『プリコネR』木村プロデューサーに聞く2周年の歩み。ストーリーは第2章からが本番!? 新機能も実装!?

紅葉つかさ
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 サイゲームスから配信中のiOS/Android/PC(DMM GAMES)用アプリ『プリンセスコネクト!Re:Dive』が、2020年2月15日で2周年を迎えました。

 これを記念して、プロデューサーの木村唯人さんにインタビューを敢行。リリース当初から現在までを振り返りつつ、2周年に関連したアップデート情報や今後の施策などについてお聞きしました。

真のメインストーリーは第2章からスタート

――まずは、2周年を迎えての率直な感想を教えてください。

 メインストーリーの第1部を終わらせられたのが大きいです。開発がスタートした時に想定していたのが第1部で、『プリンセスコネクト!(プリコネ)』と『プリコネR』をつなぐストーリーをようやく終わらせられました。

 本当の意味での『プリコネR』のストーリーが第2部から始まるので、ようやくここまで来られたという感じです。

――これまでは序章的なものだったのですね。

 『プリコネR』は、『プリコネ』からストーリーがつながっていますが、『プリコネ』を知らない方でも楽しめるように作っています。第1部には『プリコネ』を遊んでいない人に世界観を知ってもらう役割もあったので、キャラクター紹介的なシーンも多くなりました。

――第1部はかなりの長編でしたが、当初からこれくらいを予定されていたのでしょうか?

 開発途中で1章分増えましたが、当初からこれくらいのボリュームを想定していました。あと、第1部の終わりにあった“王都終末決戦”ですが、かなり大きなイベントだと思っています。

 当初の予定ではストーリー中に“覇瞳皇帝(カイザーインサイト)”が出て単独のイベントバトルがあるだけだったのですが、イベントと連動させようという話になって、イベントをクリアするとストーリーの続きが読めるという形にしました。それによってシナリオのつなぎが変わったりもしましたね。

――“王都終末決戦”といえば、ボスごとにメンバー縛りがあって大変でしたが、あまり使っていなかったキャラクターに光が当たり、再発見もありました。

 ユーザーの皆さんにとってこの縛りがかなり大変だったと思いますが、ストーリーとの連動コンテンツということで大目に見てもらえればと。メンバー縛りについては、いろいろなキャラクターを使ってもらいたい気持ちがあったので、あのような仕様になりました。またギルドメンバーで編成するというのもこの機会ぐらいしかなかったと思います。

――第1部で約2年掛かりましたが、第2部のボリュームに関してはいかがでしょうか?

 今のところ相当なボリュームになる予定です。ストーリーに深く関わってくる新キャラクターがたくさん登場して、さらに大掛かりな展開が待っています。

 第1話のアニメに登場したキャラクターの多くはご覧の通り敵キャラクターですが、もちろん味方になるキャラクターも登場します。

――第2部を楽しむうえでの注目ポイントがあれば教えてください。

 新しく登場したドラゴン族の少女・シェフィがどんなキャラクターなのか、という点でしょうか。第1部で解き明かされなかった謎にも注目してもらいたいですね。

 既存キャラクターに関しては、活躍が増えるキャラクターが多くなって、美食殿以外のキャラクターが活躍するところをたくさん見られると思います。

  • ▲空から降って来た謎の少女・シェフィ。

『プリコネR』誕生秘話と、初期から温めていた“なかよし部”、“ドラゴンズネスト”

――以前は予定していないと仰っていた、前作『プリコネ』のメインストーリーの動画も公開されましたが、何か転機があったのでしょうか?

 『プリコネ』のストーリーを見たいという声がどんどん多くなってきたので、少しずつ準備を進めていました。

 公開が11月になったのは、あのタイミングが『プリコネ』と『プリコネR』、両方のストーリーを楽しめるベストなタイミングだったためです。

『プリコネ』メイン・サブストーリー集はこちら

――前作『プリコネ』がサービス終了してすぐに『プリコネR』が発表されましたが、始動の経緯を教えてください。

 『プリコネ』の最終ストーリーが更新される頃には企画が動き出していました。前作は、サイバーエージェントと共同開発で、サイゲームスはキャラクターを作っていました。

 そして、そのキャラクターで続編を作りたいと思い、許可が降りて動き出したという形です。ストーリーの更新だけになった頃に時間があったので、その間で主人公がペコリーヌに決まり、前作のエンディングに登場させた流れです。

