【おすすめDLゲーム】ダンジョン駅作る? スマートな駅作る? 地下鉄駅構築シム『STATIONflow』

電撃オンライン
公開日時

 ダウンロード用ゲームから佳作・良作を紹介する“おすすめDLゲーム”連載。今回はSteam用シミュレーションゲームゲーム『STATIONflow』をお届けします。

 ゲームをより理解するための紹介動画も作成したので、コチラもぜひご視聴ください!

 『STATIONflow』は、DMM GAMESより発売中(2020年4月15日)の、地下鉄の駅を構築、運営していく駅開発シミュレーションゲームです。プレイヤーは、経営破綻にならないように、より便利な駅を作っていくことが目的となります。

 渋谷駅や新宿駅など、迷子必至のダンジョンのような駅。あまりにも混雑するホーム。など体験した人も多いのではないでしょうか。「自分ならもっと便利な駅にできる!」「ここに階段があれば短時間で〇〇線のホームまでいけるのに……」とか考えたことのあるアナタ!

 そんな人にこそ、ぜひ遊んでもらいたいのが『STATIONflow』なのです。

  • ▲自分の思うように駅を作っていくことができます。人の流れを見ているだけでも楽しかったりします。

どんな駅を構築できるの?

 『STATIONflow』は、駅は自由に作っていくことはできるのですが、ホームや線路の位置を決めることはできません。これは最初から決まっています。ということで、マップも数種類準備されています。

●現在最初から遊べる公式マップ

・クラシックステーション(基本駅)

・ステップステーション(段階的差異駅)

・スパイラルステーション(螺旋形状駅)

・ダンジョンステーション(巨大迷宮)

・ディープステーション(地下大要塞)

・ヘクサスステーション(六角交差駅)

 なんか文字面を見ているだけでワクワクしてきませんか? 「巨大迷宮とか地下大要塞とかなんやねん!」と。一部マップの初期状態をお見せするとこんな感じです。

  • ▲巨大迷宮。始めたばかりはこんな感じ。いや、その出入口の位置がもうおかしいでしょ。迷宮になるわけですよ。
  • ▲地下大要塞。なるほど「大」要塞であることが見て取れます。どういう方向性で発展させていったらいいんだろう?

 もちろん普通の駅もあります。最初はコチラのマップから遊ぶといいでしょう。

  • ▲基本駅。うん、シンプル。

 上記マップはあくまでも初期配置で、最初の出入口とホームと線路の位置になります。高評価を得て、「駅ランク」がアップしていくと、新たな路線、出入口、ホームが開放されていくのです。

 ちなみに筆者はまだ触ったことがありませんが、「マップ作成」でオリジナルマップを作成し、Steamワークショップを通じて世界のプレイヤーとオリジナルの駅を交換することもできるみたいです。

 では実際のゲームの流れを見ていきましょう。

ゲームの流れを教えて!

 プレイヤーのすることは簡単至極。出入口からホームまで、通路や階段でつなぐことです。そして、どちらの方向に何があるか、駅利用客が迷子にならないように方向案内をしっかりすることです。そして「お客様の満足度」を高く保てれば一人前の駅運営者です。

  • ▲通路を作ります。作りたいところに長さや太さを決めて配置するだけ。もちろんお金はかかります。
  • ▲方向案内を作ります。矢印の方向を決めて、その先に何があるかを指定するだけです。もちろんお金はかかります。
  • ▲階段を作ります。場所を決めて、登り口と降り口の先に何があるかを指定するだけです。もちろんお金はかかります。

 これで基本的なことすべてです。チュートリアルで10分かからず覚えることができるかと。

 もちろん、いずれエスカレーターやエレベーター、自動販売機、トイレ、ごみ箱などさまざまな施設が登場するので、そちらも上手に設置していく必要があるでしょう。

 『STATIONflow』では、駅の運営を1日単位で評価されます。24時になるとその日が終了し、日時評価報告を受けます。この評価によって駅ランクが上がり、駅ランクが上がるとホームの新設や、新しい施設や新しい利用客が登場します。

  • ▲日時評価報告。いわゆるお客様が満足できたのかです。それによって1日の運営を評価され、駅ランクの増減に深く関わります。
  • ▲駅ランクの報告。駅ランクが上がると、路線や出入口の利用者が増えたり、新施設、新しいタイプのお客さんが増えたりします。
  • ▲収支報告。お金の話ですね。経営破綻しないようにすれば大丈夫。なんならローンもあります。

 この報告が終わると、次の1日が始まります。こんな感じで経営・運営の日々を過ごしていくのです。

お客様の不満を解消して素晴らしい駅を!

