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『フロストパンク』基本攻略! 酷寒の大地で生き残るための都市計画をアドバイス!【電撃PS】

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 DMM GAMESより2月27日発売のPS4/PCソフト『Frostpunk(フロストパンク)』。本作は、架空の19世紀・スチームパンク世界を舞台に、氷河期の訪れた大地で都市を開発するサバイバルシミュレーションゲームです。

 今回は発売直後ということで、基本的な要素をアドバイスする攻略記事をお届けします。本作は4つのシナリオに加えてエンドレスモードが搭載されていて、いずれも異なる状況下でのゲームプレイを要求されるのですが、大体どのモードでも使えるような内容にしていくのでご期待ください。

 なお、攻略情報はすべてPS4版の内容をもとにしています。

ゲームが始まったらまず何をするべきか? 序盤の流れを解説

 本作は4番目のシナリオ“ウィンターホームの滅亡”を除き、建物がほとんどない状態からスタートします。初期状態で必ずあるのは、マップ中央にある“ジェネレーター”と資源を貯蔵する“集積所”のみ。

 プレイヤーは、この状態から建築に必要となる資源を集め、住民のニーズに合わせて都市を開発、シナリオごと(エンドレスモードの場合は定期的に訪れる嵐に備える)に用意された目標の達成を目指していきます。

 まずはどのシナリオおよびモードでも序盤で行うべきことを手順を追って解説していきましょう。

まずは周囲に積まれた資源を収集しよう

 マップ内をよく調べると、あちこちに“木材クレート”や“石炭パイル”、“鉄くず”と呼ばれる資源の集積ポイントが確認できるかと思います。まずはこれらのポイントに住人を配置して、資源を収集するのが最初にすべきことです。資源の収集には“人を直接配置する”、“収集所を建てて人を配置する”という2つの方法があります。

 各集積ポイントには直接住人を配置しての収集が可能で、作業効率は15人配置で最大となります。この方法は、欲しい資源を集中的に収集できる一方、集めるのに人手がかかるという欠点があります。また、集積ポイントはヒートゾーンで暖められないため、気温が-40度以下になると病人が多発するので注意しましょう。

 木材15+鉄5で建築できる収集所は、施設を中心とした円状の範囲内のポイントからまんべんなく資源を収集できます。作業効率は10人配置で最大となるので、直接人を割り当てる方法よりも高効率です。さらに建物は断熱されていて、研究によって暖房も使えるので-50度あたりまでは寒さに耐えられます。

 ただし、収集所に限らずすべての建物は、ジェネレーターにつながる道路に隣接して建てないと機能しないルールがあるので、道路の設置を含めて建築に資源が必要です。

 ちなみに収集所を建てたうえで、範囲内のポイントに人を配置することで収集速度をアップさせることも可能。とくに木材は序盤で多く必要なのでこの方法で集めるといいでしょう。

 なお、シナリオ“ウィンターホームの滅亡”では、街の廃墟が資源集積ポイントを兼ねます。廃墟はヒートゾーンで温められるので、収集の際はうまく活用していきたいところです。

資源が集まったら、生活に必要な建築をはじめる

 資源の収集と並行して、住民の生活に必要な施設を建設しましょう。ここではゲーム開始初日に用意しておくべきものをあげていきます。

 まず必要となるのはワークショップ。これは新たな施設や住居のアンロックに必要となる研究を行う施設です。ここから研究を行わないと、この先必要となるもののほとんどが建築できないので最優先で建てましょう。

 最初に行う研究は、資源の収集速度を上げる“加速収集”が無難ですが、気温の低下が間近に迫っている場合は“暖房”や“蒸気ハブ”、街の外で人や資源を探索すべき場合は“ビーコン”を優先するのもひとつの手です。

 次に必要なのは救護所。救護所は病人を治療する基本的な施設で、これがないと病人は治療を受けられずに病状が悪化して死に至ります。治療できない住民がいると住民の不満の原因となるので、なるべく早めに建てることをおススメします。

 そして3つ目は調理場。どのシナリオでも初期状態の糧食はゼロで、備蓄されている生食材を調理場で加工しないと住人は食事ができません。食事ができないままだと、だいたい3日目あたりから空腹を訴える市民が発生するので、2日目の朝までに調理場を建築しておくといいでしょう。

 なお、実際の建築作業は仕事の手が空いた住人が行います。建築指示は住民が仕事を終えた18:00以降にやるのがオススメです。

 また、建築が完了した施設に人を配置するのも忘れずに。本作の住人は、人材として“労働者”と“エンジニア”、“子ども”と“オートマトン”の4つに区分されていて、施設によって働ける人が異なるので注意しましょう。

住居を整えつつシナリオごとの目標達成を目指せ!

