TVアニメ放送を控える『ロード・エルメロイII世の事件簿』が音楽劇に。キャストや公演日程が公開

　12月19日から本公演が開催される音楽劇『ロード・エルメロイII世の事件簿 ‐case.剥離城アドラ‐』のスタッフ、キャスト、公演日程、会場の他、TVアニメを制作しているTROYCAによって描き下ろされたイメージイラストが発表されました。

　原作は、三田誠によって描かれる正統かつ至高の魔術ミステリーで、TVアニメの放送を控える人気作品が、待望の舞台化されます。4月末に舞台化が発表され、大きな話題となりました。

総合演出：ウォーリー木下さん

　1971年12月20日生まれ、東京都出身。劇作家・演出家。神戸大学在学中に演劇活動をはじめ、劇団☆世界一団を結成し、現在は“sunday（劇団☆世界一団を改称）”の代表としてすべての作品の作・演出を担当。外部公演も数多く手がけ、役者の身体性に音楽と映像とを融合させた演出を特徴としています。

　また、ノンバーバルパフォーマンス集団“THE ORIGINAL TEMPO”のプロデュースでは、エジンバラ演劇祭で五つ星を獲得するなど、海外で高い評価を得ています。

　10カ国以上の国際フェスティバルに招聘され、演出家として韓国やスロヴェニアでの国際共同製作も行っています。2018年3月より“神戸アートビレッジセンター（KAVC）”、舞台芸術プログラム・ディレクターに就任。

　最近の作品に、ミュージカル『リューン～風の魔法と滅びの剣～』、演劇『ハイキュー!!』、『スケリグ』、乃木坂46版ミュージカル『美少女戦士セーラームーン』などがあります。

　また、“静岡ストリートシアターフェス ストレンジシード”他、さまざまな演劇祭のフェスティバルディレクターや“東京ワンピースタワー ONE PIECE LIVE ATTRACTION”の演出を手がけています。2019年7月には『SHOW BOY』が開幕予定です。

主な作品

舞台演出
ミュージカル『リューン～風の魔法と滅びの剣～』再演（2019年6～7月）
ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!! “東京の陣”』（2019年4～5月）
『スケリグ』（2019年1～2月）
ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!! “最強の場所”』（2018年）
大阪府障がい者舞台芸術オープンカレッジ『うみのうたごえ』（2018年）
乃木坂46版ミュージカル『美少女戦士セーラームーン』（2018年）
『年中無休！』（2018年）
ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!! “はじまりの巨人”』（2018年）
ミュージカル『リューン～風の魔法と滅びの剣～』（2018年）
『mazing Performance W3（ワンダースリー）』（2018年）
ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!! “進化の夏”』（2017年）
ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!! “勝者と敗者”』（2017年）
DANCE BOX 20周年企画『The PARTY ‐Can’t Stop the Dance‐』（2016年）
ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!! “烏野、復活！”』（2016年）
舞台『Honganji～リターンズ～』（2016年）
舞台『Honganji』（2016年）
ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!! “頂の景色”』（2016年）
メイシアタープロデュース『やぶのなか』（2015年）
つながる音楽劇『麦ふみクーツェ～everything is symphony!!～』（2015年）
東京パフォーマンスドール『ZEPP TOUR 2015 春 ～DANCE SUMMIT“1×0”ver3.0～』（2015年）
ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』（2015年）
東京パフォーマンスドール『LIVE TOUR 2014 夏』（2014年）
東京パフォーマンスドール PLAY×LIVE『1×0 NEW VERSION』（2014年）
おおさかカンヴァス 2014『御堂筋ウォーキング はたらく人～WORKS AND WALK～』（2014年）

脚本：斎藤栄作さん

　1973年6月25日生まれ。1996年日本大学芸術学部演劇学科を卒業後、劇団POOL‐5を旗揚げ、2006年に活動を休止。それに伴い、個人プロデュースLEMON LIVEを立ち上げ、全作品の脚本・演出を手がける。

　近年では外部にも精力的に作品を提供。本格時代劇からミュージカル、アニメやゲーム原作といった2.5次元舞台まで、あらゆるジャンルを網羅する一方、NHK語学番組『リトル・チャロ4』、NHKラジオ『エンジョイ・シンプル・イングリッシュ』の原作脚本など、多方面で活動の幅を広げている。

