非対称対戦マルチプレイゲーム『プレデター』は狩りに参加する楽しさを味わる。システムや特徴を紹介

hororo
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※『Predator: Hunting Grounds(プレデター ハンティンググラウンズ)』は、CERO Z(18歳以上のみ対象)のソフトです。
※18歳未満の方は購入できません。

 SIEより4月24日に発売されるPS4/PCソフト『Predator: Hunting Grounds(プレデター ハンティンググラウンズ)』を紹介していきます。

 『Predator: Hunting Grounds』は、その名の通り映画『プレデター』をモチーフとしたゲーム。3月末には誰でも遊べるフリートライアル(先行体験版)が配信され、大きな注目を集めました。

 間もなく製品版が発売されるということで、フリートライアルで得た感触をもとに、タイトルの魅力を改めて紹介していきます。

1体のプレデターと4人の精鋭部隊(ファイアチーム)が戦う非対称型のバトル

 まずはゲームの概要を簡単に説明。本作では、強い獲物(=人間)を狩るために地球へと訪れた宇宙人、通称“プレデター”を操作する1人のプレイヤーと、作戦目標を達成するために派遣された傭兵の精鋭部隊4人の2グループに分かれて行動することになります。

 そう、本作はプレデター1体に対してファイアチーム4人という、人数が釣り合っていない状態での対戦となります。このように、敵味方で分かれたときの人数が異なるタイプの対戦ゲームを、“非対称型”と呼びます。

 非対称型タイトルの基本的な特徴として、数が少ない側……本作でいえばプレデターのほうがキャラクターとしての基礎能力は高く設定されていることがあげられます。プレデターしか行えない特殊なアクションも多く用意されているため、1対1の状況で戦えば、まずプレデター側が勝つことでしょう。

 そのためファイアチーム側としては、いかにプレデターの攻撃を回避しつつ、目標達成を狙うかという点がポイントに。プレデターを倒すこともできますが、倒さずとも勝利することは可能になっています。

 ちなみに、本作ではプレデターとファイアチーム以外に、AIが操作するゲリラ兵士が登場。彼らは主にファイアチーム側の障害として配置されていますが、プレデターを発見した場合はプレデターに攻撃を行うことも。そのために、厳密に言えば本作はPvPvE(プレイヤーvsプレイヤーvsエネミー)という形式と言えます。

 プレデターとファイアチーム、2つの立場で異なるプレイ感を味わえるのが非対称型である本作の魅力。マッチメイキング時は、プレイしたい側を指定して始めることもできるので、「プレデターを操作したいのにぜんぜん遊べない!」ということはないのでご安心を。

 次からは、プレデターとファイアチーム、それぞれの特徴と魅力を紹介していきます。

プレデター側の魅力:さまざまなガジェットを使い、じわじわと獲物を追い詰める!

 プレデター側でプレイする場合、終始自分だけの単独行動となります。そのため、どう動くかは自分しだい。とはいえ、まずは獲物となるファイアチーム側のプレイヤーを探さなければなりません。

 そこで活躍するのが、映画でもプレデター側の視界の演出としてたびたび用いられたサーマルビジョンです。プレデターのマスクに搭載されたこの機能は、物体の発する熱を視覚的にとらえることができ、視界が悪いジャングル内でも良好な視界が得られるのが特徴。

 さらに、このビジョンには、大きな音が発生した場所に白い気泡のようなエフェクトが発生し、視覚的に確認することができる音声探知機能も搭載されています。つまり、誰かが銃撃戦を繰り広げていれば、遠く離れていてもその位置をつかめるのです。

 加えて“ターゲット・アイソレーション”という機能を使うことで、ターゲットとなるファイアチームのいる方向を短時間表示することが可能です。どこにいても把握できる便利な機能ですが、再使用までに時間を必要とするので、ゲーム開始時や見失ってしまった時など、ここぞという場面で使うのがよさそうです。