 初日に最低限の建設を終えたら、貯蔵されている資源の残りに合わせて住居を建てつつ、画面左下に表示されたシナリオの目標達成に向けて街を運営しましょう。ポイントに集積された資源は量に限りがあるので、なくなる前に生産施設を研究、建築して収集から生産に切り替えなくてはなりません。

 ゲーム中で分からないことはL3ボタン(左スティック押し込み)を押し、左端の?アイコンを調べると表示されるチュートリアルメニューをチェックするといいでしょう。

あなたが欲しいは資源? それとも人材? 不足しがちなものの入手方法まとめ

 ゲームを進めるうえでプレイヤーは各種資源や人材の不足に悩まされるかと思います。ここでは不足しがちな要素についての入手方法をまとめていきます。

 なお、貯蔵できる資源には上限があります。資源倉庫で上限をアップできるので、貯蔵量が上限に近くなったら早めに建てておきましょう。

石炭は都市の存亡にかかわる資源

 石炭はジェネレーターの燃料として常時消費される資源です。これがなくなるとジェネレーターは停止し、街の人が生きるための暖房を維持できなくなります。ジェネレーターの停止状態が続くと、住民が病気になる前にいきなり凍死しはじめ、都市はやがて壊滅するでしょう。

 石炭の生産施設は、“炭鉱”と“石炭採掘機”、“炭焼窯”の3種類が存在します。

 炭鉱は、マップ内にある“石炭鉱床”から石炭を掘り出す施設で、建設できる場所と数に限りがありますが、建設すれば最小限の人手で石炭を生産できるのが利点です。ただし、初期の炭鉱は生産量が少ないため、十分な量を得るには複数の施設を建てるか上位施設へのアップグレードが不可欠です。

 建設とアップグレードには貴重な資源“蒸気核”が必要となるため、炭鉱だけで必要量の石炭を得るのは難しいかもしれません。ほかの設備も併設することをおすすめします。

 石炭採掘機は、地中深くから石炭を掘り出して石炭パイルを生成する施設です。生成された石炭パイルは、直接人を配置するか近くに収集所を建てることで、はじめて資源として収集できます。建設場所や数に制限がなく、初期の炭鉱より多めの石炭を入手できるのがこの施設の強みです。

 しかし、資源化には広い建設スペースと多数の人手を必要とするのがネック。なるべく1カ所に集中するように建築してスペースを有効活用する、プレイヤーの腕前が要求される施設と言えます。

 炭焼窯は、木材を焼いて木炭に変える施設で、木炭は石炭としてカウントされます。炭焼窯は配置人数が最大5人で済み、設置場所や数に制限はありません。生産量は少なめですが、これは複数の施設を建築することでカバーできます。

 炭焼窯最大の問題は、木材を消費して資源を生産する点にあります。木材は、どのシナリオでも序盤から中盤にかけて大量に必要とされるため、炭焼窯で消費すると今度は建築や研究が滞ってしまいます。炭焼窯を活用するには、より多くの木材を生産する手はずを整える必要があるでしょう。

木材は建築や研究で引っ張りだこになる

 木材は、建築や研究の際に使う資源で、ほとんどの場面で必要とされます。とくに、建物の整備を重点的に行う序盤から中盤にかけて不足しがちになる印象です。木材の生産には、街の周囲にある凍った倒木を切り出す”製材所”と、外壁にあたる氷の塊から掘り出す”ウォールドリル”の2つ生産施設があります。

 製材所は、設置場所の周囲にある凍った木を切り倒して木材に加工します。凍った木は有限で、範囲内の木をすべて伐採するとそれ以上資源を生産できなくなります。また、凍った木は上に建築する消滅するので、製材所の範囲内の資源を消さないように注意しましょう。製材所は木材10で建設可能なため、低コストで木材を生産できるのが利点です。

 ウォールドリルは建築に蒸気核を必要とする施設で、設置できる場所はシナリオごとに決められています。その代わり、生産量は製材所に比べて非常に多く、1カ所だけでも建設しておくと建築や研究が安定して行えるでしょう。

