『ルイージマンション3』体験レポート。新アクションを活用してちょっぴり臆病なルイージを卒業!?【E3 2019】

kbj
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 任天堂から2019年に発売予定のNintendo Switch用ソフト『ルイージマンション3』。“E3 2019(Electronic Entertainment Expo 2019)”会場に出展されている本作をさわったレポートを掲載します。

 『ルイージマンション』は、ちょっぴり臆病なルイージを操作し、奇妙な屋敷の謎を解き明かしながら、登場するオバケを倒していくシリーズ。『ルイージマンション3』ではオバキュームに新たなアクションが追加され、これまでにない遊びを体験できます。

 会場では探索やアクションを楽しめるシングルプレイ用のモードと、皆でオバケを見つけるマルチプレイ用のモードを体験できました。

 操作はAボタンでストロボ、ZRで吸い込み、ZLで吐き出し、Yでキューバンショット、Xボタンでダークライト、Rスティックボタンで後述するグーイージ呼び出しとなっています。

 まず始まると、操作が解説されます。また、要素を使う場所に来ると、テキストがちょっと表示されるので、シリーズを久しぶりにプレイする人も、初めてプレイする人も安心の仕様。何度もアクションを受けているオバ犬が、カワイくもあり、ちょっとせつなさもあり、いい味を出しています。

 オバキュームを使っていろいろなものを吸ったり吐いたりするアクションは、オバケ退治だけでなく、探索でも活用されます。ジャイロで方向を調整することに少し戸惑いましたが、そこまで複雑な操作はないので、シリーズ初心者でも気持ちよく吸い込んだり、吐き出したりできる作りになっているかと。

 オバケを吸ってから、周りにたたきつけるとそこにいるオバケを巻き込んでダメージを与えられるだけでなく、とにかく爽快! 吸った時にLスティックをオバケと逆側に入力してアイコンが出たらAボタン。ダメージの数字が複数出てくるのを見たくて、あえてオバケを固めてから操作するようになってしまいました。

 キューバンショットは、吸着するキューバンをつける新要素。……言い方はあれですが、トイレが詰まった時に使うラバーカップを撃ちだすのを連想してもらうとわかりやすいです。

 壁につけて引っ張れるようにするだけでなく、オバケの盾につけて装備を外すことが可能。盾を持っているオバケが出た場合は盾を外してから、前述した広範囲の攻撃を行うことで効率的に倒せます。そして何より、気持ちいい!

 グーイージは、全身緑のルイージのようなキャラ。3DSで発売された『ルイージマンション』では、協力して冒険する際に2Pが操作する要素でしたが、本作では操作キャラを切り替えることで、1人でどちらのキャラも動かせます。

 特徴としては2つあり、1つはグーイージはゲルのような体をしていること。そのため、とげなどのダメージを受けずに進めたり、金網など一部の物体をすり抜けたりができます。もう1つは、グーイージを動かしている間はルイージを動かすことはできないので、キャラを固定したまま、別の場所の仕掛けを動かせることがあります。

 これらを使って謎を解いた時に「ああ、『ルイージマンション』をプレイしているなぁ」という感覚を味わえました。アクションと謎解きのいい塩梅でのミックスは、今回プレイしたわずかな時間でも健在であると感じました。

 また、さまざまな隠し要素があるため、探したくなる作りになっているとも感じました。部屋にあるオブジェに何かしたら反応するのではないかと、意味もなく吸ったり吐いたり、物をぶつけたり……反応を見ている時間も楽しみの1つですね

 このように、さまざまなことを試していたところ、プレイが途中で終わってしまいました。ダークライトを使うことはできなかったのですが、活躍する場所は本編を含めてしっかりあるかと思われます。

 その後、マルチプレイモードについてもプレイ。こちらは、すべてのオバケを協力して倒すというもので、3DS『ルイージマンション2』にあった、“ハンタータワー”のような遊びでした。今回は20体のオバケを時間内に倒すルールでしたが他にもルールがあるのか、気になります。

 プレイする際には、一緒に行動することも、バラバラに動くことも可能。まとまって行動していると、オバケがまとめて出た時でも楽に対応できますが、その分、探索範囲は限られてしまうため、バランスに気を付ける必要がありそう。声を掛け合うだけでなく、表示されているマップを見ることも大事だと感じましたね。

 ステージ内にあるコインを集める要素もあるため、オバケを見つけるだけでなく、探索してポイントを稼ぐこともできそうでした。
 また、それぞれのキャラがグーイージを出すこともできて、同じ場所で出した時のインパクトは絶大! ちなみに、グーイージを使った要素ももちろん用意されていたので、プレイする際には探してみてください。

 このモードで稼いだポイントがシングルプレイにどのように反映されるのか、それとも反映されないのかはわかりませんでしたが、何人か集まった時にワイワイプレイすると盛り上がりそうです。

 先ほどあげたように、アクションと探索を適度なバランスで楽しめる『ルイージマンション』シリーズ最新作の本作。新要素を使いこなせば、もう「ちょっぴり臆病なルイージ」なんて言わせない!? プレイできる機会があれば、ぜひさわってください。

(C)2019 Nintendo

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