『ルートフィルム』芹澤優さんと久保田未夢にインタビュー。主題歌の歌詞には物語のネタバレが!?
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- たく坊
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角川ゲームスが7月30日に発売予定のPS4/Nintendo Switch用ソフト『Root Film(ルートフィルム)』のキャストインタビューをお届けします。
『ルートフィルム』は、河野一二三さんがディレクター・シナリオを、箕星太朗さんがキャラクターデザインを担当する本格的ミステリーアドベンチャーです。W主人公、映像トリック、どんでん返し、斬新なCG表現を使用。クリアまで15時間超のタイトルとなっています。
曲愛音(まがりあいね)を演じる芹澤優さんと、天方一葉(あまかたひとは)を演じる久保田未夢さんの2人へのインタビューを実施。世界最速実況プレイを撮影して、どんな感想を抱いたのかや演じられた役について、さらには主題歌『泡沫の光』について語っていただきました。
この世界最速実況プレイは、4月23日19:00からはYouTubeの角川ゲームスチャンネルにて配信されます。
なお、インタビュー中は敬称略。
収録時には気づかなかった“シリアス”さ
――それぞれが演じたキャラクターを紹介いただけますか?
芹澤:私は曲愛音ちゃんという役を演じています。愛音ちゃんは、主人公編に登場する八雲凛太朗(やぐもりんたろう)さんのアシスタントをやっていて、世話焼きキャラクターです。ただ、八雲さんがだらしない部分にツッコむこともあります。
元ヤンなので口が悪いんですが、意外にもしっかりしている、そんな子です。セリフにも「マジ?」とか「いい感じ?」、「やば!」とか、ヤンキー言葉が入っています。ただ、「現代でも使うかな?」と思うような感じですが(笑)。
久保田:私が演じる天方一葉ちゃんは、主人公編で八雲さんが撮る作品の、主演女優をする子です。フレッシュで「これから頑張ります!」という子ですが、少しおとなしいです。
序盤は、愛音や八雲について後ろを歩いている子なんですが、話が進むごとに開花していくというか、自分を確立していき、物語のキーパーソンになります。
――それぞれが演じられたキャラクターの見た目の第1印象はいかがでした。
芹澤:スカジャンを着ていて茶髪でキャップでミニスカート……典型的なヤンキーのタイプなんだなと(笑)。今のヤンキーがこのような服を羽織っているのかわからないですが、服装から“やんちゃ感”があふれ出ていると感じました。
久保田:大人しめな性格ですが、服装は意外とラブリーだなと。見た目のインパクトは少ないキャラクターなので、それくらいの感想でしたね。
――i☆Risのメンバーはメインキャストを務めていますが、他の方の役についてはどう思われましたか? 特に澁谷さんは男の役ですし……。
久保田:どう演じているのか、楽しみですね!
芹澤:私の曲愛音は、ずっちゃん(澁谷梓希さん)が演じているキャラクターに話しかけることが多いんですが、ゲームの収録が別々なので、どんな返しになっているのか、今から楽しみです。
また、リホ役の茜屋日海夏さん、青戸美絵役の若井友希さん、琴城絢音役の山北早紀さんは主人公編では出番がないので、どうなっているのかがわからないという意味でゲーム中に出てくるのが楽しみですね。
――収録時になにかエピソードがあれば、お話ください。
芹澤:ところどころでスタッフさんのこだわりがすごいと感じました。そもそもキャラクターの芝居がキャラクターっぽくではなく、人間っぽく演じているんです。でも時々、怖いシーンの悲鳴をあえてコミカルに叫んでいるところや、某お祭り男風に演じているところがあって、遊び心にも真剣なスタッフだったので、笑える瞬間があると思います。
お祭り男風の収録は何度も撮りなおしましたね。「もっといけるんじゃないか!?」って。
久保田:私は漢字がすごい苦手なのですが、地名や神社で難しい漢字や名称が多く出てくるので、ほとんど全部調べていきました。わかる漢字を別の読み方でパズルみたいに組み立てていって……。「この漢字ってこんな風に読むの!?」みたいなのがあって、勉強になりましたね。
――先ほど、実際にゲームをプレイされていかがでしたか?
