“イソップの想区”の演劇の真実~すべての黒幕“お月さま”の本当の正体【グリムノーツ最終考察11_3】

そみん
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 スクウェア・エニックスのiOS/Android用アプリ『グリムノーツ Repage(リ・ページ)』の物語がいよいよ完結します。

 その物語をより楽しめるよう、ストーリーの流れをまとめつつ、物語の背景を読み解く考察記事をお届けします。

※本記事内には物語のネタバレを含む表現がありますので、ご注意ください。

“イソップ童話の想区”の演劇の真実~“終局の世界”で明かされたこと

 “イソップ童話の想区”の演劇で語られたアルケテラーや古き世界に関する話は、『リ・ページ』の16想区(終局の世界・前編)で多くが補足されている。

  • ▲“終局の世界”は“古き人たち”が住んでいた世界。多くの想区が中世・ファンタジー的な世界観をベースにしていたのに対して、この世界は非常に近代的でビルも立ち並んでいる。

 鉄と石でできた巨大な建物が並ぶ街を見て、エレナは「きっと、神様の住む世界のように、繁栄していたんだろうね」とこぼす。



  • ▲終局の世界でデウス・アンデルセンは謎の敵に襲われる。それはヴィランではなく、アルケテラーに仕えるラフカディオが生み出す存在、イマジンに近いものだった。

 イソップは、アルケテラーが限界を迎えた時の“ゆらぎ”として用意されたのが“万象の栞”と“空白の書”の持ち主だと語る。




 作者であり、読者でもあるアルケテラーは巨大すぎるシステムであるため、そのサポートとしてデータ生命体であるイソップやラフカディオを必要としたが、それでも“歪み”は生じてしまう。




  • ▲ラフカディオはイソップ同様、アルケテラーの補助システムであり、“口伝”を体現した存在。ラフカディオによると、彼もイソップも、アルケテラーのイマジンのようなものだと考えるとわかりやすいとのこと。
  • ▲デウス・アンデルセンにはトーカー(話者?)と呼ばれることも。物語を書く作者ではなく、集めた“口伝”を語る存在=話者だからこそ、トーカーと呼んだのだと推測できる。
  • ▲雪女らしきイマジン(?)とともに戦うラフカディオ。小泉八雲の名で書かれた『怪談』からの出典ということで、納得がいく選定だ。

 アルケテラーとコネクトするためには“万象の栞”が必要となるため、レヴォルたちは残り半分を求めてデウス・アンデルセンと戦うことになる。




 エレナの“創造”により、デウス・アンデルセンが取り込んだ力を新たな“想区”として排出させ、その隙に“万象の栞”の残り半分を手にしたレヴォルは、アルケテラーとの“真のコネクト”を試みる。


 アルケテラーは、“ワイルドの紋章”を持つレヴォルの口を借り、さまざま世界の秘密を明かしていく。

 “お月さま”はアルケテラーの内から生まれた“否定するもの”であること。



 かつてアンデルセンが“万象の栞”でアルケテラーにコネクトした際、“否定するもの”がアンデルセンの魂に乗り移り、“お月さま”となったこと。







 “古き人”はアルケテラーに歪み(否定するもの)が生じた際、それに立ち向かうために、あえて運命を定めない“白紙の書”=“空白の書”を持つ者を作り出したこと。それこそが“ゆらぎ”だったのだ。










 そもそも原初の“空白の書”の持ち主はアルケテラーが存在するこの世界(終局の世界)で生まれた“古き人々の末裔”で、アルケテラーとコネクトできる“万象の栞”を持って旅だったこと。



 そしてラフカディオは、“ワイルドの紋章”に秘められた事実も明かす。“ワイルドの紋章”の持ち主のみがアルケテラーと接触する資格を持ち、それゆえに世界には常に1人しか存在できないのだった。



  • ▲エクスやエレナが“ワイルドの紋章”を失ったのは、次の紋章を持つ者(レヴォル)が生まれたからだった。

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グリムノーツ Repage

  • メーカー: スクウェア・エニックス
  • 対応端末: iOS
  • ジャンル: RPG
  • 配信日: 2016年1月21日
  • 価格: 基本無料/アイテム課金

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  • ジャンル: RPG
  • 配信日: 2016年1月21日
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