岡田麿里さん脚本のアニメ『泣き猫』出演声優が追加発表

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 6月5日公開となる映画『泣きたい私は猫をかぶる』のビジュアル、本予告映像、追加キャスト、主題歌情報が公開されました。

 本作は、『ペンギン・ハイウェイ』で第42回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞、ファンタジア国際映画祭今敏賞(ベストアニメーション賞)を受賞したアニメーションスタジオ“スタジオコロリド”が贈る長編アニメーション映画第2弾。

 監督は、『美少女戦士セーラームーン』、『おジャ魔女どれみ』など90年代アニメを支えてきた、日本アニメ界の重鎮・佐藤順一さんとスタジオジブリを経て現在はスタジオコロリドにて数多くのCMや映像作品に参加、本作で長編監督デビューを飾る柴山智隆さんが担当します。

 脚本は、日本中が涙した大ヒット作『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』や『心が叫びたがってるんだ。』、『空の青さを知る人よ』、他自身が監督を務めた『さよならの朝に約束の花をかざろう』など確かな描写力で定評のある脚本家・岡田麿里さんです。

 本予告映像では、ヨルシカの主題歌『花に亡霊』が本作の世界観を音楽で表現しており、ムゲの日之出へのまっすぐな想いをより一層引き立て、物語をより深くより鮮やかに紡いでいます。

 追加キャストとしては、主人公・ムゲを“猫”世界へと導き、物語のカギを握る猫店主役を山寺宏一さん、ムゲや日之出の学校の担任・楠木先生役をお笑いコンビ・おぎやはぎの小木博明さんが演じることが明らかになりました。

追加キャスト・主題歌アーティストコメント

猫店主役:山寺宏一さん

Q1:出演が決まった際の感想

 作品の内容を知る前に、主演が志田未来さんと花江夏樹君だ
と聞き、共演できることをうれしく思いました。

 花江君は嫉妬するほどの活躍をみせている事務所の後輩。志田さんは『女王の教室』から注目していた大好きな女優さんで、この作品においてもその天才振りを発揮していて、ますま
すファンになりました。

Q2:演じたキャラクター“猫店主”について

 不気味で、トボケてて、掴みどころがない、なんともユニークなキャラクターです。演じていて本当に楽しかったです。

Q3:本作を観る人へのメッセージ

 主人公2人の揺れ動く心情、日常の風景、摩訶不思議な猫の世界、どれもが繊細かつ丁寧に描かれている素敵な作品です。

 悩み多き多感な10代はもちろん、いろんな世代の方々に観ていただきたいと思います!

学校の担任・楠木先生役:小木博明さん

Q1:出演が決まった際の感想

 僕をキャスティングしてくれるスタッフの気がしれないと思いました(笑)。

 前回アフレコした時は海外作品だったので、現場に海外スタッフが多く、イントネーションとか通訳をかいしてやったのでその時はリラックスしてできましたが、今回は日本のアニメーションだったから日本のスタッフがたくさんいて緊張しました。

Q2:演じたキャラクター”楠木先生”について

 実は最初オファーをいただいたときに、当て書きだということを事前にお聞きしました。

 キャラクターの楠木先生が眼鏡かけているし、ちょっと歳をとっていて、太った感じにみえたし、なんだかそれも僕っぽく再現されていたので、半信半疑ではありましたがその気持ちでアフレコにのぞみました。

 ですので、キャラクターの見た目が僕に似ているものですから、そのまんまでやらせてもらいました。正直、アフレコを終えた今でも半信半疑です(笑)。

Q3:本作を観る人へのメッセージ

 ちゃんと家族で観れるような作品です。大人も子どもも楽しめる作品ですし、みんなに観てほしいです。

 僕は家族愛があるものが大好きなので、この作品は是非家族
でも見てほしいですね。

 あと、僕のところもいい先生だなと思って観てくれたらありがたいですね(笑)。こんな先生いたらいいな! みたいな(笑)。

ヨルシカからのコメント

 昔から映画をよく見ます。暇になるたびに邦洋問わず鑑賞するのですが、音楽と調和した1本を見た時の感動は他には代え難いものがあります。特に物語の個性と、音楽の個性がぶつかり合った作品に心惹かれます。

 初め打ちあわせで監督の方に言われた言葉は「自由に作ってみてほしい」でした。ヨルシカは基本的にコンセプトが軸にある音楽を出しているバンドで、話をいただいた時は新たなコンセプトアルバムを作っている最中でもありました。

 僕はその言葉がうれしくもあのりつつ、つまりは、作品という枠組みの中で支える音楽ではなく、枠組みの外で泳ぐ自由さを求められているのだと捉えました。

 今回使っていただいた主題歌はヨルシカとしての作品性をそのままアウトプットしたものでもあり、この映画の創造力とぶつかり合って輝くような、独立した二作品がキレイに調和を保っているような、そんな景色を作る音楽になっていればと、そう願っています。

 映画館で鑑賞できることを1つの楽しみにしています。

『泣きたい私は猫をかぶる』作品概要

公開日
6月5日
出演(敬称略)
志田未来
花江夏樹
小木博明
山寺宏一
スタッフ(敬称略)
監督:佐藤順一、柴山智隆
脚本:岡田麿里
主題歌:『花に亡霊』(ヨルシカ/ユニバーサルJ)
企画:ツインエンジン
制作:スタジオコロリド
配給:東宝映像事業部

(C) 2020 「泣きたい私は猫をかぶる」製作委員会

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