ターン制RPG＋αが絶妙。『ラストオリジン』はAP管理バトルが面白い！

　PiG Corporationが配信予定のiOS/Android用アプリ『ラストオリジン』について、βテストをプレイした筆者による世界観や戦闘のレビューをお届けします。

　本作は、機械に寄生する鉄虫によって、自分以外の人類が滅亡した世界で、主人公が滅亡しかけている人類や世界の真相を探る物語です。

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※本記事の内容は5月に行われたβテスト版によるものです。正式サービス時には仕様や数値が異なる場合があります。

機械に寄生する鉄虫がうごめく、サイバー感あふれる世界観

　本作の世界観は、機械に寄生する鉄虫が人類や世界を滅亡させようとしていることから、かなり機械が発展した世界だということが伺えます。そんな世界で主人公は、“バイオロイド”の少女たちによって助け出されます。

　人類が滅亡して100年!?　自分が最後の人間!?　いきなりハードな設定が続きます。

　いきなりの状況で少し戸惑いましたが、とりあえず敵に襲われそうでピンチであることはわかりました。そしてプレイヤーは、最後の人類である主人公として“バイオロイド”の指揮官になって戦うことになります。

AP管理がポイント。バトルは先を見据えた戦略が重要に！

　そんな本作の戦闘は、最大で5人のパーティーで行なうターン制のRPGとなっています。ターンの始めに味方の行動を決めて、すべての敵を倒すと勝利となります。

　ステージによっては複数の戦闘が発生し、そのすべてで敵を倒す必要があります。

　キャラクターごとにできる行動は決まっており、行動によって与えるダメージや攻撃範囲などが違います。敵が多いときには、複数の敵を攻撃できる行動を選ぶなど、状況に応じた使い分けが必要になりますね。

　ただし、自由に行動を選べるのではなく、行動ごとに消費する“AP”が決まっています。消費する“AP”は強力な行動ほど多いので状況に応じた選択が必要になります。

　“AP”は、ターンの始めに一定量回復しますが、もしターンの始めに“AP”が回復しても、行動に必要な“AP”が足りないとそのターンは何もできないのがポイント。ある程度計画的に行動を選択しないといけませんし、先の行動を見越した選択が重要です。

バトルでは位置取りを考えることも大事！

　ほかにも、戦闘では3×3の正方形のマスにキャラクターが配置されますが、行動によって攻撃が届く範囲が違うので、戦闘中に攻撃が届く範囲に移動したり、敵の攻撃が当たらない位置に逃げたり、配置にも気を使う必要があります。

　また、ターンごとに行動する順番が違うので、それに応じて敵を倒す順番を考えたりするなど、戦略的な戦いが楽しめます。

　ステージによっては複数のパーティーで挑戦できるので、できるだけ多くのキャラクターを育成しておきたいですね。

　戦闘で敵からダメージを受けた味方は、修復が必要に。修復してHPを回復させないと戦闘に参加できなくなります。

　なので、できるだけ修復が必要ないように、早く敵を倒すための戦略が重要になるというわけですね。

　ステージは、“第1区域”、“第2区域”などチャプターで構成されており、種類ごとに黄色、緑色、赤色に別れています。

　それぞれ黄色はメインストーリー、緑色はキャラクターなどにまつわるストーリー、赤色は高難易度の敵と戦えるステージになっています。最初は、黄色のメインストーリーしか選べませんが、ステージを進めていくことで解放されていきます。

　緑色と赤色のステージは攻略しなくてもよいのですが、キャラクターの意外な一面などを知れるので、余裕があるときにはできるだけ挑戦してみたいですね。

まとめ：頭を使うバトルが楽しいRPG！

　戦闘では、どういった順番で敵を倒すか、つぎのターンを考えて“AP”を温存するかなどさまざまな手段で戦闘を進められます。

　これらの戦略を考えることで、同じキャラクターを使用して、同じステージに挑戦しても、まったく違う結果になるのも面白いところです。

　ステージの種類もメインストーリー以外にたくさんあるので、今回は挑戦できなかったところにリリース後には挑戦したいですね。

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