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アンデルセンの“影法師”【グリムノーツ最終考察13_4】

そみん
公開日時

 スクウェア・エニックスのiOS/Android用アプリ『グリムノーツ Repage(リ・ページ)』の物語がいよいよ完結します。

 その物語をより楽しめるよう、ストーリーの流れをまとめつつ、物語の背景を読み解く考察記事をお届けします。

※本記事内には物語のネタバレを含む表現がありますので、ご注意ください。

アンデルセンの“影法師”

 プロメテウスに取り込まれた“アンデルセン童話の想区”のアンデルセンは、“影法師”として密かに行動。『リ・ページ』の10想区(プロメテウスの想区)では、男爵に道連れにされそうになったエレナを救った。




  • ▲アンデルセンがプロメテウスにとりこまれる際に残した「ハラ痛起こすなよ?」の言葉。プロメテウスはのちのちその言葉を痛感することに……。

  • ▲“影法師”は、原典とも言えるデウス・プロメテウス=アンデルセンとある意味では同一人物だが、異なる意思を持って動いていた。


  • ▲『リ・ページ』の11想区(フォルテムの想区)にて“影法師”は、オスカー・ワイルドに倒されそうになった男爵を救い、「エレナ…失くした」という謎の言葉を残して去っていった。


  • ▲『リ・ページ』の12想区(騎士道物語の想区)でアリシアを守ろうとしたアロンソの姿に美しさを感じて身を引いたデウス・プロメテウス。そこにも“影法師”の影響があった。


  • ▲『リ・ページ』の13想区(灰雪姫の想区)では、正解が見えないまま“再編”を行おうとするエレナに対して、(そうだ、それでいい)(なにが正しいか、なにが悪いかではない。幸福や不幸や、そんな物差しは捨ててしまえ!)(君の感覚を信じろ。答えは全て、そこにある)と後押しをした。

 また、『リ・ページ』の14想区(イソップ童話の想区)で形のわからない"箱”を“創造”することに苦戦するエレナには、

 「正解を求めようとするな…」「物語には、無限の解釈がある。読み手の数だけ、答えがあるのだ」


 「「これこそが正しい」という呪縛にとらわれるな。君がなにを感じるか、君がなにを見るか、それが重要なのだ…」

 「答えはいつだって君の中にある。それを見つめ、手を伸ばし、取り出すんだ」「創るとはそういうことだ。だから「生み出す」というのだ」と助言を与えた。


 その後、キュベリエの消滅を感じて動揺しそうになったエレナに対して、再び「グリム童話の最後の物語に、“金の鍵”という一編がある」「金の鍵を拾った少年が、鍵のかかった箱を開けるお話だ」

 「その中で、箱の中になにが入っているか、彼らは、あえて描かなかった」「それは作者からの問いかけなのだ。それこそ、次の物語への鍵なのだ」

 「読む者の数だけ、箱の中身は存在する。そのイマジネイションを導くために、彼らは、その一編を最後においた」

 「全ての物語は、次の物語のためにあるのだ。読者は作者になり、作者は読者となる」「エレナ、見つけ出せ。君の中の答えを、創り出せ」

 と助言を行い、エレナはついに“創造”で“箱”を作り出すことに成功するのだった。




  • ▲『リ・ページ』の15想区(グリムノーツの想区)でも、影法師はデウス・アンデルセンの妨害を行った。



  • ▲『リ・ページ』の16想区(終局の世界・前編)にも入り込んでいた“影法師”。アンデルセンの意識を捨てて“なにものでもなきもの”になった“お月さま”=“否定するもの”を前に、“お月さま”が捨てたアンデルセンの肉体に入り込もうとしているようだが?

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グリムノーツ Repage

  • メーカー: スクウェア・エニックス
  • 対応端末: iOS
  • ジャンル: RPG
  • 配信日: 2016年1月21日
  • 価格: 基本無料/アイテム課金

グリムノーツ Repage

  • メーカー: スクウェア・エニックス
  • 対応端末: Android
  • ジャンル: RPG
  • 配信日: 2016年1月21日
  • 価格: 基本無料/アイテム課金

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