 駅をご利用くださるお客様ですが、まあ文句不平が多いです。

「トイレがないぞー!」
「お腹が空いたのにレストランがどこにあるんだ!」
「Q1ホームまでの行き方がわからん!」
「B4出口はどこにあるん?」

 ごもっともです。至極もっともな不満です。駅の案内や施設などが足りていないんですね。

  • ▲お客様の不満はごもっとも。いろいろな不満があるので、お客様をクリックして何に不満を持っているか確認してみましょう。この場合は、A2出入口からR1ホームに行きたいけど、案内がなくて迷子になったみたいですね。

 駅の方向案内が不十分などのご指摘もありますが、施設が足らないなどの指摘ももちろんあります。

  • ▲トイレがない? 駅のトイレ重要ですよね。お尻にピピっと来たら駅のトイレは救世主ですもんね。
  • ▲ならばトイレを作ろうではないか! ついでに自販機やゴミ箱やATMなんかも作るよ。

 また、利用客が増えてくると混雑も発生します。混雑もお客様満足度に響くと思われるのでぜひとも解消したいところ。

  • ▲下階との行き来が、登りエスカレーターと下りエスカレーターのみ。ホームで渋滞が起こっています。

 混雑解消のために、階段やエスカレーターを配置することも大切です。

  • ▲降りエスカレーターをもう1本増やしたらそこそこ緩和されました。

 こうやってお客様の満足度をキープしながら、自分の理想の駅を作っていくのが楽しいです。

シミュレーションだし難しいんでしょ?

 実質、経営破綻がゲームオーバーなんですが、普通の難易度ノーマル(初期設定)で遊べばなかなか破綻しないです。そういう意味では難しくないです。

  • ▲経営破綻。なあに、いざとなったらローンがある! ローンが返済できなくなったら終了ですが。

 操作まわりもかなりシンプルに仕上がっているので問題ありません。やや「マウスカーソルを合わせにくいなあ」とかいう場面もありますが、そこまで気にはなりません。

 ので、気軽に遊べるゲームだと思います。

 また、難易度設定はかなり細かくできます。「施工時間」「施工費用」「維持費用」「乗客満足度」をプレイヤーの好きなように設定できるのは、かなりユーザーフレンドリーと感じます。

  • ▲難易度超イージー。施工時間ゼロってことは、設定した瞬間完成ですか? これはぬるま湯。でも好きな駅を作りたいならあり!
  • ▲難易度超ハード。通常より最大5倍まで厳しくできます。全部5倍とかにしたらプレイの歯応えやばそうですね。

こんな駅を作ってみました

 ここでは、筆者が今作っている「螺旋形状駅」の様子を見てみましょう。現在駅ランク17でございます。

  • ▲0階層。ここには線路は通っていません。トイレ作りまくっています(紫の施設)。
  • ▲-1階層。最初にあった赤色の路線があるところです。ホーム内にレストランを作ってみました。
  • ▲-2階層。我が駅のメインストリート。施設をもっと建てていきたいです。
  • ▲-3階層。ここまでくると上の階層とどうつなげるか悩みます。本当に悩みます。だがそれがいい。
  • ▲-4階層。どの路線、どのホームも上階に対して斜めに作られるので、階段やエスカレーターの配置をどうするか本当に迷います。
  • ▲-5階層。つい最近できた紫色のホームと路線。まだオープンさせていません。

 -5層に新しいホームと路線ができたので、どうつなげていくかを悩んでいます。うまくつなげて、うまく方向案内をしないと、紫色のホームや出入口に行きたい人が迷子になって、不満がメッチャ出ます。

  • ▲こんな風に(笑)。

 これを解消していくのも、また楽しい。

 あと、音楽がいいです。浮遊感があって思考の邪魔をしない音楽。

 残念なところを挙げるならば、エレベーターが1階層ぶんしか設定できないこと。一気に5階層降りたりとかできないところかな。10時間ほどプレイして、大きな不満点はそれくらいです。

 ということで『STATIONflow』、駅マニアだけでなく、実在のダンジョン駅に浪漫を感じたり、はたまた不満を感じたりしている人にもオススメしたい1本です。

©DMM GAMES

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

関連する記事一覧はこちら