【おすすめDLゲーム】『Hollow(ホロウ)』は謎解きとSFとホラーが味わえるFPSアクションゲーム
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- sexy隊長
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ダウンロード用ゲームから佳作・良作を紹介する“おすすめDLゲーム”連載。今回はPC(Steam)とNintendo Switchにて配信されている『Hollow(ホロウ)』をお届けします。
本作は、ポーランドのデベロッパーであるForever Entertainmentが開発したSFホラーアクションゲーム。ダウンロード販売で全世界20万本以上を売り上げ、『2』の発売も決定している作品です。
そんな本作『Hollow(ホロウ)』の魅力を紹介します。
なお、画面はSwitch版とPC版のものになります。
記憶を失ったプレイヤー
プレイヤーは資源採掘用宇宙船“シャクター・ワン”の近くを漂流する緊急カプセルの中で目覚めますところからゲームが始まります。
しかし、自分自身が誰であり、どうやってここに来たのかも思い出せません。唯一の記憶は、なぜか覚えているオートパイロット用のドッキングコードだけです。武器や回復アイテムを入手しながら、船内を探索していきます。
船内には上記の武器や回復アイテムの他に、船員が残したメモや端末、パズル要素がある発電機などがあります。そして物語の重要な鍵を握る女性の存在など、さまざまな情報が手に入ります。
その情報を使い宇宙船に起きた真相や自身の記憶を解き明かしていくのですが、本作は謎解きゲームという要素だけではなく、グロテスクな人型のクリーチャーたちが走り回り、突如襲いかかってくるというホラーアクション要素もあります。謎を解明しなければいけないし、敵とも戦わなければいけないという、恐怖と謎が交差するのが本作品の魅力になります。
試される謎解き能力
謎解きにはロックされたドアを開けたり、発電機を起動させたりと、先へ進むためにさまざまなタイプが存在。ロックナンバーを見つけて入力したり、オブジェクトを動かすパズルだったりと、シンプルな謎解きばかりですが……これが地味に難しい!
ロックナンバーを解除する謎解きは、分かりやすいゲームだと“名刺の裏に書いてある”みたいなヒントがあって、名刺を探してロックナンバーを見つけるような流れが多いと思いますが、本作はこういったヒントは基本ありません。
明確なヒントがないまま、道中拾った乗組員のメモから推理することになるので「これで……あっている……のか?」と、主人公が味わっているであろう不安を体験できます。
プレイはヘッドホン推奨!
ゲーム開始時に注意書きが出るぐらい本作はヘッドホンが重要。BGMはなく、機械音などがノイズのように多方面から鳴っており、船内空間にいる感覚が味わえます。
ずーっと鳴っている機械音が孤独を紛らわせるような、逆に誰もいない孤独を感じるような音になっており、主人公の孤独さをうまく表現しているのでヘッドホンを着用し、しっかりと音で世界観に没頭してほしいです。
またプレイ中には、クリーチャーが背後からいきなり襲ってきて、そのままゲームオーバーというパターンが何度か起きました。
この突然現れるクリーチャーへの対処法こそ“音”になります。クリーチャーは、機械音などとはまったく異なるうめき声を出しながら襲ってくるので、音をしっかり聞いていると対処できるのです。
ちなみに機械音×人型クリーチャーのうめき声はかなり不気味!
「クリーチャーが来る!」と分かっていても動揺して、クリーチャーを倒しきれずにゲームオーバーになることが多々ありました……。うめき声、足音、機械音といった音に対して怯えながら進むことになるので、音への恐怖心は本作の魅力の1つ思います。
美しいビジュアルと謎が謎を呼ぶシナリオ
滑らかな動きや美しいグラフィックには目を見張るものがありました。一方で、クリーチャーが複数出てくるところでは処理落ちしてスローになる場所がありましたが、そこまで戦闘がメインのゲームではないので、そこまで深刻な問題ではないかと。
美しいビジュアルで魅せる船内とオブジェクト、そしてグロテスクな人型のクリーチャーという美しさと恐怖がビジュアルで表現されています。
シナリオはSF好きなら既視感のあるものではあります。が、この世界観やゲーム内容と相まって主人公は何者なのか? ハチャメチャになっている船内で何が起きたのか!? 回想シーンや乗員のメモなどを集めて解き明かしていく楽しさがあります。
プレイを進めるほど話は広がっていくので、SF好き、ホラー好きなら楽しめるシナリオだと思います。
オートセーブがない恐怖心!
昨今のゲームには珍しく、オートセーブはありません。船内にあるPC端末を見つけ出してセーブするという、少し懐かしいシステムです。
チェックポイントもないので、ゲームオーバーになるとタイトル画面に戻され、ロードゲームをしてリスタートすることに。そのため、ゲームオーバーになりたくないという恐怖心が発生。懐かしい感覚を味わえました。
PC端末では、道中で発見したメモなどを閲覧できますが、むしろ見つけたメモなどはPC端末でしか閲覧できません!
そもそも本作はメニュー画面がないのでアイテムのインベントリ画面もないという珍しい作品。拾ったメモなどはデータ化されPC端末へと自動で送られ、武器や回復アイテムは十字キーにアサインされているので不便さは感じませんが、謎解きの最中にメモを見ようと思っても、その場で見られないのでPC端末を探すか、戻るかしないといけません。
メモを見つけたら画面キャプチャかスマホでモニター直撮りするというリアルメモをするとプレイしやすくなります(笑)
音やビジュアル、そして一人称視点ならではの恐怖心という、文章で伝えにくい部分がある作品なので、ぜひヘッドホンを着用して世界観と恐怖を楽しんでほしいです!
ここは書くのか迷うところですが、頻繁に値下げをしているタイトルなので、気になっている人はそちらを利用して購入するのもアリだと思います。
(C)2018 Forever Entertainment S. A. MMEU 2018 Licensed to and published by Rainy Frog LLC. Hollow uses the Unreal(R) Engine. Unreal(R) is a trademark or registered trademark of Epic Games, Inc. in the United States of America and elsewhere.
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『Hollow(ホロウ)』
- メーカー:Forever Entertainment
- 対応端末:PC(Steam)
- ジャンル:ACTアドベンチャー
- 配信日:2017年11月17日
- 価格:2,000円
『Hollow(ホロウ)』
- メーカー:Forever Entertainment
- 対応端末:Nintendo Switch
- ジャンル:ACTアドベンチャー
- 配信日:2018年12月6日
- 価格:2,000円