 ちなみにプレデターは、映画のように樹上を飛び回る素早い移動が可能。地面の移動速度も速く、ジャンプによって障害物を飛び越えることもできるため、機動力はかなり高いです。反面、移動時に立てる音が大きかったり、時おり唸り声を発してしまったりするため、ファイアチームに“近くにいること”を悟られやすい点には注意しましょう。

 しゃがむことで多少の足音を抑えられるうえに、おなじみの光学迷彩が使用できるため、簡単に見つかることはありません。

 これでは、プレデターがあまりに強いと感じるかもしれません。しかし映画でもそうでしたが、プレデターの身体能力が高いとはいえ、人間の武器でもしっかり傷つき、攻撃を受けすぎると死んでしまいます。実際にプレイした感覚でも、相手の人数が多い時に不用意にしかけると、相手を倒す前にやられてしまうことがほとんどでした。映画よろしく、相手をあなどらず、孤立した獲物を1人ずつ狩っていくのが、優れたハンターとしての原則になりそうです。

 プレデター側の攻撃方法ですが、最初はリスト・ブレイド(腕のガントレットから飛び出す刃)とプラズマキャノン(肩に装備しているキャノン)、そして回復キットの3種類。ゲームをこなしていくことで、映画シリーズに登場したさまざまなガジェットがアンロックされていき、プレイヤーの好みに応じて持ち込む装備を入れ替えることができるように。

 投擲もできる槍・コンビスティックや、対象を拘束して継続ダメージを与えるネットランチャーなど、『プレデター』ファンにうれしい装備の数々を使用できます。

 もし攻撃を受けて瀕死状態になってしまっても、一時的に体力を回復してその場を脱せられる“セカンドウィンド”を使用することができます。クールタイムが終われば再度使用できますが、クールタイムは長めです。セカンドウィンド中は攻撃ができず無防備になってしまうため、どこかに身を潜めて効果が切れる前に回復をしなければなりません。

 ファイアチームに追われればそのまま倒される危険がありますし、そうでなくても自由に行動できる時間を与えてしまうことになるので、セカンドウィンドは最後の手段としてなるべく発動させないように立ち回ったほうがいいでしょう。

 セカンドウィンドが使えない、あるいは使ったのに倒されてしまったとなれば、残された手段は“自爆”のみ。映画の1作目でも、戦いに敗れたプレデターが最後に高笑いとともに自爆をしましたが、それと同じことを行えるわけです。

 ただし自爆のカウントダウンを開始するまで少し時間が必要なので、その間に一定以上の攻撃を受けてしまうか、装置を無効化させられてしまうと、自爆すら行えないことも……。

 倒した相手からは、しっかりと戦利品(頭蓋骨のトロフィー)を抜き取ることができ、腰に吊るすという徹底した演出も見どころ。

 制限時間までファイアチームの作戦を妨害するか、ファイアチームを全員狩り尽くすことができればプレデターの勝利。勝利した際には入手した頭蓋骨を誇らしげに掲げるプレデターの姿を見ることができます(笑)。

ファイアチーム側の魅力:協力して迅速に目標をクリア! 連係できればプレデター撃退も!

 ファイアチーム側は、任務を遂行して脱出することが主な目的。川の水質を調査したり、木箱から遺物を探したりと、トライアル版でも種類は何パターンかありました。探索エリアにはゲリラがいることが多く、ゲームを通してAI操作のNPCを倒しながら進んでいくことになります。

 NPCはそれほど強くないものの、こちらを発見すると警報を鳴らそうとします。警報の阻止に失敗してしまうと、大量のNPCが増援として押し寄せてきて乱戦状態に! このように戦況がかき回されている状態はプレデターとしては格好の攻撃チャンスとなるため、プレデターの襲来にも備えなければなりません。

 プレデターが近くにいる場合、独特な唸り声や足音、光学迷彩の作動音などといった音を聞くことができます。見えない相手に付け狙われている感覚は、まさに獲物側の感覚……! 緊張と恐怖がないまぜになった、独自のドキドキ感を味わえます。

 映画に登場したシーンで印象的なのが、体に付いた泥でプレデターのサーマルビジョンから逃れるシーン。本作でもその要素は再現されており、盛られた泥を体に塗ることで、一定時間サーマルビジョンに感知されにくくなるというギミックがあります!