芹澤:話を知っていても物語に入り込むことができて、新鮮で楽しかったです。あと、演じていたからこそ楽しかった部分もありました。
収録している時にイメージでしかなかった部屋や場所がちゃんと絵になっている。鮮明に島根の背景が描かれていたり、部屋、ベッド、パソコン、1つ1つが物になっていたりすることに感動しました。「こんな部屋だったんだ!」と。
久保田:「このシーンは自分が想像していたより、ずっとシリアスだったんだな」と感じるところがありました。あと、イラストやBGMが付くことによって、自分たちが演じていた時よりもリアリティが増しているなと感じました。
――アドベンチャーゲームの実況は難しいと思うのですが……。
芹澤:戦うようなゲームだと「うりゃうりゃ」みたいな言葉が出てくるんですが、読むタイプのゲームだと物語に入り込んでしまう。自分で解釈しながら実況をするのが難しかったのですが、今回の収録は他にも人がいたのでよかったです。
久保田:みんながいてくれてよかったなと思いましたね。やっぱりああいうアドベンチャーゲームをやっていると無言になってしまうので(笑)。
――アドベンチャーゲームを何人かで遊ぶこと自体が珍しいですからね。
久保田:そうですよね。ただ、選択肢を決めることもできるので、大人数で遊んだ場合、みんなでミステリーを解決しながら遊べるのかなと思いました。
芹澤:みんなで推理しあうのも、楽しいかも!
久保田:そうそう! 「それはこうじゃない?」とか「この話題、さっき出ていたよね?」みたいに、1人では覚えきれないことを誰が覚えていて、皆でプレイするのも楽しみの1つかなと思います。
――本作は島根県が舞台となっていますが、島根県について何か印象はありますか?
芹澤:私は台本に出てきた言葉しか調べていないのですが、神社や黄泉比良坂とか、そういう神秘的なものが多いことを今回の収録で知りました。
――島根に行かれたことはありますか?
芹澤・久保田:……ないんです。
久保田:でも、ゲーム内には聖地巡礼ができそうなぐらいに島根の話があったり、リアルなイラストがあったりするので、クリアしていろいなところをめぐる人もいるんじゃないでしょうか?
主題歌『泡沫の光』の歌詞はキャラの心情を表現している!?
――主題歌『泡沫の光』はi☆Risさんが担当していますが、どのような曲なのか、ご説明いただけますか?
芹澤:いままでのi☆Risにはない、バラード調の曲というか、“ザ・ミステリー”という主題歌になっています。
久保田:ちょっと難しい曲で、どのように説明したらいいのか、迷いますね。
芹澤:作品にはすごいハマっていると思いました。歌詞には作品の要素があって、すべてのストーリーが終わった後に歌詞を見ていただけると、キャラクターの心情を表しているようなフレーズがあることに気づくと思います。
――お気に入りのフレーズはありますか?
久保田:落ちサビは2人に分けて、先に茜屋が歌っているんです。収録時に「どうしてここは私が落ちサビなんですか?」と聞いたところ、「歌詞と役どころをリンクさせているからこういう歌詞割りになったんだよ」と教えていただきました。レコーディングを担当してくださっている方もゲームの資料を読んで、それで決めてくださっていたのです。
ストーリーをすべて読まれた人であれば、歌っているパートや歌詞に注目していただけたら、作品に寄り添っている曲になっていると感じていただけるのではないでしょうか。
――『泡沫の光』が収録されたアルバム『Shall we☆Carnival』が3月に発売されました。こちらはどのようなアルバムになっていますか?
