【創の軌跡キャラ考察】ツァオの魔手が再び彼女に迫る。近藤社長コメント付き

ジュンキ
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 日本ファルコムが世に贈る人気ストーリーRPG『軌跡』シリーズ。その最新作であるPS4用ソフト『英雄伝説 創の軌跡』のキャラクター情報&考察を、日本ファルコム近藤社長のコメントとともにお届けします。

 機を見るに敏……先行きの見えないクロスベルの裏社会を、生き馬の目を抜くがごとく立ち回るツァオ。あらゆる運命が交差するこの地で、怜悧な男の瞳が映し出すものとは?

ツァオ・リー(声優:平川大輔)

「いや、しかしクロスベルも大変なことになってしまいましたねぇ」

 カルバード共和国の犯罪組織《黒月(ヘイユエ)》の幹部で、表向きは民間会社《黒月貿易公司》のクロスベル支社長。

 しなやかな体躯を活かした格闘戦を得意とする東方武術の達人、《白蘭竜》としてもその存在を知られている。

 組織の利益優先で動いているように見える一方、裏では警察に情報を流したり、対立組織との交渉を進めるなど、抜け目なく立ち回る《黒月》随一のキレ者として上層部からも一目置かれている。

 鉄血宰相ギリアス・オズボーンの逝去、ロックスミス大統領の退任など、大国間のパワーバランスに大きな変化が訪れようとしている中、《黒月》はどう動くべきかを見極めようとしているようにも見えるが……。

  • ▲右腕であるラウを従えながらも、ツァオにしては珍しい焦りの表情?

 帝国軍情報局のレクターとはまた違った意味で、何を考えているのかわからない男代表のツァオ。そんな彼が、どこか焦りを見せているような状況……場所は《太陽の砦》のような遺構にも見えます。

 《黒月》長老の孫であるシンには一応の忠誠心を見せていただけに、ここで案じているのもやはり彼のことでしょうか?

  • ▲幼いながらもクロスベル支社の臨時代表を務めるシン。(※イラストは『閃の軌跡III』のものです)
  • ▲初めて会って以来、シンは《特務支援課》のエリィに首ったけ。(※写真は『閃の軌跡IV』のものです)

 『閃の軌跡IV』でツァオがエリィと対峙していた際も厳しくとがめていただけに、シンとしては《特務支援課》との対立は望まなそうですが。ツァオの場合は、隠れて裏で何かやらかしててもおかしくないから真剣に困る。

  • ▲因縁深き《銀(イン)》ことリーシャとの対決が!?

 かつて暗殺者《銀》と契約を結び、《黒月》の優秀な手駒として利用していたツァオ。正体が判明したリーシャが一度契約を打ち切ってからも、その力を惜しみ、巧妙に自分の側に引き入れようと画策したこともありました。

  • ▲リーシャには強いこだわりを見せ、彼女の復讐心を利用しようとしていたが……。(※写真は『碧の軌跡 Evolution』のものです)

 人たらしロイド&恩人イリアの連携でがっちりアダマスガードされ、リーシャGETの野望はあえなく粉砕されたかに思えたのですが……本作ではその因縁に決着がつくのか!? 

ツァオ OnePoint PlayBack

 劇団《アルカンシェル》のトップスター・イリアに脅迫状が届き、その差出人には《銀》という謎の単語が。ロイドら《特務支援課》はその謎を解明すべく、クロスベルの裏社会を二分する組織の一角、《黒月貿易公司》のツァオに話を聞くことに。

 ツァオはその場で、共和国の東方人街に伝わる伝説の凶手(暗殺者)《銀》について語るとともに、クロスベルの裏社会を牛耳らんとする彼らの野望までもほのめかします。

 対抗勢力であった《ルバーチェ商会》の没落、新たな脅威である猟兵団《赤い星座》のクロスベル進出など、刻一刻と変化するクロスベルの闇の勢力図。

 そんななかでもツァオは、ときに《特務支援課》に協力するそぶりすら見せながら、《黒月》の幹部として暗躍します。

 その抜け目のない立ち回りは、クロスベルが帝国に併合されてからも変わらず。

 帝国軍情報局からのオーダーで総督府に協力してみせたかと思いきや、世界大戦勃発に際してはロイドやリィンたちに力を貸すなど、如才ない嗅覚で《黒月》存亡の危機を乗り切りました。

 そしてクロスベル解放という大きな時代のうねりのなかで、彼の鋭い眼光の先には、かつて袂(たもと)を分かった《銀》ことリーシャの姿が……。

  • ▲《銀》をめぐる捜査の一環で、《特務支援課》と初めて顔を合わせる。(※写真は『零の軌跡:改』のものです)
  • ▲情勢次第で敵にも味方にもなる軽妙さで、《特務支援課》や《VII組》を翻弄した。(※写真は『閃の軌跡IV』のものです)

 結社《身喰らう蛇》の執行者にも引けを取らないリーシャ相手に、生身1つで対峙するほどの《白蘭竜》。これまでにも随所でその武術の腕前は見せていましたが、いよいよツァオの本気が見られるかも!?

 『軌跡』シリーズ全体としても、この先は大陸の東側に目が向いていく様相なだけに、《黒月》という組織からもますます目が離せなそう。

 そして、新たにシンくんのお眼鏡にかなう胸……もとい美貌の持ち主は現れるのか!? ……今のところの新キャラである《隠者》勢の女性陣には、全然見向きもしなそうだなあ。

日本ファルコム近藤社長コメント

 『零の軌跡』での初登場時から変わらず、本作でも相変わらず裏が読めない要注意人物として描かれることになります。

 ただ、オズボーン宰相の逝去や共和国大統領の退任など大国間のパワーバランスに大きな変動が起こっている中で、彼がクロスベルに留まったまま、という点には注意しておく必要があるかもしれません。

 彼の発言内容そのものが、今後の黒月の動きと関わってくるかもしれないですしね。

 また、本作では武術家としての強さも実際に知ることができる機会を用意しています。赤い星座の猟兵と張り合っていたラウを部下に従えているので、その実力はかなりのものだと思われます。

 手の内を知られているリーシャにとっては最も相手にしたくない存在かもしれませんね。


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英雄伝説 創の軌跡

  • メーカー: 日本ファルコム
  • 対応機種: PS4
  • ジャンル: RPG
  • 発売日: 2020年8月27日
  • 希望小売価格: 7,800円+税

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