電撃オンライン

【おすすめDLゲーム】『Mini Metro(ミニメトロ)』は線路網を自由に作れる鉄道シミュレーション

イナヤ マギ
公開日時

 ダウンロード用ゲームから佳作・良作を紹介する“おすすめDLゲーム”連載。今回は『Mini Metro』をお届けします。

 『Mini Metro』は、地下鉄の駅と駅とを路線で繋ぎ、乗客を運んでいく地下鉄シミュレーションゲーム。PC版、Nintendo Switch版、アプリ版が配信されています。

実際の都市をモデルにしたマップで地下鉄を引こう

 本作でプレイヤーは、地下鉄を利用する乗客が目的地にうまくたどり着けるように、駅と駅をうまく繋いで運行していきます。

 ロンドンやニューヨークなど実在する20都市をモデルにしたマップで遊ぶことが可能。日本からは大阪のマップが入っています!


 ストーリーは特になく、様々な都市の条件に合わせて地下鉄を運行していくシンプルなゲームになっています。

駅が混雑しないように路線を繋ごう

 ランダムで出現してくる駅を地下鉄の路線で繋ぎ、乗客全員が目的地に行けるようにしましょう。


 大きな白い記号が駅で、そこに並んでいる小さな黒い記号が乗客。駅と駅と繋ぐと路線ができ、列車が走り出します。列車は各駅に止まり、乗客を自動で乗せます。


 乗客は自身と同じ記号の駅に向かって、最短ルートで移動します。乗客が混みあわないように路線を繋げて調整しましょう。

 駅ごとに人数制限があり、制限人数以上になった状態で一定時間経つと、ゲームオーバーとなります。


 路線は、長さを変えたり、到着する駅の順番を変えたりするなど、自由に組み換えが可能。

 「この線はまだ余裕があるから遠くまで伸ばそう」とか「この線は別の線でカバーできるから、一度なくして別の場所で引こう」なんてことができます。

 右上にある曜日と時計でゲーム内時間が確認できます。時計のアイコンを押すと一時停止が可能なので、じっくり考えて動かすことができますよ。

 日曜日が終了すると、先頭車両(もしくは市街電車)1台ともうひとつ設備を獲得でき、拡張することができます。2つのうち、必要なものを選んで入手しましょう。

獲得できる車両や設備

先頭車両/市街電車

 路線に置くと、走行する車両を1台増やせます。置く際に、進行方向を指定できます。


後続車両

 すでに走行中の先頭車両の後ろにつけて、一度に多くの利用者を乗せられるようになります。ただし、単独では走行できません。


路線

 新しい路線を1つ引くことができるようになります。路線のみの追加になるので、別途先頭車両もしくは市街電車が必要です。


乗換駅

 駅の制限人数の上限を増やして、乗客の乗降スピードを上げます。乗換駅になると、一回り大きく表示されます。


トンネル/橋

 川などを越えた先に路線を引くことができます。1カ所につき1つ必要です。


4つのモードから選んで楽しく地下鉄運行!

 筆者がプレイしたPC(Steam)版では、4つのモードがプレイできました。

 デフォルトは“ノーマル”モードになっています。“エクストリーム”モードは、路線の再配置ができず、より慎重に配置しなければならない高難易度モードです。

 エクストリームモードを遊ぶには、ノーマルモードでスコアや設備の制限などの結構厳しい条件をクリアしないと遊べません。チャレンジしたい方はぜひ!

 “エンドレス”モードでは、混雑によるゲームオーバーがないので、じっくり考えながらのんびり遊びたいときや、ノーマルモードの練習などにオススメです。

 “クリエイティブ”モードでは、なんと好きなところに駅を置いて自由に路線を作ることができます。後続車両や乗換駅などの設備も使い放題なので、自分の理想の路線を作って遊べます。


運の要素も強いがシンプルで時間を忘れて遊べる

 プレイしてみて思ったことは、シミュレーションでありつつパズルにも近いと感じました。

 駅の種類や追加される場所、1週間ごとにもらえる設備がランダムなので運の要素も大きいため、プレイするたびに状況は変化します。

 刻々と変わる状況とマップの地形を見ながら、路線を組み替えてうまく混雑が緩和された時は、パズルを解いたかのような楽しさがあります。パズル好きにぜひオススメしたい!

 あとは、自分で地下鉄の路線を引き、電車を走らせるというところが、まるで電車の玩具で遊んでるようで個人的には好きでした! 

 ゲーム内でスクリーンショットを撮れたり、自分が引いた路線の軌跡をgifアニメにして出力したりもできるので、メッセージやSNSなどで自分の引いた地下鉄をシェアできるのもいいですね!

 目の疲れに配慮した“ナイトモード”が選べるなど、細かい設定ができるのも地味にうれしいところ。

 シンプルで分かりやすいし、少しずつ難易度が上がっていくタイプの作品なので、誰でも遊びやすいと思います。ぜひ、自分の手で地下鉄を引いていく楽しみを味わってみてください!

 ちなみに本作はiOSとAndroidのアプリでも配信されているので、スマホで気軽に遊んでみたいという方は、そちらもチェックしてみてください!

(C) Dinosaur Polo Club & Radial Games Corp

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

『Mini Metro』

  • メーカー:Dinosaur Polo Club
  • 対応端末:PC(Steam)
  • ジャンル:シミュレーション
  • 配信日:2015年11月7日
  • 価格:980円

『Mini Metro』

  • メーカー:Radial Games
  • 対応端末:Switch
  • ジャンル:シミュレーション
  • 配信日:2018年8月30日
  • 価格:1,100円

関連する記事一覧はこちら