『バイオハザード RE:3』先行レビュー。アクションに幅を出すステップや進化したネメシスをレポート
- 文
- Z佐藤
- 公開日時
※『バイオハザード RE:3 Z Version』は、CERO Z(18歳以上のみ対象)のソフトです。
※18歳未満の方は購入できません。
カプコンから、4月3日に発売されるPS4/Xbox One/PC(Steam)用ソフト『バイオハザード RE:3』。本作のプレイレポートを掲載します。
『バイオハザード RE:3』には、累計販売本数350万本を記録した『バイオハザード3 ラストエスケープ』を“RE ENGINE”を使用して最新の技術とアイデアでリメイクした作品と、非対称対戦サバイバルホラー『バイオハザード レジスタンス』の2本を収録。“ラクーンシティ”と“脱出”をテーマにしたコンピレーションタイトルとなっています。
『バイオハザード RE:2』に続いて、リメイク作品の第2弾として注目を集める本作。いち早く体験することができたので、ストーリー展開や仕掛けなどの解説は避けながら、キャンペーンモードで味わえた“恐怖”とアクションの感触、そして見どころなどを紹介していきます。
なお本作は体験版の配信も予定されているそうなので、皆さんも発売前に体験できるようになりそうです。
記載しているボタン入力はPS4版のものです。
プレイ動画も掲載!
パンデミック発生直後のラクーンシティが!
キャンペーンモードで描かれるのは、『RE:2』でレオン・S・ケネディとクレア・レッドフィールドがラクーンシティを訪れる20数時間ほど前。同じ街を舞台に『バイオハザード』などで活躍したジル・バレンタインを主人公として展開します。
今回プレイさせていただいたバージョンではプロローグや序盤の展開は秘められていましたが、序盤から中盤くらいの範囲で、街を探索して道を切り開いていく部分を体験できました。
『RE:2』より前の時間帯ということで、街路を逃げまどう生存者たちの姿も。また、夜の街をきらびやかに彩るネオンや看板などがあちこちに残り、“死の街”へと変貌をとげていく直前の様子を見て取れました。
その他に、ドーナツショップやおもちゃ屋など住人の憩いの場も探索でき、『RE:2』よりも“ラクーンシティという街”を強く感じられる作りになっていました。
リニューアルされたジルとカルロスのデザインがステキ!
リメイクにあたって、ジルとカルロスのデザインがリニューアルされています。
ジルは力強くて、凛々しくて、勇気があって、過去作のイメージどおりカッコイイ女性でした。
オリジナル版のジルとカルロスのコスチュームは、パッケージ版では数量限定の特典として、DL版では予約特典として入手できます。見知ったオリジナル版の雰囲気でプレイしたい人は、こちらも見逃せません。
“ライブセレクション”の要素はなくなっていますが、1本のストーリーに集中して楽しめるので、個人的にはこちらのほうが好みでした。
『RE:2』よりもアクションの幅が広がり、華麗な立ち回りも可能
走る、クイックターン、カメラ操作、武器を構えて攻撃するなどの操作は『RE:2』と変わりません。『RE:2』をプレイしている人ならすぐになじめると思います。
大きな違いは、ジルを操作している時にR1ボタンを押すと“ステップ”ができ、左スティックと組み合わせると前後左右にステップして移動できるところ。無敵時間はないようですが、目の前の脅威から間合いを広げることができます。
さらに敵の攻撃がヒットする直前、絶妙なタイミングでステップを行うと緊急回避となり、成功すると一瞬だけ時間の流れがスローに。その緊急回避中に攻撃を行うと、有利に攻撃できます。
コンバットナイフを装備していた場合、華麗な斬撃が発生しますので“魅せる”プレイでの需要も。『RE:2』よりも敵への対処と戦い方の幅が広がり、スタイリッシュにも楽しめるようになりました。
緊急回避を狙いすぎた結果、攻撃を受けてしまう可能性はあるので、リスクもありますが、しっかりとリターンのある要素です。
恐るべきパワーアップをとげたネメシスが待ち受ける!
オリジナル版では“追跡者”と呼ばれ、絶大な存在感だったネメシス。今回のプレイでも遭遇し、「スタァァァァァァズ!!!!」という不気味な声を聞きながら死闘を繰り広げましたが、かつてのトラウマを上書きされた気分に。
リニューアルされたのは外見のディテールだけではなく、戦闘能力も大幅にアップしていて、走って逃げると驚異的な跳躍力でこちらの前方に回り込んだり、強力な打撃や触手で容赦のない一撃を放ってきたりします。
新たな武器として火炎放射器を使いこなし、フィールドを火炎地獄に変えることも。この火炎放射器による炎は攻撃範囲を見極めづらく、回避が困難で非常にやっかい。まさに“鬼に金棒”といった感じで、戦闘中は終始、冷や汗がダラダラでした。
ちなみにオリジナル版同様に、大ダメージを与えるとアイテムを落とすタイミングもあるので、入手したい人は戦ってみてください!
さらなる恐怖と絶望をたらすクリーチャーたち
「うぅぅぅっ……」といううめき声や足音が聞こえ、『RE:2』のゾンビは自身の存在をわりとアピールしてくれました。ですが『RE:3』では、“いきなりいる”といった印象。配置やライティングなどが工夫されていたり、そもそもフィールドが広めだったりするので、周囲の暗がりを見落とすことも。
そのため、「うわっ、いたのか!!!!」といった感じで、驚かされる場面がありました。
あと、オリジナル版にも登場したドレインディモスとハンターγにも遭遇しました。
ドレインディモスの巣窟では、壁や天井からいつの間にか接近されて大苦戦。攻撃を受けるだけでなく、体内に幼虫を植え付けられると、画面が見にくくなるうえに、気味が悪いアイコン表示が出て、さらに体力が徐々に減少していきます。今思い出しても、身悶えます……。
ハンターγは、サイズがかなり大きくなっていると感じました。さらに、ヌメッとしたような外皮がとにかく不気味。近づくと大きな口を開けて襲ってくるのですが、口のなかもグロテスクでキモチワルイのなんのって(誉め言葉)!
どちらも遭遇した時には、パニックにならないよう注意してください。
『RE:2』で抱いた期待を上回る出来!
体験プレイで判明したことをレポートしてきましたが、かなり好感触でした!
『RE:2』よりもアクションの幅が広がり、クリーチャーも予想外の動きをしてきたりして、探索&バトルがより奥深く楽しめました。アイテムが残っているから時間をかけてでもすべてを入手していくのか、先を急ぐのか……プレイヤーのスタイルによってプレイは大きく変わりそうです。
あとはストーリーですね。オリジナル版の大枠をなぞりつつ、アレンジされているため、新鮮な気持ちで楽しめました。体験していない部分に、どんな味付けがされているのか、そして結末はどうなるのか……個人的にも発売日が待ち遠しくてたまりません!
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