――『プリコネR』のリリース当初のユーザーの反応はいかがでしたか。

 『プリコネR』から始めた人が多く、『プリコネ』を知らない方にもすんなり受け入れていただけたなと。アニメRPGという新ジャンルとして打ち出したのも、受け入れられた大きな要因だと思います。

 リリース初期のイベントにはスケジュールの関係でアニメパートをいれることができなかったのですが、“デンジャラスバカンス 渚のグルメプリンセス”(2018年6月末開催)からは60~90秒程度のアニメパートを実装することができ、“爆走!ランドソルギルドレース”(2019年12月末開催)からは、1つのイベントに最大2本、アニメパートを入れられるようになりました。

 1本だけだとバトルシーンばかりになってしまうので、ほかにも1シーン入れたいというのが当初からありましたが、それが実現できたことでアニメRPGとしての完成度をさらに高められたと思っています。

 また、昨年に登場した“なかよし部”もリリース当初から用意していたので、やっと出せたなという感じです。

――昨年のインタビューでも、1年以上先のシナリオやアニメを作っているという話がありましたね。

 「新キャラクターを作らなければいけない」とはずっと考えていました。既存のキャラクターの活躍だけでは物語が広がっていかないと思うので。

 “なかよし部”の3人に関しては、「既存キャラクターとはまったく被らないようにしてほしい」と、シナリオ担当の王雀孫さんにお願いして作ってもらいました。“会話だけでおもしろい女の子”ということで、とても好評だと実感しています。

――そこで気になるのが、ユニットとしてのユニとチエルの実装日ですが、その予定は……?

 時期はお話しできませんが実装する予定はあります。“なかよし部”のイベントは自信をもって出したのですが、あのタイミングで一気に実装すると、その時にプレイしていなかった人には“なかよし部”を知る機会がなくなってしまうので、クロエだけ先に実装しました。

  • ▲クロエ(声優:種﨑敦美)。

――“ドラゴンズネスト”のメンバーが、カヤしか実装されていないのも同じ理由ですか?

 “ドラゴンズネスト”の3人は、ストーリーの根幹に関わる種族として登場させました。まだカヤだけしか実装されていないのは、“なかよし部”と同じ理由ですね。

――ということは、近いうちに“ドラゴンズネスト”の活躍が見られることも……?

 それはまだお話しできませんがメインストーリーでもキャラクターの掘り下げをしたいと考えているので、ひとりひとりに焦点を当てていくことを考えると、第2部の新キャラたちを含めて誰が最初にくるか、という話になると思います。

  • ▲カヤ(声優:小市眞琴)。

昨年の飛躍はサブコンテンツのおかげ? イベントの運営方針に迫る

――ギルドストーリーは現在3話までありますが、今後の実装予定はありますか?

 ギルドストーリーは検討中です。というのもギルドを中心としたイベントも多いので、そこで補完してもいいのかなと思っています。大きな話をイベントでやったほうが、楽しめると思いますし。

 ちなみに、完成にはもう少し時間がかかりそうですが、エリザベスパークのイベントを制作中です。これで初期から登場しているギルドのイベントは最後になりますので、一段落したら新たなイベントの形を練っていきます。

 イベントといえば、エンディングをご覧になっていない方はぜひ見てほしいですね。毎回かなり力を入れていますので。

 そのためにも、イベント開催時にプレイできなかった方のためにサイドストーリーを追加予定です。言うなれば、復刻イベントの復刻みたいな感じです。

【視聴動画】リトルアドベンチャー

CD紹介動画プレイリスト(エンディングの一部が見られます)

――エンディングは毎回、本当にいいですよね。毎回違うものを作るのは大変だと思いますが。

 これもアニメーションと同じく大変ですが、頑張って作っています。エンディングは全て社内のチームでつくっているんですけど、毎回そのイベントのテーマに合わせて違うスタイルの物を制作しています。提案から全て現場から上がってきて、毎回すごいなと僕自身感心しています。

 エンディングがTwitterで共有され、認知されるようになったのが、2年目の飛躍につながった理由の一つだと思います。ほかのゲームにはないコンテンツですので。




――そういう話題性としては、ミニゲームの存在も大きかったように思います。

 はい。去年からイベント内のサブコンテンツとして、ミニゲームを付けるようになりました。それとは別に、ミニコンテンツとして新春イベントのインタビューやアオイの絵日記なども評判がよく、僕らもかなりいいものが作れたと思っています。


――ちなみにミニゲームの内容はどうやって決められているのでしょうか?