 初期状態では研究できない施設なので、まずは製材所で当座をしのぎつつ、研究を進めて生産をウォールドリルに切り替えるのがうまいやり方といえます。

鉄はシナリオ中盤以降から不足しがちに

 鉄は木材と同様、建築や研究で必要な資源です。おもにシナリオ中盤以降で要求される資源のため、序盤で生産を怠ったがために中盤以降の開発が滞ってしまうことがこのゲームでは発生しがちです。

 鉄の生産手段は製鉄所を建てるほかにありません。製鉄所は研究と建築こそ難しくありませんが、鉄鉱脈のある場所にしか建築できないため生産量が限られてしまいます。プレイヤーにできるのは、早めの研究と建築、そしてアップグレードによって不足する前に生産体制を整えることです。

住民が生きるためには食料の調達と調理が不可欠

 本作では、住民の食料を確保することもプレイヤーの重要な役割となります。食料には生食材と糧食があり、先にも書いたとおり調理場で生食材を糧食に加工しないと食用になりません。空腹が悪化して飢餓状態となると、住民はやむなく生食材を食べますが、通常は生食材2から糧食4が加工されるため、これは効率的にも非常によくない状況です。

 生食材を生産する施設は、“ハンター小屋”と“温室”の2つがあります。

 ハンター小屋は18:00~翌6:00の夜間に罠猟を行う施設で、稼働中は人が出払っているため建物の暖かさを気にする必要はありません。生食材の入手は施設の稼働が終わる1回のみです。作業に労働者以外の住人を割当てられないという制限もあります。

 初期のハンター小屋は生産量が乏しいわりに人手が必要で、必要量を確保するには複数の施設を建てるのはもちろん、研究で施設をアップグレードしなくてはなりません。とくに、施設の運用人数を減らす“狩猟戦術”の研究は必須といえるでしょう。

 温室は、建築に蒸気核を必要とするものの、ほとんどの住人が働ける施設で生産量もハンター小屋に比べて多いのが利点です。後述する法律で労働時間を延長させれば、より多くの生食材を生産できます。ただし、温室は建物の温度が下がると稼働しなくなるため、寒さが厳しくなる中盤以降は暖房や断熱に気を使う必要があります。

生産できないものは街の外を探索して手に入れる

 建築に必要となる資源のうち、蒸気核は施設で生産できないものです。また、施設に割り当てる住人も街のなかで増えることはありません。これらの資源や人材は、街の外を探索させて街へ持ち帰る必要があります。そして、街の外へ人を出す施設が“ビーコン”と“前哨基地”です。

 ビーコンは、気球を上げて周囲の観測を行うとともに、遠くからでも街の位置がわかる灯台のような役割を果たす施設です。ビーコンを建てると、木材40を使って労働者(シナリオ“聖櫃”の場合はエンジニア)5人をスカウトに編制、フロストランドと呼ばれる街の外へ探索に送り出せます。フロストランドには目的地となる場所があちこちにあり、スカウトが探索することで資源や生存者のほか、新たな目的地を発見できます。

 スカウトが探索した土地のなかには、資源の収集を継続して行える場所があります。そこで出番となるのが前哨基地。前哨基地で編成される前哨チームは、これらの場所に前哨基地を建設し、毎日そこで収集できる資源を街へ送ってくれます。街で生産できなかったり、不足しがちな資源は前哨基地を使って集めるといいでしょう。

 また、前哨チームはスカウトよりも早い移動速度を生かして、目的地でなにが見つかるか先行して調べることもできます。スカウトや前哨チームが一度通った場所は、以後はより短い時間で移動できるため、中継地点として利用すると探索がはかどるでしょう。

研究に優先順位をつけて都市開発に必要な施設をアンロックしよう

 ワークショップで行う“テクノロジーツリー”の研究は、都市開発を進めるうえで欠かせない要素です。ワークショップは、住人のうちエンジニアのみが働ける施設で、木材や鉄を消費してテクノロジーツリー内の施設やそのアップブレードをアンロックします。

 研究は開始から完了まで時間がかかります、研究時間はワークショップを複数建てることで短縮できるほか、職場の作業効率を改善したり、法律で労働時間を延長することでより早いタイミングで完了可能です。

 ただし、ワークショップをいくつ建てても複数の研究を同時に進めることはできません。また、テクノロジーツリーは初期からディア1~5の階層に分かれていて、先の階層の研究を行うにはテクノロジーツリーの左端にあるアップグレードの研究を完了させる必要があります。

