話題のアニメ『AKIRA』が明日夜放送。1988年公開だけど今見てもハイクオリティすぎる

てけおん
公開日時

 2020年2月29日21:00より、アニマックスにてアニメ『AKIRA(アキラ)』が放送されます。

 『AKIRA』は、ヤングマガジン(講談社)で1982年12月より連載が開始された、大友克洋さんの同名コミックを原作にして制作されたアニメ作品で、1988年に日本で劇場公開。その後、世界各国で上映されました。

 大友克洋さん自らが監督を務め、制作期間3年、総制作費は10億円という、当時の通常のアニメーションでは考えられないほどの時間と予算をかけて作られており、そのクオリティの高さは2020年の今見ても驚くべきものとなっています。

 加えて、TwitterなどのSNSでは、本日2月28日が『AKIRA』の劇中でも触れられていた“東京オリンピックの147日前”であったり、原作コミックに「WHO、伝染病対策を非難」などと描かれていたりすることが、妙に2020年2月現在の日本の状況と符合するということで話題になっていました。

 そんな『AKIRA』のストーリーは以下の通りです。また、アニマックスでは同じく2月29日11:00から大友克洋さん監督の『スチームボーイ』を放送予定となっています。

AKIRAストーリー

 1988年7月、関東地区に新型爆弾が使用され、第三次世界大戦が勃発した。

 31年後――2019年東京湾上に構築されたメガロポリス、ネオ東京は翌年にオリンピック開催を控え、かつての繁栄を取り戻しつつあった。

 健康優良不良少年グループのリーダー・金田は、荒廃したこの都市でバイクを駆り、暴走と抗争を繰り返していた。ある夜、仲間の鉄雄は暴走中、奇怪な実験体の少年と遭遇し、転倒負傷。呆然とする金田たちの前で、彼らは軍の研究所へと連れ去られてしまう。

 鉄雄救出のために研究所へ潜入を試みる金田。だが、彼はそこで、過度の人体実験により新たな“力”に覚醒した、狂気の鉄雄を見る。

 一方、研究所内の特殊ベビールームでは、実験体の少女が、“最高機密=アキラ”の目覚めを予言。鉄雄は自らの力の謎に近づくべく、地下深く眠る“アキラ”への接近を開始した――。

4月24日には4KリマスターBDが発売!

 そんな『AKIRA』ですが、4月24日に『AKIRA 4Kリマスターセット(4K ULTRA HD Blu-ray&Blu-ray Disc 2枚組)』が発売予定となっています。価格は9,800円+税です。

 音楽監督・山城祥二さんによる5.1ch音源のリマスターが実施、192kHzからさらにウルトラ処理を施された全く新しい音源も収録されます。

 なお、4K(HDCP2.2対応)やHDR(ハイダイナミックレンジ)に対応していないテレビなどで視聴する場合は、本来の画質では再生されませんのでご注意を。

原作・監督
大友克洋(1988年劇場公開作品)
スタッフ(敬称略)
原作・監督:大友克洋
製作:アキラ製作委員会
脚本:大友克洋・橋本以蔵
作曲・指揮:山城祥二
キャラクターデザイン:大友克洋
作画監督:なかむらたかし
作画監督補:森本晃司
美術:水谷利春
音楽:芸能山城組(ビクター)
音響:明田川進
録音:瀬川徹夫
撮影:三澤勝治
編集:瀬山武司
アニメーション制作:東京ムービー新社(現:トムスエンタテインメント) 他
キャスト(敬称略)
金田:岩田光央
鉄雄:佐々木望
ケイ:小山茉美
大佐:石田太郎
竜:玄田哲章
ドクター:鈴木瑞穂
タカシ(26号):中村龍彦
キヨコ(25号):伊藤福恵
マサル(27号):神藤一弘 他

※“ULTRA HD Blu-ray”や“4K ULTRA HD”ロゴは、ブルーレイディスクアソシエーションの商標です。
(C)1988マッシュルーム/アキラ製作委員会

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