『スパロボDDコラム』“必殺技スロット機能”追加でゲーム性に大変革!【#15】

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“必殺技スロット機能”追加! さらに深みを増した正統派『スパロボ』の醍醐味

 ハーフアニバーサリーを終えたばかりの『スパロボDD』に大変革が! 『スパロボDD』コラム第15回、早速ですが参りましょう!!

 多くのプレイヤーからの声をフィードバックし、3月31日の更新で“必殺技スロット機能”が追加されました(現時点ではβ版です)。

 こちらは、これまでユニットパーツを装備させていた“メインスロット”と“サブスロット”に加えて、必殺技専用パーツを2つまで装備できるというもの。ここに装備したパーツの必殺技が、これまでのメインスロットの必殺技に加えて使用できるようになるんです!

 写真の赤枠で囲んだところが必殺技スロット。支援専用パーツや汎用パーツは装備できない、必殺技専用パーツのみのスロットとなっています。

 ここに装備したパーツに対応した必殺技が使えるようになるほか、必殺技スロット専用のアビリティが発動しますが、能力値はユニットにプラスされません。

 また、限界突破回数(強化レベルではなく)と特性によるボーナスが必殺技の性能に反映されます。


 マップ上では黄枠で囲んだ必殺技アイコンをタップすることで、使える必殺技のリストがポップアップし、最大で3つの必殺技をワンタッチで切り替えることができます。残り回数や属性、射程、次に使えるまでのターン数もひと目でわかるのが親切!!

 この“必殺技スロット”の追加により、『スパロボDD』のゲーム性は大変革を迎えました。

 これまでは通常攻撃と必殺技の2つだけで戦ってきたのが、通常攻撃と必殺技3つ、合計で4つの攻撃を使い分けることができるようになり、事前の準備がほぼすべてを決めるゲームから、状況に応じて臨機応変に対応すること(もちろん、それができるように準備しておくことも)が勝敗を分ける、戦術性重視のゲームへと生まれ変わりました。

 SSRの必殺技専用パーツに押され、活躍の場がなかったRやSRのパーツに陽の目が当たったのもうれしいところ。

 低レアリティの必殺技の多くは威力が低い代わりに、使用可能になるアクション数や使用回数などが優れており、レアリティが低いがゆえに頻繁に排出され、特性をアップさせやすいなどの利点もあります。

 また、SSRパーツとは異なる属性だったりもするので、敵の弱点を突くという観点からも低レアリティのパーツが活躍できるようになったのです。


  • ▲特性+0のSSRパーツ“デビルウィング”と、特性+5のSRパーツ“熱戦”のダメージ比較。属性は異なるものの、ダメージはまったく同じ。SRならば威力面でもSSRに比肩しうるポテンシャルを秘めている。

  • ▲通常攻撃とR必殺技の比較。低レアリティとはいえ、通常攻撃を大きく上回るダメージを叩き出す。この場合は特性+5、5段階の限界突破を施してあるので、わずか2アクションで使用可能となり、合計7回も使える。

 さまざまな性能の必殺技専用パーツを強化して、その組み合わせを吟味していくのは、『スーパーロボット大戦OG』シリーズのウェポンセレクトシステムを彷彿(ほうふつ)とさせる楽しさです。

 しかも、アビリティや能力値といった数字のみが反映されるサブスロットと異なり、こちらはド派手な戦闘デモを見られる必殺技が使えるようになるというお楽しみもアリ。

 “必殺技スロット機能”の追加により、『スパロボDD』は本家『スーパーロボット大戦』シリーズのプレイフィールにさらに近づいたと言えるのではないでしょうか。たくさんの武器を使い分けて戦っていくというのは、本家『スパロボ』の醍醐味のひとつですからね!

 今回の機能追加はかなり大規模なものなので、もしかすると賛否両論あるのかなとは思うんですよ。特に、もともと複数の必殺技を使い分けることを想定したゲームデザインではなかったので、ゲームバランスには大きな課題が残されていると思います。

 ただ、リスクを承知で変革を求め、正統派の『スパロボ』らしさを深化できたことは、今後の『スパロボDD』にとって大きなプラスになると筆者は確信しています。

 これは、筆者が『スパロボDD』の先行テストプレイでも言っていたことなのですが、今だからこそ、声を大にしてもう一度言いたい。

 『スパロボDD』は、従来の『スパロボ』ファンにこそやってもらいたい正統派SRPGへと、さらなる一歩を踏み出しました。筆者と同じように『スパロボ』がずっと好きな人はもちろん、昔プレイしていたけれど、しばらくシリーズから離れているという人にも、ぜひ一度触れていただきたい!!

