主人公のいない『ウォッチドッグス レギオン』で描くのは”チーム”の物語:α版ゲームレビュー【E3 2019】
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- 電撃PlayStation
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現地時間の6月11日~13日にロサンゼルスで行われていたゲームショウ、E3 2019でも話題を呼んだ『ウォッチドッグス レギオン』(2020年3月6日にPS4、Xbox one、PCで発売予定。)のゲームプレイレポをお届けしたい。
今回のビルドはアルファ版でプレイ時間はおよそ45分程度だったが、ゲームプレイの前に、ワールドディレクターのJoel Burgers氏から『ウォッチドッグス レギオン』の基本的な概要のプレゼンを受けたので、そこでの知識も交えながら紹介していこう。
『ウォッチドッグス レギオン』には、『1』のエイデンや『2』のマーカスといった主人公がいない。DedSecLDN(デッドセックロンドン)というチームがいわば主人公的な存在となり、彼らの活躍により物語が進んでいく。
スマートフォンを使ったデジタル機器へのハッキングはチームメンバーであれば誰でもできるうえで、3クラス+個人固有のスキルで各キャラクターは能力づけされている。ロンドンの住人すべてに背景があり、すべての人がプレイヤーキャラになるのが本作の最大の特徴だ。町にいる人物なら誰でも固有スキルを持ち、誰でもDedSecLDNにスカウトすることができるのだ。
ただしスカウトをするためにはその人物ごとのクエストをクリアする必要がある。クエストを成功させるとDedSecLDNに加入、以後はそのキャラを操作することができる。また加入時にそのキャラをどのクラスにするかを選ぶことができる。
誰でもチームメンバーにできる一方で、キャラはいちど死ぬとPeRMADEATh、つまり永久に死ぬ。復活はできないので、無理はできない。難易度の高いミッションでの緊張感は高そうだ。ゲームプレイ時にキャラクターが致命的なダメージを受けて失われるシーンを録画したので併せてご覧いただきたい。
キャラクターがなることができる3クラスとそのクラススキルは以下となる(クラススキルの詳細は不明)。
・スティッキーマイン
・ヘビーウェポン
・GUNKATA
・コンバットロール
・エクスプローシブラウンズ など
・ARクローク
・ARシュラウド
・LUNGE
・ショックウェーブ
・ALL SEEING など
・スパイダーボット
・スパイダータレット
・ハックコンバットドローン
・スパイダーアーミー
・ドローントラッパー
・ダイレクトコントロール など
ゲームには5つの大きなストーリーラインとそれに伴う60以上のミッションが存在するという。プレゼン時に見せてもらったロンドンのマップでは、高層ビルや、観覧車のある場所などのランドマークが5か所あり、ストーリーはそれらの場所にひもづきそうな感じだった。なおストーリーはDedSecLDNに所属しているどのキャラクターでプレイしても進めることができるそうだ。
スマートフォンによるハッキングはボタンひとつで簡単に実行可能。クラスアビリティもボタンひとつで実行し、例えば「ARクローク」は発動させて数秒間自分の姿が見えなくなるが、再使用までには数十秒のクールダウンが必要だ。
オープンワールドである本作のファストトラベルは地下鉄の駅。最寄りの駅まで飛んでいき、目標のポイントまで移動する。ミッションを進めるときは、基本的にはハッキングを駆使してステルスでの移動、潜入が望ましい。もちろん敵と派手に撃ちあうこともできるが、キャラはいちど死んだら復活しないので大事にしたいところだ。
ミッションに向かう途中にあったある町では、キャラクターをカスタマイズするための服などを売っている店が存在。気に入ったキャラクターを大事に成長させ、服装などをカスタマイズする、という遊び方になりそうだ。
実際のゲーム画面のメニューを開くと、画面上部のタブは、レジスタンス、マップ、チーム、ミッション、コンタクト、APP、シーズン、オンラインとあり、そのほかにストアの項目もあったので、なんらかの追加要素もあるのかもしれない。
というわけで、実際には2つのミッションをクリアして、仲間を2人増やしたところでプレイは終了した。途中、キャラクターを1人ロストさせてしまったのは反省点。メンバーをスカウトして自分なりのレジスタンス(DedSecLDN)を組織していくのが楽しそうだ。2020年3月が待ち遠しいタイトルだ。
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