ラッキービーストにインタビューを敢行!? 『けものフレンズ3』は世界観を大切に
- 文
- 原常樹
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セガゲームスから配信中のiOS/Android用アプリ『けものフレンズ3』。本作の特集記事第3回をお届けします。
どうもこんにちは、フリーライターの原 常樹です。
『けものフレンズ3』が、さまざまなイベントやキャンペーンを控えたハーフアニバーサリー期間を迎えました! おめでとうございます!!
電撃オンラインでは、これまでの“おさらい”も兼ねて、配信済みの第5章までのメインストーリー+アライさん隊長日誌を振り返ってきました。それについては、下記の記事をぜひご覧ください。
『けものフレンズ3』特集記事一覧
そしていつも通り、セガの広報さんから打ち合わせに呼ばれ、大崎にあるセガ本社を訪れたワケですが、そこでなんと……ラッキービーストに遭遇!? 突然のことで混乱する僕に、「このような姿ですが、実は『けものフレンズ3』の開発スタッフでして……」と衝撃の告白が。本当に!?
広報さんによると、間違いなく開発スタッフとのこと。突然の邂逅に動揺しながらも、せっかく開発者に遭遇したのなら話を聞きたい! と好奇心が勝ったので、突発的にインタビューを敢行しました。『けものフレンズ3』の現状とこれからについて語っていただきましたので、ぜひご覧ください!
“ドール”が受け入れられたことに安堵
――ラッキービースト越しのインタビューで大変恐縮ですが、本日はよろしくお願いいたします。通話がつながったのは開発スタッフさんということだそうですが、『けものフレンズ3』の開発においてどのような業務を担当されている方なんでしょうか?
アーケード版『けものフレンズ3 プラネットツアーズ』とアプリ版『けものフレンズ3』の両方で、ディレクターとして開発・運営に携わっております。
――では、以降はディレクターさんとお呼びいたします(笑)。
承知しました(笑)。具体的な業務としては、アーケードゲームやアプリの方針を定めたり。あとは“ちょこっとアニメ けものフレンズ3”や“カレンダ・レコード”といった映像コンテンツの企画も取りまとめております。
――ユーザーの皆さんの反応もダイレクトに受け取る立場の方ということでしょうか?
はい。リリース直後はアプリ版『けものフレンズ3』に不具合が散見されたり、ご迷惑をお掛けした部分もありましたが、多くの方から好評をいただいておりまして、スタッフ一同、大変感謝しております。
特にアプリ版の中心となるのがドール、ミーアキャット、マイルカ、ハクトウワシなど、これまでアニメーションではあまりフォーカスされてこなかったフレンズたちということで、「かわいい」あるいは「元の動物が気になる」といった感じで受け入れてもらえている点は本当によかったなと。
『けものフレンズ3』というナンバリングの入ったタイトルとしての役割を、まずは果たせたと感じています。
――確かに中心軸に来るフレンズのもととなった動物が、日本ではそこまで知名度が高くないというのはおもしろいポイントですよね。
現在、日本の動物園で飼育されているドールは、『よこはま動物園ズーラシア(神奈川県横浜市)』の3頭のみですし、名前を聞いたことがなかったという方も多かったのではないかなと思います。
そんなドールが皆さんに受け入れてもらえたというのは、大変よかったなと安堵しています。一方で、アプリ版、アーケード版ともに改善すべき箇所はまだまだ残っているという認識なので、そこは引き続き取り組んでいかなければなりません。
――現時点で特に改修が必要なのはどのようなポイントだと考えていらっしゃいますか?
まずは“遊びやすさ”ですね。ユーザーの方も遊べば遊ぶほど「こうだったらいいのに」という意見は出てくるものだと思います。他の仕様と衝突していたり、技術的に不可能だったりすることもあるのでその都度検討は必要なんですが、そういった声に応えられるように引き続きチューニングを続けていければなと……。
また、けも級の高いフレンズや“着替え”に関しても「遊び続けていればいずれ手に入る気がする」と思ってもらえるような仕組みはもっともっと考えていかなければなりません。実際、クリスマスとお正月のときにしょうたい(ガチャ)にオマケという形で特別な着替えをつけましたが、「一定額以上の課金をしなければ入手できないのは残念」という意見をいただきまして……。そこから早々に検討させていただいた結果、“おしゃれメダル”というアイテムを導入し、こちらを長期的に貯めていけば、着替えを入手できるように変更しました。
こういった長期的にプレイすることによるメリットに関しては、さらなる検討が必要だなと考えています。
――ディレクターさんはアプリ版とアーケード版のどちらにも関わっているということですが、『けものフレンズ3』という共通の名前を持ちながらも設定面で両タイトルは異なる部分があります。こちらに関しては、どのように設定されているんでしょうか?
