コラボミニアルバム『trust and play』発売! 柿原徹也さん×岡本信彦さんインタビュー

ガルスタオンライン ,藤谷燈子
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 Kiramuneレーベルにて、ソロで活動している柿原さんと岡本さんが、満を時してコラボレーションすることに!

 4月15日発売のCollaboration Mini Album『trust and play』は、柿原さんから3曲、岡本さんから3曲ずつ提案された計6曲を収録。初回生産限定の豪華盤には、グアムのビーチで撮影した『パラダイス』のミュージッククリップをはじめ、メイキング映像とトレーラーを収録したDVDも付属! 

 個人名義ではテイストの異なる音楽活動をされている柿原さんと岡本さんがコラボレーションすることで、いったいどんな楽曲が生まれたのか――? お2人の制作中のエピソードををお届けします。

「やるなら、誰もやったことがないことをしよう」

――今回のコラボレーションは、どのように実現したのでしょうか。

岡本信彦さん(以下、岡本):具体的に動き出したのは、昨年12月に行われた柿原さんのライブに、僕がゲストとして出演することが決まったタイミングです。

 それまで「カッキーさん、ぜひコラボしてください。一緒にやりましょうよ!」と年単位で言い続けてきて、今回ようやく叶いました。

 それこそ2017年にTrignal(江口拓也さん・木村良平さん・代永翼さん)とコラボレーションした“ノブグナル”の頃から、機会を伺ってはジャブパンチのように柿原さんに言ってたんですよ。

柿原徹也さん(以下、柿原):そのジャブ、早すぎて見えなかったよ(笑)。

 いやでも、岡本くんが「カッキーさん、コラボとかできたりしませんかねー?」と言い続けてくれたのは、やっぱりうれしかったですね。彼じゃなかったら、コラボはやってなかったと思います。

――4月15日にはミニアルバムが発売されますが、制作中のエピソードを教えてください。

柿原:最初はミニアルバムではなく、シングルとして発表しようとしてたんだよね?

岡本:プロデューサーからは、スケジュールの兼ね合いもあるし1曲ずつ提案してシングルにしようと言われていたんですけど、柿原さんが「誰もやったことがないことをやろうよ。よし、フル(アルバム)だ!」とおっしゃって(笑)。

 最終的には、お互い3曲ずつ提案して、計6曲を収録したミニアルバムという今の形に落ち着きました。

柿原:そうだったっけ(笑)。

岡本:そうですよ! もともとは、僕が1曲にしぼりきれなくて迷っていたら、柿原さんが「のぶもいっぱいやりたいことがあるんだったら、曲数を増やしちゃおうよ」と言ってくださったところからスタートしたんです。

――柿原さん提案曲『パラダイス』、岡本さん提案曲『Kira Kira エデン』はどちらも“理想郷”が描かれていますが、事前にテーマを合わせて作られたのでしょうか?

岡本:たまたまです(笑)。Kiramuneというレーベルのなかでも柿原さんはロックテイストで、僕がいわゆるアニメチックなサウンドなので、もう絶対にまじわらないだろうなというところからのスタートでしたね。

柿原:それが逆におもしろいんだよね。

岡本:でも、いざフタを開けたら、ふだんの柿原さんのテイストとは180度違う『パラダイス』が出てきたのでびっくりしました。

 僕もやったことがないくらい、すっごくかわいい曲なんですよ。まさか「ぎゅっ」とか「チュッ」とか言うとは……!

柿原:コラボじゃなかったらやらないよ(笑)。グアムのビーチで撮影したMVもね、岡本くんとじゃなかったら本当にやってません!

岡本:『パラダイス』のMVは、柿原さんと僕が抱き合って終わります。

 全テイクで抱き合っているので、使える映像がそれしかなかったんですよね。どうしても抱き合っちゃって(笑)。

柿原:一周回っておもしろいかなと思ったんだよね。やるんだったら振り切るぞ、と。

岡本:レコーディングでも、振り切ってましたよね。

 『パラダイス』は、性格がかわいいA・カッコいいBという2パターンのラインがあるんですけど、みなさんのイメージ的に柿原さんの歌唱パートはBだと思うんですよ。

 ディレクターさんもそうおっしゃっていたんですけど、実際に出来上がったのを聞いてみたら「えっ、めっちゃかわいいカッキーさんがいる!」となって(笑)。

柿原:岡本くんが提案してくれた『Dear chooser』、もはやキャラソンです。

 いつも作っている楽曲が“柿原徹也・岡本信彦の等身大の全力”だとしたら、一周回って役として演じている、200%の力を全力で注ぎ込んだ“キャラソン”。もちろん個人名義ですし、こういう歌を歌っている自分を全力で演じるということなので、厳密にはキャラクターではないんですけどね。

岡本:『Dear chooser』に関しては、セリフもありますからね。

 デモ音源を送ってから最初の打ち合わせで、柿原さんは開口一番「やってくれたな!」と(笑)。「ですよねー! でも、理由があって……」と説明したら、「理由があるならいい」と言ってくださって。

 できあがった曲もすごくカッコいいサウンドとセリフに仕上がっていて、思わず柿原さんにLINEしちゃいました。

柿原:どちらかというと、僕は受け身なんです。自分のやりたいことを人に押し付けるのは好きじゃないし、今回のコラボでは先輩という立場だから、強引になっちゃうのは嫌だなと思っていて。

 それに岡本くんのほうが、お客さんに近い発想を持っているんです。

 だから岡本くんがやりたいと言ったことに対して、僕のほうで「だとしたら、こういうふうにアプローチしたらもっといいんじゃない?」とエッセンスを付け加える形で制作が進んでいきました。

  • ▲『trust and play』通常盤

  • ▲『trust and play』豪華盤

商品情報

柿原徹也×岡本信彦 Collaboration Mini Album『trust and play』

■メーカー:バンダイナムコアーツ/Kiramune Project
■発売日:2020年4月15日
■価格:
【豪華盤(CD+DVD)】3,100円+税
【通常盤(CD)】2,000円+税

■INDEX:
1.Kira Kira エデン
2.One Morning
3.Dear chooser
4.Real Me
5.友と共に
6.パラダイス

(C) Kiramune Project

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