施設運営の楽しさが病みつきになる。『Fallout Shelter Online』を遊んでみた

セスタス原川
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最終更新

 GaeaMobileから2020年6月に配信予定のiOS/Android用アプリ『Fallout Shelter Online』のレビューをお届けします。

『Fallout Shelter Online』はこんなゲーム

 『Fallout Shelter Online』は、シングルプレイ用ゲーム『Fallout Shelter』にオンライン要素を加え、さらにボリュームアップした作品です。

 そもそも『Fallout』シリーズとは、世界規模の核戦争で文明が壊滅してしまった世界を舞台にした、いわゆる“ポストアポカリプスもの”の名作。ですが本作はシリーズを遊んだことがない人でも問題なくプレイできるように作られています。

 さらに、タイトルにもあるように、プレイヤー間の対戦コンテンツやフレンド機能といったオンライン要素が追加されており、施設運営がさらに楽しめるようになりました。

 まずは、そんな本作のあらすじを見ていきたいと思います。

『Fallout Shelter Online』あらすじ

 核戦争から生き延びるためのシェルター・Vaultを統治する監督官のジェイコブ・マーチが突如、居住者の生活に必要なテラフォーミング装置を持ち出し行方不明となってしまいます。

 Vaultが混乱に陥る中、新たな監督官に任命されたプレイヤーは、施設運営の重責を担うことになります。

 そして新たに出会う仲間とともに、ジェイコブ探しの旅へと出かけるのでした。

 こんな経緯でゲームは始まります。本作の世界は、最初に説明したように、世界規模の戦争によって終焉を迎えてしまった世界。街は放射能汚染と変異生物に侵されており、人々の間でも争いごとを解決するために暴力が用いられています。この世界を生き抜くためには、Vaultの設備を一刻も早く整えていかなければなりません。

  • ▲この世界にはVaultの外にも人々が暮らしていますが、全員が全員秩序ある生活を送っているわけではないようです。
  • ▲デスクローという、巨大なモンスターも登場します。核戦争によって放射能に汚染されたこの世界は、こんな生物すらも生み出してしまったのです。

 プレイヤーは、発電機やレストランなど、Vaultを少しずつ拡張できます。最初は数部屋しかないせまい空間ですが、少しずつ資源の生産ルームを増やしていきましょう。

 そこから生み出した資源を活用して、さらに部屋を増やし、獲得資源を増やし……と、これを繰り返すことで自分だけの広大なVaultを作れます。どの配置にするのか、どの資源に力を入れるのか、全て思いのままです。

『Fallout Shelter』からの変更点

 『Fallout Shelter Online』の一番大きな変更点は、プレイヤー同士による対戦機能“コンバットゾーン”の実装です。自分の編成を登録しておくことで、非同期の対戦が楽しめます。

 これまでは永遠を施設の増築とキャラクターの強化を行う終わりのない道のりでしたが、そこに自分の腕試しをできるようになりました。

 “コンバットゾーン”にはランキング機能も用意されており、上位に輝いたプレイヤーは多くのプレイヤーにその名前を知らしめることができます。

  • ▲とはいえ、バトルの最中はお互いの攻撃が飛び交い続けるハチャメチャ状態になりがち。事前の育成が勝敗のカギになりそうです。
  • ▲『Fallout』シリーズに登場したキャラクターたちも多数登場します。

 他にも、本作からは建築がよりストレスフリーに進められるように、部屋の配置に制限はありません。増やしたいと思った施設を好きなところに配置できるようになりました。

 本作では、同種類の施設を並べて作ることで、部屋が繋がって大部屋になります。しっかりと種類をそろえて部屋を作ったほうが見栄えもいいですし、ビジュアル面を気にする方は気を付けましょう。

  • ▲最初に何も考えずに発電機とレストランを並べてしまったのですが、ずっとこの配置がむずがゆくて仕方ありません……。

初心者も安心の指針あり

 『Fallout Shelter Online』で登場するアイテムや資源などはいくつもの種類があります。

 プレイ経験がある人であれば難なく効率的なVaultライフを送れるところですが、初見では混乱してしまう人もいることでしょう。

  • ▲Vaultの下の方に敵を倒すと開放される区画があり「よっしゃ! 開拓したろ!」と思って最初に突っ込むと一瞬で全滅します。

 しかしご安心ください。本作はメインストーリーとなる章を進めている間は「~を作ろう」「~を探検しよう」のように、何をすればいいかの指示が出ています。

 言われた通りに強化と増築を行うだけで、あっというまにVaultがどんどん発展。これをこなしていくうちに、段々と効率的なVaultの増築方法が理解できてくるはずです。

 増築のコツは、序盤はなるべく偏りなく部屋のアップグレードを行うことと、キャラクターを配置するなどで獲得できる資源を最大まで高めること。その場では微々たる差ですが、積み重ねることでVault発展の大きな1歩になります。

  • ▲部屋を増築したい場合も、何を達成すれば増築ができるようになるのか表記されているので、不足と表示されているものを辿っていけば、今はまず何を目指すべきなのか把握できます。

キャラの配属は監督官の手腕

 Vaultには、続々と新しいキャラクターが訪れてきます。彼らはそれぞれ得意分野を持っており、発電のエンジニアとして、料理を作るコックとして、あるいは外で戦う戦闘員として活躍します。


 時には、戦闘もできればエンジニアもこなせるという、いい意味で采配に困る人材も現れます。

 どの方面も育成して万能型にもできますが、そうなると毎回配置する部屋を移さなければならないという問題も……。キャラクターをどのように活かすのかは、プレイヤーの手腕が問われる部分です。

  • ▲キャラクターは定期的に訪れるキャラクター以外にもガチャでも入手できます。能力の高いエースが加入すれば、それだけで一気に世界が変わるかも? 筆者はSRまでしか引けませんでしたが、それでも能力の高さに助けられました。

気分はアリの巣の観察!?

 『Fallout Shelter Online』は、貯蓄した資源を使ってVaultを拡大させることを楽しむことがメイン。そういった面から、資源が溜まるまで待機をして、溜まったら設備拡張をする施設運営系にジャンル分けされます。

  • ▲割と必要資源の量がシビアなので、資源が足りない状況も多いです。特に電力。

 施設運営系のゲームのいいところといえば、拘束時間の少なさ。本作もそんなにつきっきりにならずともOKです。

 地下で人々が活動し、少しずつVaultが大きくなっていく見た目は、もはや完全にアリの巣の観察。毎日スクリーンショットを撮り溜めておいて、成長の様子を観察してもおもしろそうです。

  • ▲音楽やビジュアルから漂うレトロアメリカンな雰囲気もいい味を出しています。

 また、活動場所のなくなった人たちを凍結させて保管したり、倒された時はそのまま幽霊になったりと、ちょっとブラックでシュールなジョークが多いのもおもしろいところ。試しに触ってみると、独特なゲームの雰囲気と施設運営の楽しさが病みつきになってしまうかもしてませんよ。

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