アプリ版に関しては、以前にNEXON(ネクソン)さんが提供されていたスマホアプリ『けものフレンズ』の少しあとの時系列だということは、メインストーリーや“ちょこっとアニメ けものフレンズ3”を追って、気付いた方もいたかと思います。
アーケード版に関しては、アプリと連動した機能であるフォトイラストの印刷をしてくださった方は、そのときのラッキービーストのセリフで「えっ!?」と驚いたんじゃないでしょうか。その辺はいろいろ推測していただけると嬉しいです。ヒントというと大げさかもしれませんが、世界を推測するキッカケはコンテンツのいろいろなところに散りばめさせていただいているので。
――『けものフレンズ』というタイトルには、いろいろな推測が楽しいという魅力もありますよね。
はい。ネット上などで「こういうことなんじゃないの?」と考察してくださっている方もいらっしゃいますし、実際、そういう洞察する楽しみを見出している『けものフレンズ』ファンは多いと思います。
なので、我々もそういう楽しみ方ができるように余白を残しつつ、それ以外のユーザーさんにも“難しいことを考えずにアプリ版とアーケード版の世界観を見比べるだけでシンプルに楽しい”と感じてもらえるような作りを目指しています。
――相互にプレイすることで補完できる部分もある、と。
必須というわけではありませんが、両方遊ぶことによって『けものフレンズ3』の世界の幅が広がるというのも狙った部分ではあります。
ネクソン版『けものフレンズ』の設定を大切に
――世界観を広げるという点では、ディレクターさんが企画を提案されたという“ちょこっとアニメ けものフレンズ3”や“カレンダ・レコード”もその一助となっているイメージがあります。
もともと『けものフレンズ』というIPがマルチメディアでの展開に適しているというか、そういうことを意識した構成になっているので、それならいろいろやっちゃおうと!
まず“ちょこっとアニメ けものフレンズ3”は、1分~1分30秒のアニメーションという形式なので気軽に見られるのも利点で、リリース前に展開させていただいた1話~10話では販促の意味合いも込めて「『けものフレンズ3』の世界はどうなっているんだろう?」というのが少しでも伝わるように、キーワードやオブジェクトをちりばめています。
先ほど出たドールの話とも通じる部分なんですが、既存のメディアではあまりフォーカスされてこなかったフレンズが活躍するという点も踏まえて本当に喜んでくださっている方が多かったようで……。「これはできる限り続けていきたい!」ということで、第11話以降は新章という形で新たに書き起こしています。
新章の劇中では“謎のチケット”が出てきましたが、あれもアプリ版のストーリーを読まれている方であれば「もしかして、あれなのかな?」などと楽しんでもらえたんじゃないかなと思います。
――連続してみてもチケットの裏面しか映りませんが、あのチケットですよね(笑)。
明言はしませんが、表面が映る瞬間を楽しみにしていただければと!
――ジャパリパークでの出来事を研究員のカレンダが記録した“カレンダ・レコード”も、アプリ版のストーリーとのつながりが見えます。
「メインストーリーのどこかのタイミングで撮られたものじゃないか」と考察されていた方がいらっしゃいましたが、基本的にはその通りです。そして、それがどのタイミングであるかを考えると、いろいろと気づいていただけることもあるのではないかと。
ただ、考察できることが本分というわけではなく、内容としては動物の情報とフレンズの情報がオーバーラップしているので「フレンズのことはよく知っているけど、元となった動物ってこんな性質があったんだ!」と思ってもらえたらうれしいです。
逆に『けものフレンズ』のことはよくわからないけれど、動物には興味があるという方からもいいリアクションをいただいているので、今後も作品の入り口として期待している部分はありますね。
――映像内でとにかく動きまくるカレンダさんと、カレンダを演じる声優の京香さん(ホリプロインターナショナル所属)の美しい英語に驚いたという方も多いのではないでしょうか。
カレンダ役はオーディションで選ばせていただいたんですが、選考の上でも“ホンモノの英語がしゃべれる”というのは外せない要素でした。
そんなカレンダさんが自ら動画を撮っていく……ある意味ではVTuberのような内容なですが、『けものフレンズ3』内の出来事として、台本を用意した上で撮影する作品ですので、それをどうおもしろく、見やすくできるのかというのがポイントでした。
――そのカギの1つが“カレンダの動き”だった?