ドルイドシステム&サンダーブレーク登場! “司祭が見たピックアップガシャ”追加パーツに迫る

 さて、ここからは毎回恒例の追加必殺技パーツ紹介コーナーです。執筆時点でラストスパートとなったイベント“祭司が見た稲妻”の4ステップアップガシャでは、ガウェイン用の“ドルイドシステム”と、グレートマジンガー用の“サンダーブレーク”がラインナップ。

 “祭司(ドルイド)が見た稲妻(サンダーブレーク)”というイベントタイトルですね。まずは“ドルイドシステム”から見ていきましょう。

SSR ドルイドシステム

【ユニットパーツデータ】ドルイドシステム


ドルイドシステムの評価(S)

 ついにお披露目となった味方ユニット初のMAP兵器。その効果は自機の周囲2マス内にいる敵の照準値を2アクションの間、20%減少させるというもので、攻撃性能は一切ない。また特性+0では1回しか使えないので、強敵相手のここぞという場面で使っていこう。

 メインアビリティは攻撃特化タイプの攻撃力10.5%増加と使いやすいものだが、前述の通りドルイドシステムには攻撃性能がないため、大きなダメージを狙う際には必殺技スロットに装備させた別の必殺技が必要。できれば必殺技スロットにハドロン砲最大出力を装備させ、高い攻撃力補正と射程+1(MAP兵器の射程はプラスされない)を併せて運用したい。

 本コラムでも何度か話題にあがった“ドルイドシステム”が必殺技専用パーツとして登場! ゲーム上では、『スーパーロボット大戦Z』シリーズなどでゼロ(ルルーシュ)が使っていた“戦術指揮”に該当する存在ですね。『スーパーロボット大戦OE』では、そのもの“ドルイドシステム”というMAP兵器が実装されていました。

 ゼロ自身が非常に優れた戦略・戦術眼の持ち主で、常に相手の1手、2手先を読んで的確な指示を下す指揮官なのですが、そこに高度な演算システムである“ドルイドシステム”の力が加われば鬼に金棒!

 “ドルイドシステム”は、もともとロイドが開発したブリタニア側のテクノロジーなのですが、これを搭載機のガウェインごと黒の騎士団が奪取。ガウェインが大破した後にも、ゼロが乗る新機体の蜃気楼に移植され、防御システム“絶対守護領域”や必殺兵器“拡散構造相転移砲”の制御などに用いられていました。

 ちなみに、ガウェインの量産型に当たるガレスには、コストの都合上からか本システムは搭載されていません。また“準ドルイドシステム”ともいうべき演算処理システムとして“Vates(ウァテス)”が存在しており、こちらを搭載したナイトメアフレームが『コードギアス 双貌のオズ』シリーズに登場しています。

SSR サンダーブレーク

【ユニットパーツデータ】サンダーブレーク


サンダーブレークの評価(S)

 メインは攻撃力9.5%増加に加えて、攻撃&防御タイプの移動力+1。さらに120以上の時、サンダーブレークの必殺技威力が18.5%増加と、完全に攻撃寄りのアビリティ構成。また射程5の特殊属性で、フィン・ファンネルに並ぶ長射程なのも特長の1つだ。

 移動力+1の効果は必殺技スロットでも有効なため、防御重視の際はブレストバーン、攻撃重視の際はサンダーブレークと、ステージによって使い分けられるのも嬉しいところ。

 兄弟機であるマジンガーZと同一コンセプトの武装が多いなか、一線を画すグレートマジンガー独自の必殺技が、300万ボルトの超高圧電流を放つ“サンダーブレーク”です。

 『マジンカイザー』の作中では、第1話の試作型グレートマジンガーの初登場時に使用され、ボール状に変形する機械獣バランガM2、ゴロンゴS2の2体を同時に焼き尽くすという殊勲賞をあげています。

 その後“あしゅらマジンガー”の光子力研究所襲撃時に満身創痍で出撃した際にも使われていますが、パワーが完全ではなかったため、なんとガラダK7の装甲に弾かれてしまいました。

 その際にグレートマジンガーは大破していしまい、以後長らく出番がなかったのですが、クライマックスの第7話で真のグレートマジンガーとして復活。両手から雷を放つ“ダブルサンダーブレーク”で、合体機械獣ガラダブラMk01に大ダメージを与え、面目躍如を果たしています。

ヴァルヴレイヴIV参戦! 『ヴァルヴレイヴ』『鉄血のオルフェンズ』が軸となる“序章Part5”解禁!!