 ゲリラとの戦闘やプレデターの襲来を切り抜けつつ目標を達成したら、あとは脱出するのみ。脱出地点に向かい、到着したヘリコプターに乗れば、ファイアチームの勝利となります。ただ、ヘリコプター到着までには時間が必要で、到着地点で一定時間耐えきらねばなりません。

 ここでは無数のNPCが波状攻撃を仕掛けてくることに加えて、プレデター側としてもない狩りの最後のチャンスとなります。まさに映画のクライマックスシーンのような激戦になること必至。一致団結してヘリコプター到着の時間を稼ぐ必要があるのです。

 もしゲーム中で殺されてしまっても、他のメンバーが特定のポイントで援軍要請に成功すれば、死んだプレイヤーは復活できます。設定上は“違う人物が増援として訪れた”ということになってしまいますが……。

 ファイアチーム側はボイスチャットがあれば連係を取りやすいですが、本作には対象をマークして仲間に知らせるスポット機能もあります。さすがに即応性ではボイスチャットに劣るものの、ボイスチャット不使用でもプレデターや目標の位置を知らせることはできるのでご安心を。

 ゲームを遊んでいくことで扱える装備をアンロックできるので、やればやるほど自分の色を出せる点も魅力です。映画に登場したミニガンなども使えるようになるため、プレデターを撃退しやすくなるかもしれません。

 もしプレデターを倒して自爆されなかった場合は、“プレデターの死体の回収”という特殊ミッションが開始されます。ヘリコプターを待つ時と同じように、NPCがウェーブ形式でどんどん現れる中、プレデターの死体を守り通せば勝ちというルール。

 プレデターの死体は攻撃を受けると状態が劣化していくようで、最終的な状態がスコアにかかわりそう。障害物のない広い場所で倒してしまうと、守るのが難しいといった弊害も……。ただプレデターと戦っている最中は、倒す場所まで考えている余裕はないのですけどね。

 トライアル版では一部の装備やクラスでしかプレイできませんでしたが、製品版ではプレデターのクラスが3種、ファイアチームのクラスが4種用意されています。また、数々の装備もすべて使えるようになるため、カスタマイズの幅が大きく広がるのは間違いないはず。

 プレデター、ファイアチームともに外見のカスタマイズもできるため、自分の分身たるキャラクターを作り出すことを目標にするのも楽しいでしょう。

 早期購入/予約特典では、1987年の初代『プレデター』に登場したプレデターの姿になれるスキンや、ミニガンの早期アンロック権、PS4用のダイナミックテーマやアバターパックなどが手に入ります。

 上記の特典に加えて、さまざまなスキンや、ビジュアル&装備の早期アンロック権、デジタルコミックなどの豪華特典が付いた『デジタルデラックスエディション』も存在。記事を読んで興味が沸いた方、非対称対戦ゲームが好きな方に加えて、『プレデター』ファンも、この機会に大いなる狩りへと参戦してみては?

※PS4版のオンラインマルチプレイを楽しむには、PS Plusへの加入(有料)が必要です。
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PREDATOR TM & © TWENTIETH CENTURY FOX FILM CORPORATION. ALL RIGHTS RESERVED.

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Predator: Hunting Grounds

  • メーカー: SIE
  • 対応機種: PS4
  • ジャンル: アクション
  • 発売日: 2020年4月24日
  • 希望小売価格: 4,900円+税

Predator: Hunting Grounds デジタルデラックスエディション

  • メーカー: SIE
  • 対応機種: PS4
  • ジャンル: アクション
  • 配信日: 2020年4月24日
  • 価格: 7,590円(税込)

Predator: Hunting Grounds(ダウンロード版)

  • メーカー: SIE
  • 対応機種: PS4
  • ジャンル: アクション
  • 配信日: 2020年4月24日
  • 価格: 5,390円(税込)

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