『The Last of Us Part II』プレビュー。探索にステルス、戦闘と盛りだくさんな本作を先行体験！

文: 電撃オンライン

公開日時: 2020年06月02日(火) 12:21

　SIEより6月19日発売のPS4ソフト『The Last of Us Part II』。本作は、人を凶暴なクリーチャーに変異させる真菌類によって崩壊した世界を描くアクションアドベンチャーの続編です。舞台は前作より5年後のアメリカ。19歳となり一人前の女性に成長したエリーを中心に、非情な世界で生きる人々の物語が描かれます。

　今回は今月の発売を前に本作の製品版を実際にプレイ。ゲームプレイの一部を紹介していきます。

エリー単独でシアトルの危険地帯を進むパートを先行体験！

　紹介するのは、エリーがノラと呼ばれる人物に会うため、シアトルの病院跡に向かうパート。彼女は、観光地図や廃墟の合間から見える病院の建物を目印に、廃墟と化して一帯が緑に覆われたシアトルの街を行きます。

　マップは行く先こそ決まっているものの、探索可能な建物があちこちにあり、内部ではクラフト素材となる物資や銃弾などが手に入ります。なかには、キャラクターの能力強化のカテゴリーを増やす”サバイバルガイド”や、銃弾などの貴重なアイテムが詰まった金庫などもありました。

　また、開かない扉などがあって通れそうにない場所も窓ガラスを割って入り口を作ったり、谷間をダッシュ中にジャンプすることで飛び越えられるなど、プレイヤーの観察力が試されるポイントも随所に見受けられました。

エリーを待ち伏せする危険な感染者“ストーカー”のテリトリーを抜ける

　このパートを初めてまず遭遇する危険が感染者たち。ここでは、初期感染者の“ランナー”や感染によって表皮が硬化した“クリッカー”のほか、物陰に身をひそめる“ストーカー”と出会いました。とくに、ストーカーはこちらの動きに合わせて潜む位置を変え、エリーが不用意に近づくなどスキを見せると襲いかかるやっかいな相手。感染者の位置はR1ボタン長押しで“物音を聞く”ことで位置を視覚化できるため、マメに位置を確認しつつ感染者の裏をかくことで切り抜けることができました。

奇襲攻撃を得意とするカルト集団“セラファイト”との遭遇

　ストーカーの潜伏地帯を抜け、病院へ向かう道中に出会ったのが“セラファイト”。彼らは危険なカルト集団で、メンバーはフードを被りみずから顔に大きな傷をつけています。道中で出会う彼らは無線の代わりに口笛を使って連絡を取り合っていて、たとえば見つからずに1人倒した場合、そのメンバーから口笛の応答がないと周りのメンバーに警戒されてしまう、ということがありました。

　また、メンバーの中に弓矢を使うものがいるのもセラファイトの特徴。攻撃を受けた場合、体に刺さった矢をR1ボタン長押しで抜かないと、体力が減少し続けます。

　彼らとの戦いでは生い茂る草を利用して身を隠しつつ奇襲を仕掛ける戦い方で対処しました。背が高い草ならしゃがむだけで隠れられますが、背の低い場合は伏せないと隠れられません。また、草に隠れていても敵に近づかれるとバレてしまうようです。

武装集団“WLF”が占拠する病院でノラを探すシーンはさまざまな攻略法が！

　ようやくたどり着いた病院は“WLF（ワシントン解放戦線）”の兵士によって占領されていました。WLFは、セラファイトとシアトルを二分する勢力の片方で、崩壊後の世界としては重度に武装されています。そんな兵士たちが大勢いるなか、ノラのいると思われる上階へすすむのがこのパートの目的です。

　ここは、5月28日早朝に配信された“State of Play”の後半で実演プレイされたものと同じシーンです。しかし、病院のマップは実演プレイ以外にもいくつかの進入パターンが存在します。State of Playでは、進路の邪魔になる敵を倒しつつ病院の入り口に対して左側の窓から内部に侵入しましたが、筆者は逆に向かって右側の入り口へ草むらをほふく移動しながら侵入成功。目的のドアまで1人倒すだけで到達できました。

　また、同じシーンをステルス重視ではなく敵を全員倒してから進むことも可能でした。草むらや障害物で身を隠しつつ死角からナイフでサイレントキルを決めるほか、サイレンサーをつけたピストルでヘッドショットすれば一撃で敵を倒せます。弓矢も音を出さない武器で、威力も最大まで弓を引けば一撃で敵兵士を倒せますが、キャラクターが移動しながら矢を放つと威力が落ちて仕損じることがありました。