『ボーダーランズ3』インタビュー！ 10億もの銃がもたらすのはカスタマイズの悦び！【E3 2019】

※『ボーダーランズ3』は、CEROによる年齢別レーティング“Z（18歳以上のみ対象）”を想定し審査予定とのことです。
※18歳未満の方は予約・購入できません。

　9月13日に発売予定の大人気シューター『ボーダーランズ3』。個性的な世界観とユニークなゲーム性を持つ独自の魅力を、本作のプロデューサー、カイラ・ベルモア氏に伺いました。

――『ボーダーランズ3』ならではの要素を改めて教えてください。

カイラ：アートスタイルがとてもユニークである点ですね。多くのメーカーさんはフォトリアルスティックなビジュアルの作品を手がけていますが、私たちはハンドペイント、ハンドインク的なビジュアルを重視しているのが大きな特徴です。

――その手法は、『2』から『3』になることでどう進化しましたか？

カイラ：本作ではUnreal Engine 4を採択し、PBR（フィジカルベースレンダリング）という手法をとっています。

　ですので、例えばキラキラしているものでも、それがプラスチック製なのか金属製なのか、錆びた金属なのかという素材や状態といった、細かな質感の違いがわかるようになっています。

　また、ライティングも深みを持たせています。スカイボックスで環境光を調整することで全体のビジュアルを馴染ませているので、融合しているような出来栄えになっていると思います。

――今回のE3で初めて使用可能となった、ガンナーの特徴を教えてください。

カイラ：彼女はモズというキャラクターなのですが、アクションスキルは"ハードポイント"と呼ばれています。アイアンベア……彼女が乗り込むメックの二本の腕に一つずつスキルツリーから取ったものを装着することができるんです。

　モズは3つのスキルツリーを持っていまして、1つ目が爆発物に焦点を当てた"デモリッション・ウーマン"。2つ目の"シールド・オブ・レトリビューション"はリスク・オア・リワード型のプレイができるツリーです。

　最後が"ボトムレス・マグ"で、リロードの必要なしに、かなりハイペースでどんどんと撃ちまくることができるようなものになっています。

――どのようにプレイするのがオススメですか？

カイラ：スキルツリーから選ぶ内容は一つだけということはなく、組み合わせることができるので、これが正解という答えはないのですが、私の好きな戦い方としては、ソロプレイでも使いやすい"デモリッション・ウーマン"をオススメしたいです。

――これまでに登場したキャラクターたちも出てきますか？

カイラ：皆さんの慣れ親しんだ顔がいろいろ登場しますよ！　ティザーではタイニー・ティナが出てきましたし、モクシーも出てきます。

　これまでの『ボーダーランズ』シリーズからかなりの数のキャラクターが再登場します。もちろんリリスもね！　彼女だけでなく、数多くのセイレーンが今回登場することになるでしょう。

――そのキャラクターたちはどんな活躍をするのでしょうか？

カイラ：それはまだちょっと秘密ですね（笑）。

――さまざまなスキルがあると思いますが、そのなかでオススメのもの、ユニークなものを教えてください。

カイラ：私が好きなのは、セイレーンのアマーラというキャラクターです。彼女の"フェーズ・スラム"というスキルを好んで使っています。

　地面を叩きつける豪快なワザで、とても強力なダメージを与えることができるのが気持ちいいんですよ！　かなりアグレッシブにプレイするのが好きなんです。

――トレーラーで足の生えた銃などユニークな武器がありましたが、ほかにはどんな面白い武器がありますか？

カイラ：詳しくはいえませんが、銃の数は10億にものぼりますから、ユニークな武器はまだまだありますよ。本当はもっとあるんですが、10億で数えるのをやめました（笑）。

　メーカーやタイプによって、交換パーツもたくさんあり、性能もランダムに決定されるので、ダメージのレベルにもいろいろ差が生まれていきます。

――プレイヤーはどんな遊び方をすると想像していますか？

カイラ：私たちとしては、カスタム要素を体験してほしいと思っています。スキルツリーの組み合わせもそうですし、キャラクターのヘッドやスキンも変更することができます。

　銃もさまざまなメーカーのさまざまなものを使えるので、各プレイヤーにとって特別となる銃を探してもらい、いい気持ちになってもらいたいと考えています。

　同じキャラでプレイしている2人がいても、銃のスペックがまったく違えば、まったく違うキャラとしてのプレイ体験ができるはずです。

――FPSにもいろいろなシリーズがありますが、『ボーダーランズ』シリーズの個性というのはどういったところにありますか？

カイラ：プロットドリブンという、いわゆるシューティングに関して必ずストーリー性やナラティブがあるというところが違うと思っています。

　また銃に関しても、ほかのタイトルでは現実的な銃をベースに作っているところがほとんどですが、『ボーダーランズ』シリーズでは、『ボーダーランズ』ユニバースに特化した、ユニークな銃を作っているという点だと思います。

――マルチプレイはクロスプラットフォームに対応するでしょうか？

カイラ：おそらくそうはならないでしょう。

――PCとPS4 Proとではグラフィックに差はありますか？

カイラ：お使いのPCの構成によって変わると思います。ハイエンドPCでは60fps＋のような形になると思いますし、HDRのサポートもあるかと思います。

――マルチプレイのモードは協力プレイのみになりますか？

カイラ：Coopプレイだけになります。Coopプレイはもちろんオンラインでもできますし、スプリットプレイも可能です。ただし、スプリットスクリーンはコンソールでプレイするときのみになります。

――スプリットスクリーンは2人プレイですか？　4人でもできるのでしょうか？

カイラ：2名までになります。オンラインでは4名でプレイ可能なので、大勢で遊びたいときは、ぜひオンラインで遊んでください！

――DLCなど、発売後の展開について教えてください。

カイラ：まだ詳しくはお話できませんが『ボーダーランズ』シリーズはまだ続けていきたいと思っています。