 階層のアップグレードは必要資源が多いですが、緊急でやるべき研究がなく、必要な資源がそろっているときに着手するとあとの展開が楽になります。早めに先の階層をアンロックしておけば、選択の幅が広がって状況の変化にも対応しやすくなるでしょう。

建物の暖かさを計算して住民を気温の低下から守る

 ゲームが進むにつれて強まる寒さから住民を守るのは、キャプテンとなったプレイヤーの義務といえます。気温は画面上部に大きく表示されていますが、タッチパネルを押して“気温オーバーレイ”を表示させると、街の実際の温度分布をサーモグラフィのように色分けされた状態で確認できます。

 気温オーバーレイ画面では、青い表示が濃いほど寒いことを示しています。寒いほど住人が病気にかかりやすくなり、さらに寒すぎると罹患の際に症状が重篤化したり、手足切断状態になって働けなくなる危険があります。

 街の暖かさは、(建物の断熱)+(ヒートゾーン)+(暖房)+(断熱技術)-(気候)で計算されていて、合計が0で“肌寒い”、+1で“過ごしやすい”、+2以上で“快適”、-1で“寒い”、-2で“非常に寒い”、-3以下で“凍えている”と判定されます。

 住居が水色の“肌寒い”状態以下だと、住民が強い不満を抱く原因になります。さらに調理場や救護所などの建築メニューで湯気マークが表示されている施設は、温度が肌寒い状態を下回ると稼働できなくなるので注意が必要です。

 建物ごとの状態を確認したい場合は、見たい建物を調べてメニューを表示させ、温度計のアイコンにカーソルを合わせると詳細がわかります。では、建物の温度を決める各要素について解説していきましょう。

 建物の断熱は、建物ごとに設定されている値で、同じ機能を持つものでも上位になるほど断熱性が高くなる傾向があります。既存の建物であっても研究で断熱技術を獲得することで追加の断熱性が確保可能です。

 ヒートゾーンはおもにジェネレーターの熱による影響を示すもので、ヒートレベルが1上がるごとに値が+1されます。さらに“オーバードライブ”をオンにするとヒートゾーンの領域内の温度を+1(研究完了で+2)できますが、オーバードライブ中はジェネレーターに圧力がかかり限界を突破すると爆発、ゲームオーバーとなるため長時間の使用はできません。

 ヒートレベルとヒートゾーンの領域は研究によって拡大できますが、稼働に大量の石炭を消費するので生産量と備蓄に注意してください。収支はL2ボタンで開くメニューの円グラフマークのアイコン“経済”で確認できます。また、ジェネレーターのヒートゾーンが届かないエリアは、蒸気ハブを建てることで暖められます。ただし、設置数に応じて追加の石炭を消費するので、これも注意が必要です。

 ほとんどの施設には、研究で暖房をつけることが可能です。暖房は施設で住人が働いている間だけ稼働するもので、研究でアップグレードすると最大+3まで施設を温かくできます。

 最後の気候は外気温の変化によって変動する値で、-20度が0で、気温が10度下がるごとに-1されます。例えば断熱性1の調理場は気温-20度でヒートゾーンの外にあると合計+1の“過ごしやすい”状態ですが、気温が-40度になると値が-2されて合計-1の“寒い”状態となり稼働できなくなります。

 寒さに不安のある施設は、暖房をつけたうえでヒートゾーンの領域内に入れることで最大の暖かさを得られます。建物のうち住居は暖房をつけられないので、ヒートゾーンの領域内に入るように建てましょう。ハンター小屋や資源倉庫のように温度を気にする必要のない建物はヒートゾーンの外に建てるようにするのがセオリーです。

 また、蒸気ハブは、稼働時間の切り替えが可能なため、仕事をしている間だけ暖めたいものと、24時間暖める必要があるものを区別して建て、稼働時間を調整すると石炭を節約できます。

法律に署名して社会制度を整え、住人をコントロールする

 プレイヤーは、法律に署名することで住民の労働や医療などの社会方針を決定できるほか、新しい施設をアンロックして希望や不満の感情をコントロール可能です。法律ツリー内のアイコンが分割されているものは、どちらか片方しか署名できないことを示しています。

