創造主にあこがれた少女(エレナ)と少年(???)【グリムノーツ最終考察#10】

そみん
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 スクウェア・エニックスのiOS/Android用アプリ『グリムノーツ Repage(リ・ページ)』の物語がいよいよ完結します。

 その物語をより楽しめるよう、ストーリーの流れをまとめつつ、物語の背景を読み解く考察記事をお届けします。

※本記事内には物語のネタバレを含む表現がありますので、ご注意ください。

創造主にあこがれた“空白の書”を持つ少女(エレナ)と少年(???)について

 厳密にはグリムノーツのメンバーではない(創造主ではない)が、彼らにかわいがられながら、ともに旅をしていた少年と少女がいた。

  • ▲『リ・ページ』において、エレナはかつてグリムノーツと旅した記憶を思い出す。

 少年と少女は、かつてグリムノーツのメンバー=創造主を召喚した者の末裔であり、空白の書の持ち主たち。彼らは創造主にあこがれ、行動をともにしていたのだった。







  • ▲『リ・ページ』の12想区(騎士道物語の想区)では、エレナと少年の子どものころのやりとりが描かれている。

 その少女の名はエレナ。“ワイルドの紋章”を持ち、アーサー王の想区を故郷とする彼女は、長い時を経て“万象大全”の夢にとりつかれ、その心は混沌によって侵食され、“災厄の魔女”ことモリガンとなってしまう。
(“お月さま”に操られていたので、その意思すべてが彼女自身の意思だったとは言い切れない部分があるが)


 そして少年は、ともに旅した創造主たちにあこがれつつ、その素質もワイルドの紋章も持たなかった。





  • ▲『リ・ページ』の8想区(フランケンシュタインの想区)で偽者のヴォルデンベルグとして初登場して以来、プロメテウスの手先である謎の男爵として“虚構空間”などの力で何度もエレナたちを苦しめた。
  • ▲プロメテウスやモリガンには、“オリオン”という古き神々の名からとったコードネームでと呼ばれることもあった。アリシアによると、フォルテムには“聖主直属のエージェントで、長期間に渡って特殊任務に就いていた”と残される存在だったという。

 自分の近くにいる“選ばれし者(エレナ)”を憎むことで、自分が“選ばれなかった”事実から逃げようとする少年は“創造主であることを拒んだ”創造主である“ミュンヒハウゼン男爵”の魂とコネクトして、自分が創造主だと名乗り始める暴挙に出た。
(エレナたちの前では、創造主としてのミュンヒハウゼンではなく、ミュンヒハウゼンが創作した“ほら吹き男爵(ミュンヒハウゼン男爵)”として立ち回ることも多かったが)



  • ▲ちなみに、豆の木イベントでカオステラーを生み出していた“豆の木の旅人”の正体も男爵である


  • ▲最後には自ら豆を食べてカオステラーと化した。

 『リ・ページ』の12想区(騎士道物語の想区)でエレナの“創造”を受けた男爵は、カオス・ミュンヒハウゼンの力を失い、コネクトが解除されることに。

  • ▲「あるべき形に戻したの…絶望の世界しか作れない人を、その人が…絶望する前の姿に戻るようにしたの…!」。これにより、コネクトを解かれて本来の姿に戻ることになった男爵=かつての少年だったが……。


 だが、コネクトをしたまま何百年もの時間を過ごした結果、少年とミュンヒハウゼン男爵の魂は溶け合い、もはや“少年”という自我はなくなってしまった。




 コネクトが解除され、そんな歪な状態となっても存在することができたのは、彼が“聖杯(万象の栞の半分)”の力を得ていてから。


 だが、デウス・プロメテウスは元男爵(少年)から“聖杯(万象の栞の半分)”を回収。元男爵は、プロメテウスから「君の名前はなんだったかな」という言葉をかけられ、“意味消失”をしてしまう。







 エレナは、そんな“何者でもない者”に対して、「思い出せない…あなたが…あなたが誰だったか!!!」「あなたの名前を、思い出せない!! わたし、知っていたはずなのに!! 忘れちゃいけなかったはずなのに!」「ごめんなさい!ごめんなさい…! ごめんな…さい…!!」と号泣する。


 そんなエレナを前に“何者でもない者”となってしまった元少年は、「ナンデ…オマエガ…アヤマル…バカ…エレナ…」と「ソウイウ…トコロガ…ダカラボクハ…オマエガキライダ…」悪態をつきつつ、「“鏡”ヲ…サガセ、エレナ!」と、デウス・プロメテウスを倒すためのヒントをエレナに残すのだった。


 なお、そもそも少年がコネクトしようとしたのは“お月さま”だったが、“ワイルドの紋章”も素質も持たない彼は選ばれず、“お月さま”の力は少女(エレナ=モリガン)が得ることとなった。男爵(少年)がエレナに見せる激しい敵意は、自分が得られなかった力を得たエレナに対する憎しみが原因とも言える。

 男爵(少年)からすれば、エレナは自分の最後の希望(おほしさまとなるためのお月さまの力)を横から奪った、憎むべき存在だったのだ。

 男爵に対しては、マザー・グースが手厳しくも的確な感想を述べている。

 「人は、その生を生き抜くことで、その生き様が物語となり、物語がこの世に残ることで、ヒーローとなる」

 「あの男は、「他人の模倣」しか、してこなかった。自分自身に、嘘をつき続けていた」


 「己の生を生きなかった者は、この世になにも残せない」

 「そこにいた」という事実すら、残ることはない…」と。


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グリムノーツ Repage

  • メーカー: スクウェア・エニックス
  • 対応端末: iOS
  • ジャンル: RPG
  • 配信日: 2016年1月21日
  • 価格: 基本無料/アイテム課金

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  • メーカー: スクウェア・エニックス
  • 対応端末: Android
  • ジャンル: RPG
  • 配信日: 2016年1月21日
  • 価格: 基本無料/アイテム課金

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