている人が約18%だということが判明しました。この数値にかんして、開発サイドとしてはどんな印象をお持ちでしょうか?
エキスパートの代行などの問題もあり、変に数値が大きくなってしまうかとも思ったのですが、そうではなかったので、ホッとした部分があります。この数値は実際にエキスパート条件が変更となる5月29日になってから、数値が伸びてくるのではないかと思っています。
――実際、エキスパート代行をやってしまった人というのはどのくらいいたのでしょうか?
具体的な数は伏せますが、けっこう多かったですね。アカウントのBANもだいぶ行いました。
――エキスパートの条件となるクエストは2つありますが、“独極訓練:狂想と幻創”のほうが達成率が低いというお話がありましたね。
“独極訓練:狂想と幻創”のほうが先に配信していたのもあって、少し意外な結果ではありました。ステージでもお話ししましたが、4人用の“極限訓練:地球と幻創”をクリアした後は、プレイしていない方も多かったようです。
条件を発表してからのクリア率の伸びという意味では、“輝光を砕く母なる神”のほうが高かったです。クリアできないという人のデータを見ると、やはり倒されてしまってクリアできない、という方が多い印象で、ユニットなどの防御面が課題になっていると感じています。
――“独極訓練:狂想と幻創”のほうがクリア率が低いというお話がありましたが、クリアできていない人はどのステージが壁になっているんでしょうか?
明確にどことは言えないのですが、戦闘不能になっている回数の多いフロアという意味ではやはりステージ1(デウス・ヒューナス)とステージ3(ファレグ)です。ステージ3にかんしていえば、みなさんまったくクリアできないという感じではなく、あと少しでクリアできるという方もいます。装備やスキルなど、ちょっと見直すことで、一気にクリア率は上がってくるんじゃないかなと思っています。
――未クリアの人にアドバイスをするとしたら?
個人的にはまず防御面を強化してみるのがいいのではと思っています。ウルトラハードでは敵の火力も高くなってきますので。ダメージを出すことだけを考えるのではなく、戦闘不能にならない立ち回りというか、いったん引いて落ち着くタイミングを作るということを意識してみるのもいいかもしれません。戦闘不能になりづらくなることがプレイの落ち着きにも繋がってくるかと思います。
――以前、ステージでエキスパート条件を満たした人とそうでない人とで50:50くらいになるのが理想というお話をされていたと思いますが、実装日のあたりではどうなると予想されていますか?
配信初日は23~24%くらいになるのではないかと予想しています。最新(感謝祭直前)でも20%ちょっとくらい達成率でしたから。
――今回のエキスパートのデータは、どういった条件のユーザーで取られたのでしょうか?
これは、2019年5月1日から5月7日の1週間の間のアクティブユーザーで算出しています。そのため、かなりリアルな数字になっていると思います。ツイッターなどでも「クリアできました!」という声も多く見ており、もうちょっと達成率が高くなると思っていたので、少し驚きました。
現状では20%程の取得ではありますし、必ずしもエキスパート条件を達成しなければいけないものでもありませんし、もちろん悪いことでもありませんから。この先の達成率なども見ていきつつ、条件の見直しやブロック構成の調整など、『PSO2』を遊びやすくしていきたいと思います。
――続いて、本日発表のあった新アイテム“アルティメットブースター”について、詳細を教えてください。覇者の紋章で入手できる★14武器に、それぞれ新たな潜在能力を設定できる、という認識でいいのでしょうか?
はい、そうですね。覇者の紋章で入手できる★14武器にはユニークな潜在能力が付いていますので、その能力をベースに強くしているといった感じです。単純に威力の倍率が上がっていたり、追加効果があるものなら、その効果を上昇させたりと、それぞれの武器にあわせたかたちで調整をしています。
――スプレッドニードルは現状でもPP回収などに便利ですが、同じく強化されるのでしょうか?
スプレッドニードルももちろん強化されますが、強化の度合いは武器によって異なります。そのあたりは実装時にご確認いただけたらと思います。現状は覇者の紋章の上位の紋章も増えてきていて、覇者の紋章の武器は入手しやすくなっていると思います。
ですが、いざ使ってみると現状では少し物足りない性能で、2個目の創望石アンフィトリテが入手できるようになるシオン系の武器など、強い★15武器の入手機会も増えてきます。覇者の紋章武器って、配信されたばかりの時はがんばって集めて交換したじゃないですか。当時の思い出というわけではないですが、がんばって入手した武器をあらためて使う機会を作れればいいなと。
――メインクラスの比率のお話もでましたが、まだまだヒーローの人気の高さがうかがえました。
そうですね。全体の30%ほどと、まだまだ人気のクラスですね。当初の目標としては、ファントムとヒーローで全体の50%を超えないようなバランスにしたいと思っていたんですが、現在は後継クラスの割合が多くなってしまっているのが現状です。
――超界探索や緊急クエストでテクターに出会うと神に見えます。
そうですね(笑)。超界探索はいろいろなクラスが活躍できるいバランスにはしていきたいとは思っています。あと、ステージでは言い忘れてしまったのですが、ウルトラハードのエネミーが硬いという話があったじゃないですか。ウルトラハードでは、状態異常が活躍するようにしていて、バーンやポイズンなどのスリップダメージでかなりのダメージが与えられるようになっています。最近は状態異常を使ってダメージを稼ぐという戦術があまりなかったので、ただ殴るだけではない戦い方も試してほしいなと思っています。EP1のころのキャタドランサ戦のようなイメージです。
――確かにバーンのダメージは大きかった印象があります。グラナ・グワナーダ相手に30万くらい出ていたような……。では、このあと実装される超界探索ナベリウスのエネミーにも状態異常は有効なんでしょうか?
そうですね、同じくバーンなどが活躍するかなと思います。
――超界探索といえば、★15武器のドロップ数がかなりの数になっていますね。ただ、入手できている人とそうでない人が分かれているような気もしています。
ある程度プレイをしていたら「あ、★15武器落ちた!」となるくらいのバランスにはしています。ただ、レコードの3割程度はガチで周回プレイを重ねている方がとっている感じです。
――やはり、ガチでプレイされている方は周回効率やプレイ時間もぜんぜん違っているんですかね?
何より違うのはブーストアイテムの使い方ですね。とにかくレアドロップ率を上げています。課金でレアドロップ率+400%やEX系のアイテムを使ったりといったことも、当たり前のようにやっていますね。
――レアドロップを狙うなら、やっぱりレアドロップ率って大事なんですね。上げすぎると逆に出ない、なんて声もたまに聞こえたりしますが……。
数多く入手している人は、プレイ時間だけでなくやっぱりレアドロップ率を上げられるだけ上げているなという印象です。侵食核エネミーやシールド付きエネミーが出た時など、チャンス時に盛れるだけ盛っている方もという感じですね。もちろん、装備もすごいですし、出しているダメージも段違いだったりします。
――最後に新しいオープニングムービーについて聞きたいのですが、EP6版への更新はまだされないんですか?
今後、更新の予定はありますが、まだ先になります。現在鋭意制作中です。EPの更新と一緒にオープニングが来ると誤解されている方が多いのですが、EP1とVitaを除いては、いつもオープニングはエピソード更新から半年くらいたってから更新されているんですよ。詳細の発表はまだできませんか、楽しみにお待ちいただけたらと思います。
――ありがとうございました!
(C)SEGA
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