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すべての少女の味方であるルイス・キャロル【グリムノーツ最終考察#5】

そみん
公開日時

 スクウェア・エニックスのiOS/Android用アプリ『グリムノーツ Repage(リ・ページ)』の物語がいよいよ完結します。

 その物語をより楽しめるよう、ストーリーの流れをまとめつつ、物語の背景を読み解く考察記事をお届けします。

※本記事内には物語のネタバレを含む表現がありますので、ご注意ください。

ルイス・キャロル(声優:興津和幸)について

●プロフィール

 なによりも少女を愛している数学者兼写真家兼詩人。奇妙な論理で相手を煙に巻き、この世の条理をすべてひっくり返そうとしている。かつて仲が良かった三姉妹にせがまれて、ある物語を語ったことがある。物語の主役の名前はアリス。彼が語った少女は世界中の少女の憧れとなる。

●プロフィール(オリジン)

 すべての少女を愛し、すべての少女の守護者たらんとしている語り部。彼が語る物語に教訓はなく、意味はなく、言葉と論理を駆使し、聞き手を奇妙な世界に誘う。彼の閃きの源である「話の泉」が枯れない限り、彼は少女に語り続ける。ナンセンス極まりない愛すべき世界の物語を。

 チャールズ・ドジソンという本名を持ち、“すべての少女の味方たらんとしているおじさん”を自称するルイス・キャロルの初登場は、18想区(千夜一夜物語の想区)でのこと。

 モリガンの手によるヴィランによって囲まれ、窮地に陥ったカーリーを助けるため、ルイス・キャロルはさっそうと登場したのだった。
(正しくは、シェイクスピアによって手紙で呼び出されていた)




 ルイス・キャロルにとって混沌の巫女であるカーリーは、彼が生んだ物語(アリスの想区)にカオステラーを仕掛けた憎むべき存在であるはずだが、「僕が少女を憎むなんて、そんなことは断じてありえない」と断言している。

  • ▲ちなみに『リ・ページ』の5想区(アリスの想区)でのシェインのルイス・キャロル評がこちら。ひどい。

  • ▲レヴォルの感想がこちら。これまたひどい。

  • ▲アリスのフォローも、フォローになっていない……。ただ、エレナいわく「子供っぽいけれど、安心できるというか。ヘンな人には違いないんだけど」とのこと。

 なお、ルイス・キャロルにとってシェイクスピアは大先輩だが、シェイクスピアはお調子者のルイス・キャロルを“英国の恥さらし”や“変態数学者”と嫌っている。


 19想区(グリム童話の想区)では万象大全を持つヤーコプ・グリムのもとへエクスたちを導き、同時にモリガンを罠にはめようとしたが、モリガンとの戦いに敗れ、敗走する。
(モリガンはルイス・キャロルを殺したかのように語っていたが、実際は逃げ延びていた)




 21想区(万象の想区)ではルートヴィッヒ・グリム、シェイクスピアとともにエクスたちをサポート。新たなる“黄金の午後”という言葉を使い、さまざまな形でエクスたちを助けた。


 だが、どんな時でも少女相手には戦えないようで、21想区(万象の想区)でカオス・ドニアザードの襲撃を受けた際も、「あんな素敵な少女を傷つけるなんてどうしてこの僕にできようか!」「だから決めたのさ!ここはあの子の気が済むまでとことん付き合って―――」と、一方的に攻撃を受けていた。シリアスな場面でも自分のキャラクターを崩さない、ある意味でルイス・キャロルらしい名場面といえる……のかもしれない。




 そして、レイナがモリガンに勝利したことを見届けたのち、その肉体は消滅した。

 その後、『リ・ページ』の15想区(グリムノーツの想区)ではドロテア・フィーマンの力で蘇り、レヴォルたちの戦いに力を貸した。



写真家でもあるルイス・キャロル

 なお、ルイス・キャロルは写真家でもあり、『グリムノーツ』内でもカメラ(機械)に関するネタが何度か登場している。

 また、姪であるアリスに対しては、さまざまな技を教えていたそうだ。


  • ▲『リ・ページ』の5想区(アリスの想区)にて、ヴォーパルの剣を手にしたアリスは、ドジソンのおじさま(ルイス・キャロル)に教わった必殺技“ワンダー・テールは終わらない”でネオ・ジャバウォックを追い詰めた。

シャルル・ペローが口ずさんだルイス・キャロルの詩

 『リ・ページ』の5想区(アリスの想区)の最後には、シャルル・ペローがルイス・キャロルの詩を口ずさみ、「やることなすことすべてろくでもない男だったが…、英国人にしては見所のある奴だったよ」と懐かしむ場面があった。

  • ▲…黄金に輝く昼さがり、僕らはゆるりと川くだり、小鳥のような三人娘、次から次へとお話せがむ。

  • ▲最初の娘は尊大に、「さぁ、はじめて!」次の娘は優しく、「もっとおかしなのを!」末の娘は茶々入れて、「ナンセンス!」

  • ▲やがて語り手くたびれて、「続きは今度」すると三人娘は大合唱、「今度がいまよ!」楽しい声に導かれ、話はゆっくり紡がれる…。

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グリムノーツ Repage

  • メーカー: スクウェア・エニックス
  • 対応端末: iOS
  • ジャンル: RPG
  • 配信日: 2016年1月21日
  • 価格: 基本無料/アイテム課金

グリムノーツ Repage

  • メーカー: スクウェア・エニックス
  • 対応端末: Android
  • ジャンル: RPG
  • 配信日: 2016年1月21日
  • 価格: 基本無料/アイテム課金

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