“ご縁”を描くオリジナル劇場アニメ『神在月のこども』2021年公開

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 ポイント・セットは、2021年の劇場公開に向けてオリジナルアニメ『神在月のこども』の始動を発表。出演する主要キャラの出演陣とティザービジュアルが公開されました。

 『神在月のこども』は、日本各地で“神無月(かんなづき)”と呼ばれる10月が、出雲では“神在月(かみありつき)”と呼ばれる由縁や全国の神々が出雲に集い、翌年の縁を結ぶ会議“神議り(かみはかり)”を行うという云われを題材として、人々と神々、各地と出雲、そしてこの島国の根にある“ご縁”という価値観をアニメーションに描く作品です。

あらすじ

 少女の名は、カンナ。

 母を亡くし、大好きだった“走ること”と向き合えなくなった少女。

 そんな彼女のもとへ、一羽のうさぎ(シロ)と、一人の少年(夜叉)が現れ、出雲までの旅にカンナをいざなう。

 まわりはじめた神々の歯車。人々と神々の境界をまたぎ、出雲へ走る少女の旅がはじまる──。

 本作では、“役柄を体現し、演じる“俳優”に人々の声を、声だけで、人でないものまで演じる“声優”に神々の声を。”というコンセプトをもとにキャスティングが実施され、主人公のカンナ役は蒔田彩珠さん、神使の兎・シロ役には坂本真綾さん、⻤の少年・夜叉役には入野自由さんが決定しました。

  • ▲蒔田彩珠さん。

  • ▲坂本真綾さん。

  • ▲入野自由さん。

 また、アニメーション監督は白井孝奈さん、クリエーション監督は坂本一也さん、絵コンテは望月智充さん、美術監督は佐藤豪志さん、色彩設計は垣田由紀子さん、撮影監督は髙津純平さん、音響監督は岩浪美和さんがそれぞれ務めます。

 そして、カンナ役の蒔田彩珠さん、原作・コミュニケーション監督の四戸俊成さん、プロダクションマネージャーの里見哲朗さんのコメントも公開されました。

蒔田彩珠さん(主人公カンナ役)コメント

 声優のお仕事に憧れていたので、お話を頂いた時はとても嬉しかったです。初めて台本を読んだ時に、その気持ちがいっそう強くなりました。

 カンナが神様や仲間たちと出会い、悲しみを乗り越え成長していく様子は、観る人に勇気を与えてくれます。その時々の心の揺れ動きを伝えられるよう、心を込めて演じたいと思います。

 スタッフの方々が、この作品を届けようと奮励努力されているお姿や、沢山の方々からの応援や励ましを受け、みんなで一緒に作り上げているんだな、カンナは本当にみんなに愛されているんだな、と感動しています。

 その一員になれることがとても誇らしく、私もカンナに精一杯の愛情を注いでいきたいなと思っています。

四戸俊成さん(原作・コミュニケーション監督)コメント

 2020年から2025年、東京五輪から大阪万博。世界中の方々が日本に興味をもっていただける時流に、この島国の根と書く“島根・出雲”の“神在月”をアニメでひも解き、お伝えしたい。そうした想いで2017年頃から企画を進めてきた『神在月のこども』ですが、原作を書く中で、主人公カンナの旅や成⻑をとおして描き出そうとしてきた“ご縁”という価値観が、現在、より大切となる状況に向かっているように感じています。

 少しでも多くの方々の心に希望のようなものを灯せればと願い制作に邁進する中で、この度、とても心強い出演陣の皆さまがキャラクターたちに魂を宿してくださることが叶い、大変嬉しく光栄な思いです。

 また、心通う制作陣や出演陣の方々とともに劇場オリジナルアニメをつくりあげる“ご縁”に満ち満ちた日々を追体験頂けるよう、公式サイト等でリアルタイムメイキングを発信致しますので是非ご覧ください。

里見哲朗さん(プロダクションマネージャー)コメント

 地震、噴火や大火などの大災害が今よりもはるかに災害が多かった江戸時代。日本を訪れた出島のオランダ人たちは、災害に何度も遭い、嘆き悲しみ逃げ惑うひとびとの記録を本国オランダに送っていました。

 そのなかで被災した日本人が、絶望的な状況下でも笑い、すぐさま家をそして暮らしを立て直していくさまに驚き、印象的に語っているそうです。

 『神在月のこども』の企画は安定した時代に立てられ、今激動の時代に制作が進められています。おそらくこの激動を克服した新しい時代に世に出て、みなさまにご覧いただくことになると思います。

 名も知れぬ江戸時代の日本人と同じように、これからの再建の時代に少しでも笑顔でいられるよう制作を務めていきます。

『神在月のこども』概要

公開時期
2021年予定

スタッフ(敬称略)
原作・コミュニケーション監督:四戸俊成
アニメーション監督:白井孝奈
脚本:三宅隆太、瀧田哲郎、四戸俊成
プロダクションマネージャー:里見哲郎
キャラクターデザイン:佐川遥
色彩設計:垣田由紀子
美術監督:佐藤豪志
撮影監督:髙津純平
音響監督:岩波美和
クリエーション監督:坂本一也
絵コンテ:白井孝奈、坂本一也、望月智充
スーパーバイザー:諏訪道彦
企画:クリティカ・ユニバーサル

キャスト(敬称略)
カンナ:蒔田彩珠
シロ:坂本真綾
夜叉:入野自由

©2021 映画「神在月のこども」製作御縁会

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