コルダ15周年を締めくくるイベント「金色のコルダ 15th Anniversary FINAL」、2月23日昼公演をレポート

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 女性向け恋愛ゲームのパイオニア的存在のブランド・ネオロマンスの人気シリーズ『金色のコルダ』は、2003年に発売され2018年9月に15周年を迎えました。15周年をお祝いするさまざまな企画が行われましたが、その締めくくりとして「ネオロマンス・フェスタ 金色のコルダ 15th Anniversary FINAL」が2月22日、23日の2日にわたってパシフィコ横浜で開催されました。

 各公演で焦点を当てたタイトルが異なり、朗読劇にライヴ、さらに攻略対象キャラクターからの愛のメッセージなど、15周年の締めくくりにふさわしく盛りだくさんのイベントでした。ここでは23日の昼公演の様子をレポートします。

公演概要

日程:


2020年2月22日・23日 各日昼夜2公演

会場:


パシフィコ横浜 国立大ホール

出演者:

・23日昼公演キャスト

  • ▲谷山紀章(月森 蓮/東金千秋役)

  • ▲伊藤健太郎(土浦梁太郎/八木沢雪広役)

  • ▲森田成一(火原和樹/火積司郎役)

  • ▲岸尾だいすけ(柚木梓馬/水嶋 新役)

  • ▲日野 聡(衛藤桐也/冥加玲士役)

  • ▲石川英郎(金澤紘人/土岐蓬生役)

  • ▲小西克幸(王崎信武/如月 律役)

  • ▲内田夕夜(吉羅暁彦/榊 大地役)

  • ▲増田ゆき(天羽菜美/七海宗介役)

  • ▲大原さやか(都築茉莉/御影諒子役)

  • ▲保村 真(不動葉介/長嶺雅紀役)
  • ▲高木礼子(日野香穂子/小日向かなで役)

・声の出演
福山 潤、宮野真守、水橋かおり

・演奏

  • ▲加賀谷綾太郎(ヴァイオリン)

  • ▲日高航太(チェロ)

  • ▲田中和音(ピアノ)

・アシスタント

  • ▲Kan(アンフィニ)

幼なじみにフォーカスしたドラマ




 イベントの始まりはコルダの世界での1日の始まりとなり、おなじみのゲームに登場するマップ画面がステージのモニターに映し出されます。キャラクターのもとを訪れると、キャストの皆さんが甘いセリフとともに1人ずつステージに登場しました。

 さっそく始まったのはドラマ「『金色のコルダ4』~始まりのディヴェルティメント~ focus on 幼なじみPart1」。週末合奏団に神南高校と至誠館高校が参加した後のお話ということで、星奏学院の菩提樹寮には彼らの姿が。

 他愛もない話に興じている東金、八木沢、土岐のもとへやってきたかなでは、東金と土岐がお互いのことをよくわかり合っているところを目の当たりにして感心します。八木沢とも幼なじみのようなものなのでわかり合っていると言う東金に、かなでは自分の幼なじみの2人のことを考えます。

 響也はともかく律のことはわからないと言っていたところで律が帰宅。律も加わり、お互いをどれだけ理解しあっているかをためす遊びを始めます。かなでは東金たちの考えていることはさっぱりわかっていませんでしたが、東金たちは……?

 2つ目のドラマは「『金色のコルダ4』~旅立ちのカンタータ~ focus on 幼なじみPart2」と題し、七海とハルを中心に物語が展開。学年と担当楽器がチェロで同じ2人が、天音学園で合同練習へ。

 2人の演奏を聞いた冥加は何も言わず立ち去ってしまいます。七海とハルは自分たちの演奏に欠けているものがあるに違いないと話し合いますが、お互いの考えに反発。

 星奏学院に戻ったハルたちを待っていたのは、火積、新、大地の3人でした。七海とハルの話を聞き、アドバイスする3人。七海とハルはアドバイスを元に自分たちの演奏、ひいてはお互いのことを見つめ直すのでした。

ライヴでは新曲も披露!



 恒例のライヴコーナーの前半では、3月25日の発売に先がけて「ヴォーカル集 金色のコルダ4 SONGFUL」からのお披露目曲が。冥加玲士の新曲「Fatalität(ファタリテート)」を日野さんが見事な低音ボイスで歌い上げました。金澤紘人&王崎信武&吉羅暁彦の通称“大人組”による「NEVER END」は、石川さん、小西さん、内田さんがお客さんに手拍子を求めると、客席がそれに応じてライヴを盛り上げます。

 後半のライヴは火積の「沈まない夕陽」から始まり、長嶺の「TANDEM RIDE」、大地&土岐の「Heart Killer」と続きます。締めくくりとなった東金の「MAKE U MINE」ではヴァイオリンの生演奏もあり、谷山さんの歌声とヴァイオリンがユニゾンする贅沢なひとときとなりました。





福山さんと宮野さんも声で参戦!


 バラエティーコーナーは「思い出のアルバム」をテーマに、公式サイトでファンの皆さんから募集した『金色のコルダ』にまつわる思い出を紹介。このコーナーの進行は伊藤さんと高木さんのお2人。そしてこのコーナーでは、「リリがくれた魔法のボタン」なる装置が登場! ボタンを押すと、残念ながらこの日出演が叶わなかった福山さんと宮野さんのボイスが流れるのですが、ことあるごとに差し込まれる2人のボイスに会場は笑いが起きていました。

 初めて柚木ルートをプレイした際の“ブラック柚木”に驚いたというおたよりから、「私ってじつは○○なんです」というトークが展開。すると、増田さんが「ファンからどう思われているのか気になる」と言うと、すかさず客席からは「かわいい!」との声が次々あがります。感動する増田さんに高木さんが魔法のボタンを押すと、宮野さんもとい宮野さん演じる天宮 静から「それで?」と一言。うまく会話が成立してしまい、会場は大爆笑。

 香穂子がファータを探して1日駆け回る脚力がすごい、加地 葵の香穂子に対する想いの強さを「あなたの愛は重いのよ」と評する都築など、たくさんの思い出にキャストの皆さんも同意したり懐かしがったりと、15周年の締めくくりイベントにふさわしいコーナーでした。

エンディングはあの曲で

 イベントが始まったときはコルダの世界は朝でしたが、いつの間にか街並みが夕焼けに染まっていました。香穂子をはじめ、キャラクターたちからのメッセージが客席へと届けられます。そして今回の出演を残念ながらお休みすることになってしまった水橋さんからの手紙も読み上げられ、会場では温かい拍手が起こりました。

 そんな水橋さんの手紙を受け、キャストの皆さんはそれぞれのあいさつの際に「健康が大事!」ととにかく強調。トリを飾る谷山さんも「みんなで健康で会える日を楽しみにしています!」と締めくくったため、客席は拍手しながらも笑いがこぼれていました。

 最後は客席の皆さんも立って歌おうということで、客席は総立ちに。そして15周年のイベントは「JOYFUL」で幕を下ろしました。

 早くも6月24日にはイベントの模様を収録したライブビデオが発売されるので、ぜひチェックしてくださいね。

「金色のコルダ 15th Anniversary FINAL」ライブビデオ(6月24日発売予定)

https://shop.gamecity.ne.jp/var/limited/2020/dvd/corda15th_annivf//

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撮影/大山雅夫

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