主な作品

舞台脚本
舞台『逆転裁判‐逆転の GOLD MEDAL‐』（2019年1月）
舞台『Honganji～リターンズ～』（2016年）
ミュージカル『シャーロック ホームズ2～ブラッディ・ゲーム～』（2015年）
舞台脚本・演出
Live Musical『SHOW BY ROCK!! ‐狂騒の BloodyLabyrinth‐』（2018年）
Live Musical『SHOW BY ROCK!! ～THE FES 2018～』（2018年）
Live Musical『SHOW BY ROCK!! ‐深淵の CrossAmbivalence‐』（2017年）
Live Musical『SHOW BY ROCK!! ～THE FES II‐Thousand XVII～』（2017年）
舞台『ファンタシースターオンライン 2‐ON STAGE‐』（2014年）
舞台『サクラ大戦奏組 ～薫風のセレナーデ～』（2013年）
TV脚本
『リトルチャロ4』（NHK・Eテレ）
『ボキャブライダー』（NHK・Eテレ）
『おもてなしの基礎英語』（NHK・Eテレ）
ラジオ脚本
『エンジョイ・シンプル・イングリッシュ』（NHKラジオ）

演出：元吉庸泰さん

　1982年5月16日生まれ、千葉県出身。舞台演出家。脚本家。劇団エムキチビートを主宰し、劇団の全公演の脚本演出。ブロードウェイ作品から話題の2.5次元作品など、多種多様な作品の演出を手掛けます。

　その場に立つ生の俳優の実感を尊重しつつ、緻密な戯曲の読解と空間の演出により、舞台の効果を最大限に引き出す手法に定評があります。

　学生時代より舞台照明、演出部、演出助手などあらゆる舞台セクションを数多く経験してきたその経験則は、現場に自信と安心感を与えています。

　近年の主な演出作品は、『ぼくの友達』、『マリアビートル』、ブロードウェイミュージカル『ソーホー・シンダーズ』、『僕のヒーローアカデミア The Ultra Stage』、『錆色のアーマ‐繋ぐ‐』などがあります。

主な作品

舞台演出
『錆色のアーマ ‐繋ぐ‐』（2019年6月）
『僕のヒーローアカデミア The “Ultra” Stage』（2019年4月）
ミュージカル『ソーホー・シンダーズ』（2019年1月）
『妖怪アパートの幽雅な日常』（2019年1月）
音劇『世界の終わりに君を乞う。』（2018年）
『マリアビートル』（2018年）
『ぼくの友達』（2018年）
『境界線上の物語』（2017年）
ミュージカル『魔界王子 devils and realist the Second spirit』（2017年）
『錆色のアーマ』（2017年）
『赫い月』（2017年）
『アイ ワズ ライト』（2016年）
『ハッシャ・バイ』（2016年）
ミュージカル『魔界王子』（2016年）
芸能生活25周年記念ミュージカルコンサート『I LOVE MUSICAL』（2016年）
『終わりのセラフ The Musical』（2016年）

ロード・エルメロイII世：松下優也さん

　1990年5月24日生まれ、兵庫県出身。2008年、『foolish foolish』でデビュー。2011年、『MICHAEL JACKSON TRIBUTE LIVE』のソング・ステージにアーティストとして最年少で出演しました。

　2015年、ボーカルダンスグループ“X4”を結成。同時に俳優活動もしており、2016年NHK連続テレビ小説“べっぴんさん”に岩佐栄輔役で出演し大きな話題となりました。舞台・ドラマ・歌手、と幅広く活躍しています。

ロード・エルメロイII世について

　第四次聖杯戦争から生還した魔術師の1人であり、亡くなった先代から君主の座を引き継ぎ、ロード・エルメロイII世を名乗ります。

　魔術に頼らず本質を見抜き、数々の神秘を解体してきた“魔術の破壊者”。時計塔においては現代魔術科の学部長として優秀な生徒を次々と輩出するも、その評価とは裏腹に自身の凡庸さに苦悩します。

