グリムノーツの旅の目的は？【グリムノーツ最終考察＃1_2】

　スクウェア・エニックスのiOS/Android用アプリ『グリムノーツ Repage（リ・ページ）』の物語がいよいよ完結します。

　その物語をより楽しめるよう、ストーリーの流れをまとめつつ、物語の背景を読み解く考察記事をお届けします。

※本記事内には物語のネタバレを含む表現がありますので、ご注意ください。

グリムノーツの旅の目的は？

　彼らの旅のそもそもの目的は、19想区（グリム童話の想区）でヤーコプから語られている。

　“空白の書”を持つ旅人たちの“導きの栞”によって、“この世界”に召喚され、“空白の書”の持ち主とコネクトをして“この世界”を見たヤーコプたちは、かつて自分たちが創造した物語を模倣した世界が存在することに驚きを受ける。

　そして、この世界がなんなのか、どういう経緯で成り立った世界なのかを調べるために旅を始めたのだった。
（シェイクスピアいわく、「もともとは自分たちが何者かを知りたくて、旅を始めた」とのこと）

　そこで彼らは、想区とストーリーテラーの存在を不思議に感じる。どちらも彼らの生前……少なくとも、彼らの記憶にある“元の世界”には存在していないものだったからだ。

　このとき、ヤーコプは「この記憶や認識自体が、誰かによって語られたものかもしれないが…、いや、失礼。これはさすがに脱線しすぎた」と語っているが、のちに『リ・ページ』で明かされるように、この言葉はある意味で本作の世界観の核心をつく言葉だったと言えるだろう。

　なお、シェイクスピアは旅の中でフォルテム教団を作り出し、旅の助けとしていたが、のちにモリガンによって教団を乗っ取られてしまった。

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