 初期の方は僕がアイデアを出しているものが多いです。子どものころとかにすごくおもしろかったものが、モチーフになりがちです。最近のミニゲームや、ミニコンテンツ全般は現場主導で制作しています。

――イベントの話に戻りますが、“二人は魔法少女ミスティ&ピュアリー”のような変わり種のイベントは今後もありそうでしょうか。

 たまにはやるかもしれません。人数が多いギルドだとイベントの主役になっていない子もいて、そういったキャラクターを主役にしていきたいです。

 主役じゃないキャラクターを集めてイベントをやるというわけにもいかないので、主役が1~2人で仲のいいキャラクターが出てくるという形ですね。例えば魔法少女のイベントだとシオリとカスミです。

 それと、ムイミもそのうちイベントに出せればいいなと。難しい立ち位置のキャラクターなのでタイミングに悩みますが、第2部がある程度進んだら出せるようになるかなと思います。

 別の理由でジータやルナなどのコラボキャラクターはイベントに出しづらかったりします。ただ、絶対に出せないわけではないので、いずれ登場するかもしれません。

能力制限機能が実装! ゲームシステムの調整や新機能は?

――この2年間、開発で苦労した点を教えてください。

 第1部のラストを作っている時が大変でした。“王都終末決戦”やメインストーリー第15章を一気に実装したことで、アニメ制作がかなり追い込まれて……。チームとしては限界に近かったです。

 第2部を早くお知らせしたくてその後も少し無理をしましたが、2月に第1章の後編を実装したあと、3月はメインストーリーの実装をお休みしようと思っています。

――ということは、エリアやレベルキャップの開放も?

 新しいエリアやレベルキャップの開放もお休みになります。その時期には育成キャンペーンを行い、皆さんの反応を見られたらと考えています。

 本当は“トゥインクルウィッシュ(ユイ、レイ、ヒヨリ)”の星6も年末に実装したかったのですが、アニメ制作などが大変すぎてこのタイミングになりました。

――それくらい大変だったと……。ちなみに今後は星6の追加ペースが上がるのでしょうか?

 星6はその時々のゲーム環境やユーザーさんの状況などを見つつ、活躍の場が減ってきたキャラや、バトルにおいて同じような役割が増えてきたキャラなどを改めて輝かせたり、役割分担の差別化を図るためなどの理由で、星6の追加順番を決めたりしています。

 追加ペースは基本的に月1ペースのままですが、たまに複数キャラクターの星6を同時に実装する予定です。



――逆に星を下げたい、装備RANKを下げたいという声もありますが、その点についてはいかがでしょうか?

 キャラクターの星を一時的に下げる制限機能はつけたいと思っています。諸々のバランスを考え、星4以上まで育てたキャラクターを星3まで下げられるようにする方向で検討しています。

 装備RANKを下げる機能は今のところ予定していません。装備は違う方法でどうにかならないか考えています。星とRANKの両方を自由に設定できるとバランスを調整しきれない恐れもありますので。

――その他、キャラクター育成に関する今後の方針をお教えください。

 ずっと意識していることではありますが新しく始めた方のキャラクターを成長させるスピードを上げ、既存ユーザーさんに追いつけるまでの期間をある程度一定に保つことを課題にしています。

 理由としては、そのゲームの中で一番多くの人が楽しんでいるコンテンツをみんなで一緒にできることがゲームの楽しさの一つだと考えていて、だいたいそういったコンテンツはある程度レベルやキャラクターが育っていないと楽しめないものが多くなりがちだからです。

 ただ、あまりにも簡単に成長できると、レベルがカンスト(上限に到達)付近になった途端に成長スピードが落ち、一気につまらなく感じると思うので、そうならないバランスを心がけます。

 同じように、新しいキャラクターを手に入れた時の育成も大変なので、入手してすぐに実践投入できるような仕組みも考えています。

――昨年から行われているメモリーピース付きのガチャも、その一環でしょうか?