はい。モーションアクターも京香さんにお願いすることで、生き生きとしたカレンダが表現できました。おそらく京香さん自身が、普段から “動き”に真摯に向き合っていらっしゃる方だと思うので、だからこそあの魅力的な動きにつながっているんだと思います。
――たしかにカレンダの動物やフレンズに対する愛情が伝わってくる気がします。ただ、カレンダは巨大セルリアンに対する反応やフレンズたちに隠れたところでの“誰か”とのやりとりなど、ストーリーの中では何かと意味深なシーンも多いかと思います。演じている京香さんはまだ明かされていない彼女に関する設定もしっかりと把握されているんでしょうか?
すべてお伝えした上で演じていただいています。カレンダさんのバックボーンについては、ストーリーの中でも情報が断片的に出てきているので、第5章まで遊んで、そして“カレンダ・レコード”をご覧になって「こういうことなのかな?」と想いを巡らせてみてください。
――シナリオの随所ではネクソン版『けものフレンズ』の設定を受けるような表現も見られます。これはやはり意識的に強く紐づけているんでしょうか?
そこはかなり強くこだわっている部分です。だからといって、ネクソン版の設定やストーリーを知らなければおもしろくない状態になってしまってもそれはそれで違います。新たにここから『けものフレンズ』を知った方にも楽しんでもらえるようなバランス感覚が必要だなと……。
そういう意味でも、ネクソン版『けものフレンズ』の設定は本当に大切に扱わせていただいています。フレンズはそれぞれの動物に対する解釈から生まれるものでもあり、僕らは版権元さんからそれを任された立場ではありますが、その解釈はメディアごとに違ってもいいと思いますし、その枠を超えて楽しめるのが『けものフレンズ』だと思っています。
たとえば、昨年、宮本奈津美さんが舞台けものフレンズ『JAPARI STAGE!』で演じていらっしゃったのは威厳たっぷりのオオタカですが、『けものフレンズ3』のオオタカ(声優:白城なお)はクールでかわいらしい感じです。でも、どちらがいいというものではありません。最終的には「どのメディアのフレンズもいいよね!」と言ってもらえるのが理想なんです。
――声優ユニットの活動なども気になるところですが、これからの展開などは検討されていますでしょうか?
はい。先の展開についてはまだ詳しくは言えないんですが、先日開催された『インターネットラジオステーション<音泉>祭り2020冬』にも、×ジャパリ団(未来みきさん、小泉萌香さん、船戸ゆり絵さん)が出演されていましたし、はなまるアニマル(和泉風花さん、柳原かなこさん、伏見はる香さん)ともども、今後活躍の機会が増えるのではないでしょうか。皆さん、すごいポテンシャルを秘めた方ばかりなのでぜひ期待していただければなと思っております。
ストーリーを章ごとに振り返り
――現時点で、アプリのメインストーリーは第5章まで配信されています。各章ごとにフォーカスが当たるフレンズやお話のテーマもバラバラですが、各章はどのような意図で形作られていったんでしょうか?
メインストーリーのプロットはリリース前からその先まで完成していました。まず、第1章はややほっこりとしたお話でしたが、ブラックジャガーは“黒”という色がストーリー上の展開につながるのでご登場いただきました。
そしてブラックジャガーに関しては、『けものフレンズ3』初の期間限定イベントである“ブラックジャガーパーク建設中!“にも登場してもらうことにしました。
あのイベントはかなり反響が大きくて、『けものフレンズ3』の流行語大賞にも「…そんなものはない!」を出しましたけど、あれは告知PVのワンフレーズなので実際にブラックジャガーが言ったわけではないんですよね(笑)。いずれにしても、結果として多くの方に彼女たちを気に入っていただけたようで、よかったです。
――第2章ではキョウシュウチホーのサバンナエリアが舞台となりました。
ネクソン版『けものフレンズ』でサーバルの未来を占ったのもダチョウでしたし、彼女は重要なポジションに位置するフレンズのひとりです。
あと、オオフラミンゴとアフリカゾウの絆を描きたかったのでそういう意味でも満足しています。
――続く第3章ではリウキウチホーが舞台に! マイルカが探検隊に加入するエピソードもありますし、最初から彼女を中心軸に描くという構想だったんでしょうか?
