言葉で戦うドット絵RPG『奴は四天王の中で最も金持ち』が楽しくて時間泥棒な件
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『どうして勇者様はそんなに弱いのですか?』や『彼女は最後にそう言った』など、泣けるシナリオでファンを獲得しているSYUPRO-DX Inc.の『奴は四天王の中で最も金持ち』をレビューします。
言葉の組み合わせで戦う斬新さもありながら、初めてファミコンのRPGに触れた懐かしさを思い出すドット絵とサウンドで、時間を忘れてプレイできます。
救世主のいなくなった世界で、新たな救世主を目指せ!
舞台は20XX年。未来テクノロジーによって生まれた新世代のガチャ“ワザガチャ”によって荒んでしまった世の中……。
その世界を支配する“課金四天王”を倒すRPGとなっています。
ワザガチャのシステムは、冒頭でこの世界の救世主と言われていた“ラブアンドピース”が冒頭に説明をしてくれます。
チュートリアルは、シナリオに組み込まれており、移動のやり方、ワザガチャの使い方を覚えられます。
タンスにあるワザガチャとケータイを、無事に手に入れました。どんなワザガチャなのか、楽しみです。
ここに注目!:“うえガチャ”と“したガチャ”の言葉を組み合わせて戦え!
ワザガチャとケータイを持って外に出ると、先ほど主人公を呼びに来た“リョウマ”が待っています(リョウマは主人公のお兄さんです)。
練習の前に、ケータイに自分の名前を登録するように言われます。ここで主人公の名前が決定します。変更ができないので、注意しましょう。
いよいよワザガチャの練習です。リョウマに自分の持っているワザガチャを見てもらいます。
なんということでしょう。“したガチャ”だけではワザガチャが使えないようです。しかし、主人公が持っているのはこの“したガチャ”の“体当たり”だけです。
なんと、リョウマが余っている“うえガチャ”をくれることに! さすがお兄さん、頼りになります。
5種類の色から好きな色を選びます。筆者は青が好きなので“あお”を選びましたが、これがのちのち有利になりました。
ほとんどのRPGでは、武器は装備しないと効果を発揮しません。このゲームの武器となるワザガチャも、装備しなければ使えないので、さっそく装備します。
ガチャは戦闘でもらえるゴールドを消費する“なぞのガチャ”と、課金通貨を消費する“ギガガチャ”の2種類があります。
ゴールドは戦闘をくり返せば、気づけば結構貯まりますので、10連の“なぞのガチャ”が引けそうな額が貯まったら、回していくことをおすすめします。
ちなみに、ガチャの組み合わせは、データメニューを見ると、“うえガチャ”と“したガチャ”どちらも1,024種あるので、単純に計算しても1,048,576種類!
中にはストーリーを進めたり、レベルを上げたりすることで入手できるガチャもあります。
はたして、コンプリートした救世主はいるのでしょうか……。
街を歩いて住人と話をしていると、なんだか不穏な空気が流れてきます。
今こそ、リョウマから習ったワザガチャの使い方の真価を発揮する時です! リョウマと共に、立ち向かっていきましょう!
リョウマからもらえる“うえガチャ”の色ですが、これはワザガチャに属性を与える色になります。
赤は火、青は水、緑は木、白は光、黒は闇に相当し、赤は青に弱く、青は緑に弱く、緑は赤に弱く、白と黒はお互いが弱点です。
ボスや強敵が何色のガチャをメインに使っているのかを見極め、こちらのガチャを有利になるように組んでいきましょう。
こんな人におすすめ!:初代ファミコンやゲームボーイのような、懐かしさを感じるゲームがプレイしたい人
最近のスマートフォンゲームは、グラフィックが家庭用ゲーム機並みにきれいなものもあり、スマートフォンゲームの枠を大きく超えているものも多いです。
ですが、このゲームはドット絵の素朴なグラフィックと、いわゆる“ピコピコ音”サウンドで、初代ファミコンや初代ゲームボーイをプレイしていた世代には、とても懐かしく感じられると思います。
筆者も初代ファミコン世代。サウンドやグラフィックはもちろん、わかりやすい操作性やゲームシステムにも、大変懐かしさを覚えました。
レベリングの戦闘も苦にならず、気づけば何時間もプレイしていたくらいです。うーん、時間泥棒な感じ!
GPSによる位置情報も必要なく、地下鉄に乗っていても気軽にプレイができるので、少しの移動時間にレベリングだけでも、という遊び方も可能です。
“うえガチャ”と“したガチャ”の言葉を組み合わせて、この世界を牛耳る四天王を、コテンパンにしてやりましょう!!
(C) SYUPRO-DX Inc.
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