 法律は大きく分けて“適応”と“目的”の2つのツリーがあり、法律ごとに決められたクールダウン時間をおいて1つずつ署名できます。法律に署名することで住民の希望や不満が変化しますが、一部の法案はこれらの値が悪化していると署名ができないため注意が必要です。さらに、法律でアンロックされる施設は住民との約束となり、指定期間内に建築して稼働させないと住民が希望を失って不満が高まります。

適応カテゴリは基本的な人の暮らし方を決定する

 適応カテゴリの法律は、住民の労働や医療、食事や娯楽の提供手段といった基本的な生き方の方針を決定するもので、ほぼすべてのシナリオに用意されています。法律に署名することで生産性が向上したり、病人をより早く治療できるメリットがありますが、結果として住民の健康をおびやかして不満が高まる原因ともなります。

 序盤でおすすめの法律は、“荒療治”から“過密状態”と署名して重病人の治療と医療施設の収容人数を増やすやり方。ただし、重病人を治療する過程で手足切断者を出す危険があるので、適当なところで“介護施設”と“人口装具”の法律に署名して彼らを職場に戻す必要があります。

 また、“緊急シフト”から続く“延長シフト”の法律に署名し、1日の労働時間を6:00~20:00の14時間に延長するのも有効です。延長シフトは、より多くの資源を生産させたい施設や、早めの研究が求められるワークショップで有効化するといいでしょう。ただし、14時間労働をしている職場の数に応じて住民の不満が蓄積されるので、赤いゲージの伸びに注意したいところです。

 そして、労働力が不足している場合は、“児童労働”で子どもに働いてもらうのもひとつの手です。児童労働には“安全な作業”とその先の“すべての仕事”があり、法律によって働ける施設が変わります。ただし、すべての仕事で就ける施設で子どもが働くと、重大な事故が発生する危険があるので、安全な作業にとどめるのが無難でしょう。

 なお、住民に死者が出た場合は、すみやかに“墓地”もしくは“遺体の処分”に署名して、遺体の扱いを決めないと不満が高まるだけではなく、腐敗した遺体によって疫病が発生します。

目的カテゴリの法律は住民を一致団結させて希望を与える

 目的カテゴリの法律は、その名のとおり住民に目的を与えて団結させ、希望を高めて不満を和らげる効果があります。ゲームを進めるうえで必然的に発生する犯罪者や反対勢力へ対処も、このカテゴリの法律で決定します。目的カテゴリの法律ツリーには“秩序と規律”、“信仰と精神的な強さ”の2つのルートが存在し、最初にどちらか一方を選ぶ必要があります。

 どちらを選ぶかは好みによりますが、個人的には信仰ルートのほうがたいていのシナリオで有効に機能すると思います。

 秩序と規律の法律ツリーは、権力によって人を統制する方法です。“自警団”から“守衛詰所”、そして“巡回”までツリーを進めれば、24時間ごとに不満を和らげ希望を高められます。住民の生産効率を高める法律が2つあるのも利点です。反面、アンロックされる建物はいずれも人を配置しないと効果を発揮できないため、労働力を治安維持に取られるのがデメリットといえるでしょう。

 信仰と精神的な強さの法律ツリーは、信仰心をもって住民をまとめあげる統治方法となります。人々が集まって祈りをささげる“祈りの館”を起点に人々の希望を高めていきます。この法律ツリーでは、アンロックされる施設が住人の配置を必要としないのが利点。用意されたアビリティは再使用時間が長めなぶん種類が多く、手数で希望と不満に効果をもたらすのが特徴です。

 また、このツリーでアンロックできる“癒しの館”は“診療所”に近い効果を持ち、かつ労働にエンジニアを必要としない優れもの。蒸気核や研究の関係で診療所を建てられない場合に強い効果を発揮します。

 ここまで長々と解説してきましたが、本作は幅広い資源の獲得手段と、社会制度を構築するための法律システムを備えつつも、プレイヤーの行動の結果がストレートに戻ってくるので、都市開発シミュレーションとしてはかなり遊びやすい部類に入ると個人的に考えています。

 冬の寒さもあと一息というこの季節にうってつけの内容だと思うのでぜひプレイしてみてください!

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Frostpunk(フロストパンク)

  • メーカー: DMM GAMES
  • 対応機種: PS4
  • ジャンル: SLG
  • 発売日: 2020年2月27日
  • 希望小売価格: 3,980円+税

Frostpunk(フロストパンク)(ダウンロード版)

  • メーカー: DMM GAMES
  • 対応機種: PS4
  • ジャンル: SLG
  • 配信日: 2020年2月27日
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