そうですね。ただ、彼女を加入させるというだけだとやっぱりピンと来ないと思ったんです。なので、マイルカとシロナガスクジラの関係性をしっかり描いてストーリーを形作らせてもらいました。
ストーリーの中ではリウキウチホーのフレンズも“声だけ”登場したりするシーンがありますが、いずれアプリの中でも実際に姿を見せる日が来るかもしれません。
――第4章は警備隊のメンバーたちが一堂に会します。
第4章ではドールが憧れる道に対してひとつの見解を示してくれるポジションとしてライオンが登場しました。ある意味では探検隊を見守るポジションに位置する存在でもあります。
一方で、物語をひっかき回してくれたのがコノハ博士とミミちゃん助手。でも、ネクソン版『けものフレンズ』でクジャクの羽根を引っこ抜いていたときに比べたら、まだまだおとなしくて理性的だと言われるファンの方もいるかもしれませんね。
――そして、第5章はペンギンアイドルユニットのPIPが登場するというお話でした。
PIPおよびPPPは、これまでアニメや、漫画、舞台など……もちろんゲームにも、ほぼすべての媒体で登場しているキャラクターたちですから、そんな彼女たちを『けものフレンズ3』にいい形で落とし込めるのかというのは大きな課題でした。
アプリ『けものフレンズ3』はネクソン版の『けものフレンズ』の地続きにある物語というイメージなので、ロイヤルペンギンがPIPに加入するというストーリーがいいのではないだろうかと。もちろん、PIPのメンバーにも個々にフォーカスしたいですし、ロイヤルペンギンのPIPにかける想いも描きたいし、あとはそれをつなぐジャイアントペンギンの存在も示したい……ということで、練りに練って作らせていただきました。
――他のメディアで別の時系列のPIP、PPPが描かれているからこその難しさもありそうですね。
すでに他のメディアで描かれてきた彼女たちの魅力を殺さないように、いやむしろ引き立てられるように『けものフレンズ3』で魅力を繋いでいきたいという想いはありました。そんな流れの中で、はなまるアニマルと×ジャパリ団というふたつのアイドルユニットも『誕生』しました。
そして、その結果、PIPの輝きも増していくという流れをシナリオチームがきれいにまとめてくれたんじゃないでしょうか。大げさな表現かもしれませんが、第5章の根底には「アイドルとはどういった存在なのか」という深いテーマもあるので、シナリオチームもかなりいろいろなメディアを研究していたみたいです。
ハーフアニバーサリーより先の展開は?
――戦闘中にキャラクターソングのメロディーがBGMとして流れるというのも、かなり熱い演出でした。
プロットからストーリーを組み上げていく中で、シナリオチームから「ぜひとも曲を使いたい」という要望がありまして。じゃあ、そうしようというところで手配してあの演出が実現しました。楽曲は『けものフレンズ3』の中でもこだわっているポイントのひとつなので、ユーザーの皆さんには今回のサプライズも含めて喜んでもらえているようでよかったです!
――たしかに『けものフレンズ3』は戦闘中に流れる音楽も非常に印象的なBGMばかりですね。定期的に開催されている『セルリアン大掃除』イベントや、クリスマスやお正月といった期間限定イベントで戦闘中のBGMが変わるというのもおもしろい試みだと思いますが。
『セルリアン大掃除』はストーリーがないイベントなので、それなら雰囲気だけでも変えようということで、通常のバトルでもバリバリのEDMをかけるという形にしてみました。逆にボス戦ではドタバタ感のあるコミカルなイメージにして、「もうすぐ勝利!」という雰囲気を目指しました。
――ただ、『けものフレンズ3』のイベントで登場する一部のボスはかなりフレンズを育成していないと倒せないイメージもありますが……。
そうなんです。実際、『セルリアン大掃除』の最高難易度のボスは本当に強いので、「あのBGMだとさすがに合わないんじゃないか」という意見がチーム内からも出まして……。それでさらに迫力のあるEDMを一曲追加するという流れになりました。
季節イベントというかクリスマスとお正月に関しては、わかりやすくいえば、我々の日常でも……それこそ、その季節になったら街中やテレビでそういう雰囲気のある曲が流れているからこそのアレンジなんです。
『けものフレンズ』というコンテンツには、フレンズという不思議な存在が登場しますが、舞台となっているのはジャパリパークという現実感のある世界。なので、「耳に入ってくる音も現実世界と似ている」と思ってもらうことで、より説得力を持たせたいという思惑があります。今後も可能な限り、こだわっていきたいですね!