 また、4月10日には“序章 Part5”がプレイ可能になりました。こちらで入手できる新ユニット“ヴァルヴレイヴIV”と、そのSSR必殺技専用パーツである“スピンドル・ナックル”もご紹介!

ヴァルヴレイヴⅣ/SSR スピンドル・ナックル


【ユニットデータ】ヴァルヴレイヴⅣ

【ユニットパーツデータ】スピンドル・ナックル



ヴァルヴレイヴⅣ/スピンドル・ナックルの評価(S)

 攻撃&回避タイプで通常攻撃の射程は、これまでの他の機体と同じ2。特徴的なのは移動が4という点で、高い機動性が魅力だ。

 SSRパーツのスピンドル・ナックルは、攻撃&回避タイプの運動性が9.5%増加し、命中時に攻撃力と運動性がさらに9.5%強化される。追加効果の発動後は運動性の著しい増加と共に攻撃力も増加し、非常に強力なユニットと化す。なお、追加効果は3アクションの間有効で、特性+3まで強化できれば再使用までのアクションが3に軽減されるため、追加効果を常時発動させることも可能となる。

 攻撃&回避タイプの運動性が7.5%増加する“故郷への想い”や“懸命な声援”といった支援パーツが複数あれば、実弾属性持ちの新しい回避壁として期待できる。

 原作では第6話から、流木野サキが乗り込んだヴァルヴレイヴIV、通称“カーミラ”。通称の方はサキが自ら付けたもので、正式名称は“火ノ輪(ヒノワ)”といいます。同様にハルトのヴァルヴレイヴIは“火人(ヒト)”ですね。

 ヴァルヴレイヴIVは、背面に6本の脚になる追加推進ユニットマルチレッグ・スパインを備えた強襲仕様の機体。両肩にマウントされているスピンドル・ナックルは、ホイールをヨーヨーのように打ち出すグローブ状の近・中距離用武装となっています。

 初陣の原作第6話では、サキの思いつきにより、次々と発生させた硬質残光を踏み台代わりにマルチレッグ・スパインで蹴ることで、イクスアインらが“ありえない”と驚くほどの高機動性を発揮。その際のトドメの武器がスピンドル・ナックルでした。『スパロボDD』の戦闘デモも、この時の動きをイメージしたものとなっています。

 なお“序章 Part5”でストーリーが再現されている原作でのこのシーンは、サキの決意と挿入歌『Can you save my heart?』とが相まって、鳥肌モノの名場面となっているので、気になった方はぜひ一度ご覧いただきたいです。

 あわせて“序章 Part5”のハイライトシーンもチラ見せ! 幾多の命が戦場に散っていく緊迫のストーリー展開は、後日詳しく紹介する予定なのでご期待ください!!







 ちなみに、イベント“祭司が見た稲妻”は4月17日に終了。その後は新イベント“筋道と道筋”がスタートします。そして4月中には1日1回限定のボーナスステージもプレイできるようになる予定とのこと。こちらも要チェックですね!!

(C)Olympus Knights / Aniplex, Project AZ
(C)賀東招二・四季童子/ミスリル
(C)カラー
(C)サンライズ
(C) SUNRISE/VVV Committee
(C)SUNRISE/PROJECT GEASS Character Design (C)2006 CLAMP・ST
(C) サンライズ・プロジェクトゼーガ
(C)サンライズ・プロジェクトゼーガADP
(C)創通・サンライズ
(C)創通・サンライズ・MBS
(C)ダイナミック企画・東映アニメーション
(C)東映
(C)永井豪/ダイナミック企画
(C)Production I.G/1998 NADESICO製作委員会
(C)1998 永井豪・石川賢/ダイナミック企画・「真ゲッターロボ」製作委員会
(C)2001永井豪/ダイナミック企画・光子力研究所

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スーパーロボット大戦DD

  • メーカー: バンダイナムコエンターテインメント
  • 対応端末: iOS
  • ジャンル: SRPG
  • 配信日: 2019年8月21日
  • 価格: 基本無料/アイテム課金

スーパーロボット大戦DD

  • メーカー: バンダイナムコエンターテインメント
  • 対応端末: Android
  • ジャンル: SRPG
  • 配信日: 2019年8月21日
  • 価格: 基本無料/アイテム課金

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