アニメ『イド』考察。最大の謎“ジョンウォーカー”とは何者なのか?(ネタバレあり)
- 文
- 長雨
- 公開日時
監督・あおきえい氏と脚本・舞城王太郎氏のコンビによるオリジナルTVアニメ『ID:INVADED イド:インヴェイデッド』は、殺人犯の深層心理“殺意の世界(井戸)”を舞台に記憶喪失の名探偵・酒井戸の活躍を描くSFミステリー作品です。
謎が多すぎる本作の情報を整理するため、この記事では物語の折り返し地点ともいえる第6話までの内容をもとに、これまでに判明している不明点や情報をまとめてみました。
本作は完全オリジナルストーリーのため、うっかりネタバレを踏む前にリアルタイムで視聴することをオススメします。
みなさんもぜひ、名探偵・酒井戸たちとともに“イド”の世界に散りばめられた謎に迫ってみてください。
最大の謎“ジョンウォーカー”とは何者なのか?
酒井戸は“井戸”のなかで、たびたび顔がモザイクのような状態になった赤いフロックコートを着た人物に遭遇します。
その人物は殺人鬼メイカーと言われる“ジョンウォーカー”で、富久田保津や“墓掘り”など、これまで7人の殺人犯に接触していることがわかっています。
“蔵”のメンバー内では、ジョンウォーカーは架空の人物でそれぞれの犯人が心の中で作り出した幻覚ではないかという説もありましたが、あまりに各人のイメージが共通しているので、少なくともなんらかの形で実在しているのではないかいう判断がなされました。
6話で“井戸端”の若鹿(わかしか)一雄(声優:榎木淳弥)が“ジョンウォーカー”は「“ミズハノメ”のような装置を利用して深層心理に直接影響を与えているかもしれない」、「“井戸端”のなかに犯人がいる可能性がある」「もしかしたら“ミズハノメ”のプロトタイプが利用されたのかも?」と鋭い推理をしていました。
確かに深層心理に影響を与えられれば、人を殺人鬼にするのも不可能ではないかもしれません。
例えばですが、自分自身の無意識=“井戸”に入ってしまった場合、パイロットはその世界を永遠にさまようことになると言われています。そうやって、現実世界ではなく井戸の世界にのみ存在する意識があるとしたら……なんて方向でジョンウォーカーの立ち位置を考えてみるのも、おもしろいかもしれません。
(だとすると、ミズハノメの開発者であるシラコマニシオが俄然怪しくなってきますよね)
また、“井戸端”メンバーについてはほぼ何も語られていない状態なので、疑おうと思えば誰もが怪しく見える状態なんですよね。松岡さんが“井戸”に詳しすぎる気がするとか、所長はいかにも何か知っていそうとか……。闇を感じる表情を見せる人がちらほいるのも、気になります。
さらに“ジョンウォーカー”が、鳴瓢の家族を殺した犯人“タイマン”を監視していたことも発覚して……。
第6話でこれまで点だった謎が線となって繋がり始め、真相解明に向けて動き出した感じがひしひしとします。
まだ今からでもリアルタイムでの物語視聴には間に合うので、こういったミステリ作品が好きな方は、ぜひ今からでも毎週日曜深夜などに『イド』のリアルタイム視聴をして、楽しい謎解きにくわわりましょう!
(C)IDDU
(C)2019「イド:インヴェイデッド」製作委員会
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