主な作品

TVドラマ
『インハンド』（2019年・TBS）：入谷役
『アシガール SP』（2018年・NHK総合）：羽木成之役
『フェイス ‐サイバー犯罪特捜班‐』（2017年7月11日～配信開始・Amazon プライム・ビデオ）
『アシガール』（2017年・NHK総合）：羽木成之役
『べっぴんさん』（2016～2017年・NHK）
『民王スペシャル』（2016年・テレビ朝日）
『私のホストちゃん S ～新人ホストオーナー奇跡の密着 6カ月～』（2014年・テレビ朝日）：主演・影規役
『ピロートーク～ベッドの思惑～（2012年・関西テレビ）
『明日の光をつかめ 2』（2011年・東海テレビ）
『カルテット』（2011年・毎日放送）
CM
塩野義製薬『ポポン S プラス』（2012年～）
サンエー・インターナショナル『ナチュナルビューティーベーシック』（CM曲提供）
映画
『明烏』（2015年）
『ヒカリ、その先へ』（2010年）
『時をかける少女』（2010年）
『悲しいボーイフレンド』（2009年）
舞台
ミュージカル『サンセット大通り』（2020年3月～）：出演予定
舞台『黒白珠』（2019年6月～7月）：主演
座・ALISA『キセキのうた ～私たちの「今」を歌おう～』（2018年）
新感線☆RS『メタルマクベス』disc1（2018年）：レスポール Jr./元きよし役
ミュージカル『Romale（ロマーレ）～ロマを生き抜いた女 カルメン～』（2018年）
舞台『僕だってヒーローになりたかった』（2017年）
舞台『暁のヨナ』（2016年）：主演
ミュージカル『花より男子 The Musical』（2016年）
ミュージカル『モンティ・パイソンの SPAMALOT』（2015年）
舞台『私のホストちゃん～血闘！福岡中洲編～』（2014年）
エンターテイメント・パフォーマンスショー『THE ALUCARD SHOW』（2014年）：主演
ミュージカル『黒執事 ‐地に燃えるリコリス‐』（2014年）：主演
舞台『タンブリング FINAL』（2014年）：主演
Broadway Musical『IN THE HEIGHTS』（2014年）：主演
『Paco ～パコと魔法の絵本～ from「ガマ王子 vs ザリガニ魔人」』（2014年）
『私のホストちゃん』（2013年）
『THE ALUCARD SHOW』（2013年）：主演
ミュージカル『黒執事 ‐The Most Beautiful DEATH in The World‐ 千の魂と堕ちた死神』（2013年）：主演
『バグズグバリュー ～ even more BURSTING ～』（2013年）：主演
ミュージカル『ドリームハイ』（2012年）：主演
ミュージカル『黒執事 ‐The Most Beautiful DEATH in The World‐ 千の魂と堕ちた死神』（2010年）：主演
『音楽舞闘会 黒執事 ～その執事、友好～』（2009年）：主演

グレイ：青野紗穂さん

　1997年10月19日生まれ、兵庫出身。幼少よりエイベックス・アーティストアカデミーでボーカルやダンスレッスンを開始し、2012年に、N.Y.アポロ・シアターの“Stars of Tomorrow”に出場、見事優勝を果たしました。

　その後、音楽番組へのレギュラー出演やEPリリースなどの音楽活動のかたわら、15年に寺山修司生誕80年記念音楽劇『人魚姫』で初舞台・初主演を務めました。

　それを機に、『RENT』ヒロイン・ミミ役、『ブルックリン』主人公・ブルックリン役など、ミュージカルの話題作に立て続けに出演し、いまやミュージカル界の新星として非常に注目を浴びている存在です。

グレイについて

　過去に起きた事件をきっかけとして、ロード・エルメロイII世の内弟子となった少女。古来より続く墓守の一族に生まれ、特に霊体に対する感応力に長けるが、幽霊の類には異常なまでの恐れを抱いています。

　自己を低く評価するきらいがあり、つねに内に溜め込みがち。そんな自分に手を差し伸べてくれたエルメロイII世に全幅の信頼を寄せています。鳥籠に入れた魔術礼装“アッド”を携帯しており、それを隠すように灰色の外套に身を包みます。

主な作品

舞台
A New Musical『FACTORY GIRLS～私が描く物語～』（2019年9月）：出演予定
New Musical 『Color of Life』（2019年5月）：レイチェル役
ミュージカル『ソーホー・シンダーズ』（2019年3月）：ダナ役
ミュージカル『オン・ユア・フィート！』（2018年）：レベッカ役
ミュージカル『ブルックリン』（2018年）：主人公ブルックリン役
ミュージカル『RENT』（2017年）：Mimi役
寺山修司生誕80年記念 音楽劇『人魚姫』（2015年）：主演

音楽劇『ロード・エルメロイII世の事件簿 ‐case.剥離城アドラ‐』概要

原作
三田誠/TYPE-MOON
キャラクター原案
坂本みねぢ
スタッフ（敬称略）
総合演出：ウォーリー木下
脚本：斎藤栄作
演出：元吉庸泰
キャスト（敬称略）
ロード・エルメロイII世：松下優也
グレイ：青野紗穂 他
主催
アニプレックス/キューブ/サンライズプロモーション東京/ノーツ
プレビュー公演日程
12月15日：市川市文化会館 大ホール
本公演日程
12月19日～23日：なかの ZERO 大ホール
12月26日～28：サンケイホールブリーゼ
2020年1月11日・12日：久留米シティプラザ ザ・グランドホール
2020年1月17日～19日：新宿文化センター 大ホール
イメージイラスト
原画：中井準
背景：伊藤聖
仕上：松田知悦
色彩設計：篠原真理子
撮影：加藤友宣