芹澤:いいアルバムになっているのでオススメです。ゲームをプレイされた方で、主題歌『泡沫の光』で、i☆Risを認識してくださった人もぜひ、聴いてほしいです。
久保田:ラインナップがバラエティに富んでるというか、1曲1曲が別のアーティストかっていうくらいいろんな種類がある中で、『泡沫の光』もいい意味で突出した別のジャンルになっています。i☆Risを知らない人が『泡沫の光』を聴くためにアルバムを入手したとしても、いろんな一面がみられると思うので、ぜひ聴いていただきたいです。
――アルバムの中で特にオススメの曲はありますか?
芹澤:『泡沫の光』以外の曲で言うと、『TIN TONE』っていう曲がカワイらしいK-POPソングのような感じですごく好きです。今回のアルバムはクールにも寄っているんですけれども、いろいろな曲が入っています。
その中ではカワイらしい部分、女の子らしいi☆Risがしっかり出ている1曲になっているのではないかなと思い、気に入っています。
久保田:私は元気系の曲が好きなので、『アルティメット☆MAGIC』がオススメです。『泡沫の光』を聴いて、初めてi☆Risを知った方が聴いたら、「あれ、違うアーティスト?」と思われるかもしれないくらいに、元気に寄っている曲です。
――最近、遊んでいるゲームはありますか?
芹澤:スマートフォンだと、他社様のタイトルですが『SHOW BY ROCK!! Fes A Live (ショバフェス)』に出演させていただいているので、プレイしています。
久保田:私はスクールアイドルの方を(笑)。出演している『ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル ALL STARS(スクスタ)』を遊んでいます。
――アドベンチャーゲームを遊ぶことはありますか?
芹澤:初めてでした。
久保田:私もやったことはないです。今日遊んでみて、小説を読んでいる感覚に近いと思いました。でも小説はページをめくると物語が決まっているじゃないですか。
選択肢を選ぶことで、いろんなストーリーを見られて、ストーリーを組み立てている感じが遊んでいておもしろかったです。
――八雲凛太朗は映像を撮影しますが、もしご自身で撮影できるとしたら、どんな映像を撮ってみたいですか?
芹澤:私は、魚をさばくYouTuberの方が好きで、毎日見ているんです。でも私がやるのは自信がないので、誰がやっているのを撮りに行くのはいいかもしれないですね。動画で見ているとなぜあんなに楽しいんですかね、魚が刺身になるだけなのに(笑)。
久保田:“きれいな海を撮りに行く”というていで、旅行に行きたいです(笑)。このお仕事をしていると、長期間お休みをとるのが難しいんですよ。だから、撮影にかこつけてヨーロッパの海を撮りに行って、そのまま遊べたらいいかなと。
――最後に読者に向けて、一言お願いします。
芹澤:『Root Film』はミステリー作品で、シリアスな部分が作りこまれた丁寧な作品であることを、制作スタッフの方たちの熱い想いを通して収録の時から感じていました。
特にシナリオについては、楽しんでいただけると思います。1人1人のキャラクターを愛せる話になっていますし、特にリホちゃんと一葉ちゃんはそれぞれで熱い展開があります。感動すると思うので、ぜひ作品を見ていただきたいです。
久保田:大ボリュームで、やればやるほどのめり込める作品。自分の好みで進められて、一気にプレイすることができれば、ちょっとずつ楽しむこともできます。ぜひプレイして、作品を愛していただきたいです。
――ありがとうございました。
©2019-2020 KADOKAWA GAMES
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Root Film(ルートフィルム)
- メーカー: 角川ゲームス
- 対応機種: PS4
- ジャンル: ADV
- 発売日: 2020年7月30日
- 希望小売価格: 6,800円+税
Root Film(ルートフィルム)
- メーカー: 角川ゲームス
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- 発売日: 2020年7月30日
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Root Film(ルートフィルム)(ダウンロード版)
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- 配信日: 2020年7月30日
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- メーカー: 角川ゲームス
- 対応機種: Switch
- ジャンル: ADV
- 配信日: 2020年7月30日
- 価格: 6,800円+税