――音楽だけではなく、背景などの世界観にまつわるグラフィックもこだわりを感じます。こちらはどのような作業体制で作られているんでしょうか?
シナリオの背景イラストは、クオリティーに定評のあるスタッフさんたちにお願いしていまして、だからこそ美しいグラフィックが担保されているという感じです。
3Dのバトルステージはそんな背景をベースに、これまた熟練のスタッフが担当しております。背景イラストと近しい描写が実現できるように、密に連携を取りながら作業を進めています。
――先日開催されたバレンタインのイベントの舞台である“夜市”は背景が実在の中華街のようなテイストでしたが、背景のグラフィックも音楽同様に現実に寄せることを意識されているんでしょうか?
まさにその通りです。現実にあってもおかしくないような街並みを意識しました。かなり広々とした街並みですし、もしかしたらパークの職員なども働いているのかもしれない……そういったところにも思いを巡らせていただけると楽しいと思います。
――バレンタインのイベントといえば、コノハ博士やミミちゃん助手が“食”をテーマにしたマンガの登場人物顔負けの美食っぷりを発揮していたシーンも鮮烈でした。これまでさまざまなメディアで、フレンズたちが人間と同じ食事をとっているという描写はありましたが、『けものフレンズ3』もそういう描写が多分に見受けられますよね。
アニメの『けものフレンズ』から入って来られた方は意外かもしれませんが、ネクソン版の『けものフレンズ』や漫画『けものフレンズ ようこそジャパリパークへ!』の時点からそういった描写はあったんですよね。そういうことができるのもフレンズたちの魅力ということだと捉えていただければ幸いです。
――ちなみに開発チームの中で、特に人気の高いフレンズなどはいたりしますか?
それが、おもしろいことに全員の机の上に乗っているフレンズのグッズや壁紙が、てんでバラバラなんですよ(笑)。でも、どのフレンズも違った個性を持っていて、魅力的に感じる部分が人によって違うというのも『けものフレンズ』らしくていいのかなと。
――ハーフアニバーサリーという節目のタイミングを迎える『けものフレンズ3』ですが、最後にこの先の展開について可能な範囲で教えていただけますでしょうか。
これまでは育成したフレンズの実力を発揮できる場所が“エクストラのクリアー”や“ちからくらべ”などに集約されていましたが、それ以外に新たなコンテンツ『シーサーバル道場』を準備しています。
強敵に対して与えるダメージを突き詰めていくという己との戦いに近いモードを実装する予定です。強敵の属性や特性も曜日によって異なるので、今まで活躍しづらかった……たとえば、状態異常に対する耐性や、特定のフォトの効果が刺さるような強敵もいるかもしれません。ぜひフレンズを育成して挑戦してみてください。
ストーリーに関してはメインストーリーや“アライさん隊長日誌”で区切りを迎えるようなタイミングはいくつか想定していますが、それで終わるというわけではなく、いろいろと考えながら開発を進めております。こちらもぜひ期待していただければと……! どうか今後も『けものフレンズ3』をよろしくお願いいたします。
©けものフレンズプロジェクト2G ©SEGA
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けものフレンズ3
- メーカー: セガ
- 対応端末: iOS
- ジャンル: フレンズたちと“わくわくどきどき探検”するRPG
- 配信日: 2019年9月24日
- 価格: 基本無料/アイテム課金
けものフレンズ3
- メーカー: セガ
- 対応端末: Android
- ジャンル: フレンズたちと“わくわくどきどき探検”するRPG
- 配信日: 2019年9月24日
- 価格: 基本無料/アイテム課金
けものフレンズ3 プラネットツアーズ
- メーカー: セガ・インタラクティブ
- 対応端末: AC
- ジャンル: カードゲーム
- 稼動日: 2019年9月26日