 実装されてから時間が経ったキャラクターは、ハードクエストや各種コインでメモリーピースを交換していて、星を上げられていると思います。

 ですが、それらでメモリーピースが集められないキャラクターを星5にしていくと、“女神の秘石”が大量に必要になるので、事実上は星3.8くらいの状態で手に入るバランスにしました。

生放送の補足&収まりきらなかった新情報

――コラボと言えば、『アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ』とのコラボが決定しました。

 2月13日の生放送で発表しましたが、2月末に『デレステ』とコラボすることになりました。このイベントは前後編に分かれていて、いつもより長いストーリーを展開する予定です。

――その他、生放送で発表されたことの補足などはありますか?

 第2部のオープニングに登場した“ペコリーヌ(プリンセス)”がプリンセスフェスで追加されますが、それもあって今年は正月バージョンのペコリーヌを実装しませんでした。来年はあるかもしれないですが。

 メインストーリーとの兼ね合いで偏ってしまうこともありますが、特定のキャラクターが多くなり過ぎないようにしたくて。まだ限定バージョンがないキャラクターも順次出していきたいです。

――ちなみにコラボキャラクターの別バージョンは実装される予定はありますか?

 別バージョンを作れないわけではないので、可能性はあると思います。星6も作りたいですね。自社コンテンツでないものについては弊社だけでは決められないことではありますが。

 それと、今後は季節ガチャの復刻ペースを上げる予定です。今までは1年に1回のペースで同じシーズンに復刻していましたが、半年くらいのペースで季節が合っていなくても登場する予定です。





  • ▲取り逃した限定キャラクターを1年先まで待たなくて済むのはうれしい限り!

――生放送で発表されたもの以外に、追加や調整を予定するコンテンツはありますか?

 クランでのチャットなどで使えるスタンプを増やしたいと思って、現在準備をしている途中です。それと、恒常の新コンテンツを作る予定です。ユーザー同士で競うのではなく、純粋にアイテムが手に入るようなものを考えています。

――それは楽しみですが、日課としてやるべきコンテンツが増えてきましたね。

 日課が皆さんの負担になると感じたら、いずれかのコンテンツをスキップできるようにします。生放送で発表した“ルナの搭”の4倍速対応やスキップがまさにそれで、低階層で止まっている方のための機能ですが、特定の階層までスキップできるようになります。

『プリコネR』3年目に向けて

――昨年は「音楽イベントをやりたい」というお話があり、アニサマで実現されました。今年もそういった目標はありますか?

 単独イベントとアニメ……と言いたかったのですが、ありがたいことに両方決定しました。まずは、これらをしっかりやりたいと思います。単独イベントはステージだけでなく、いろんなアトラクションやブースを巡りながら楽しめるものを想定しています。

 ユーザーの皆さんのおかげで開催できるので、できるだけ楽しんでもらえるようなものにしたいです。

――TVアニメについても、話せることがあればコメントをお願いいたします。

 TVアニメは4月に放送開始予定で、『プリコネR』の世界にじっくり浸れるようなものになっています。ゲーム内のアニメーションは戦闘シーンが多いのに対し、TVアニメは日常を多く描いて、癒されるようなものになっています。

 ユーザーの皆さんが絶対に楽しめるものになっていますので、楽しみにお待ちください。

アニメ『プリンセスコネクト!Re:Dive』第1弾PV

――最後にユーザーの皆さんに一言お願いします。

 『プリコネR』を応援してくださる皆様のおかげで、当初考えていた以上に多くの展開をできた2年間となりました。改めて感謝申し上げます。

 今年はアニメ、リアルイベントと皆様がより楽しんでいただける1年となると思います。チーム一同よりよい運営ができるよう努めてまいりますので、今後とも『プリコネR』をよろしくお願いいたします。

© Cygames, Inc.

プリンセスコネクト!Re:Dive

  • メーカー: サイゲームス
  • 対応端末: iOS
  • ジャンル: RPG
  • 配信日: 2018年2月15日
  • 価格: 基本無料/アイテム課金

プリンセスコネクト!Re:Dive

  • メーカー: サイゲームス
  • 対応端末: Android
  • ジャンル: RPG
  • 配信日: 2018年2月15日
  • 価格: 基本無料/アイテム課金