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【おすすめDLゲーム】アクションパズル『Helltaker』を紹介。地獄の悪魔っ娘を集めて夢のハーレムを!

豊臣和孝
公開日時
最終更新

 ダウンロード用ゲームから佳作・良作を紹介する“おすすめDLゲーム”連載。今回はPC(Steam)にて配信中のアクションパズル『Helltaker』をご紹介する。


  • ▲往年の名作アクションパズルをほうふつとさせる作風。SDキャラがカワイらしい。

 『Helltaker』は、Vanripper氏が開発し、Steamにて無料配信中のアクションパズルゲーム。プレイヤーこと主人公は、悪魔の娘たちでハーレムを作る夢を見たひとりの男。普通「いやいや、それは無理だろう」となるが、主人公は「イチャイチャできるなら俺のタマ(命)くらい安いもんだ」と言い放つとスイと地獄に降り立つ。

 命を投げうつのはいいが、はたしてそんな都合のいいハーレムを築けるのだろうか……。

  • ▲これが主人公。見た目硬派で体つきもたくましいが、目的は極めて軟派。

遊び方はとてもシンプルなアクションパズル

 遊び方は極めてシンプルで、主人公を動かし決められた手数内でマップ奥にいる悪魔の娘までたどりつけばチャプタークリアとなるアクションパズルスタイル。途中には敵のアンデッド、動かせる石、出現している間に踏むと手数が余分に消費されるトゲ(針)、鍵が存在。

 画面左側に表示された手数に“遊び”すなわち余裕はなく、無駄なく最短の手順でチャプタークリアを目指すことになる。

  • ▲画面左側に表示された数値がトータル手数で悪魔の娘にたどり着く前に尽きるとゲームオーバー。「失敗した!」と思ったらボタン一発で最初からすぐやり直せる親切設計。
  • ▲全体ボリュームはライトだがやりごたえは十分。チャプターによっては相当悩まされる人もいるはず。ネタバレを避けるため詳細は触れないが一部ステージに隠し要素あり。

 パズルチャプターをクリアしていくと、トリにはアクション重視の最終ボス戦が待ち受ける。上から下にスクロールする床の上で、トゲもしくは光る鎖(ライン)を避けつつ、スクロールが停止したら外側の鎖をキックで破壊。トゲもしくは光る鎖に接触するとダメージで、累計4ヒットでゲームオーバーとなりリスタート。

 光る鎖の出現パターンは決して意地悪いものではなく、よほどアクションが苦手な人でもなければなんとかなるレベルだ。

 エピローグも含めるとチャプターは全部で10。全体ボリュームは軽めだが、『倉庫番』などに源流を持つオールドライクなシステムとひとひねりきいた難易度、即リトライできる操作性など手ごたえは十二分! 最後までしっかりと楽しませてくれる。

  • ▲光る鎖のラインを避けながらスクロール停止後に出てくる外周の鎖を破壊。最初は難しく感じるかもしれないがパターンはシンプルで決して難易度は高くない。

アクションパズルよりもこちらが本命!? ギャルゲー要素も楽しめちゃう!

 主人公の目的は、最初に触れたとおり地獄の悪魔の娘たちでハーレムを作ること。各チャプターをクリアすると、悪魔っ娘たちとの会話パートに移行。選択肢が出現し、正解を選ぶとクリア、不正解だとチャプターの最初からやり直し。失敗といってもペナルティはないに等しいので「もう一方の選択をしたときの会話や展開が気になる」という人はリプレイ再確認がマストといえよう。

  • ▲チャプタークリアで悪魔っ娘をハーレムに誘う会話パートに移行。会話だけ楽しみたい人はゲーム中のオプションでパズルチャプターをスキップできるが、最終ボス戦はスキップ不可。
  • ▲失敗してもチャプターやり直しになるだけでデメリットはない。むしろバッドの内容を確認してからやり直して先に進むべき。

 ここで白状すると、実は筆者、英語版の時点では「このキャラクターデザインとタッチ凄くいいなあ、めっちゃツボだわ」くらいだったのだが、先日配信された陽炎01型氏による日本語化ファイルがあまりにも素晴らしく、その相乗効果に完全ノックダウンされてしまった。

 英語では「なんとなくこんな感じのことをいっているんだろうなあ」といったある種の客観性というか“距離”が生じるのだが、陽炎01型氏の訳はその間合いを完全に消し去り、さらには声色や息遣い、身振りや体温さえ伝わってくるかのごとき白眉の仕上がり。興味がある方は、Steam『Helltaker』スレッドTranslation“Helltaker日本語化ファイル(Japanese Translation)”内にある陽炎01型氏のnoteリンクをご参照いただきたい。

  • ▲本記事は日本語化ファイル適用後のゲームを使用。本編もさることながら陽炎01型氏の翻訳が素晴らしい。
  • ▲個人的なイチオシはルシファーちゃん。とはいえ他の悪魔っ娘たちも魅力的すぎて甲乙つけがたく……。
  • ▲ヒントボタンはパズルに詰まったときのため……と思いきや、実際は悪魔っ娘たちとのやりとりを楽しむためのもの。チャプタークリア後は要確認だ。

 本作は無料配信されているが、それとは別にDLC『Artbook + Pancake Recipe』1010円が用意されている。これは“カンパ”や“寸志”的なもので、感動や感謝を伝えたい人は購入を検討されてみてはいかがだろうか。とにもかくにも、興味を抱かれた人はこの機会にぜひ一度お試しいただきたい。

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『Helltaker』

  • 開発:vanripper
  • 対応機種:PC(Steam)
  • ジャンル:アクションパズル
  • 配信日:2020年5月11日
  • 価格:無料

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