『Marvel’s Avengers』協力プレイやシステム情報を開発者に直撃。ゲームの舞台はグローバルに【E3 2019】
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米国・ロサンゼルスで開催された“Electronic Entertainment Expo 2019(E3 2019)”で、2020年5月15日に発売されるPS4/Xbox One/PC/Stadia用ソフト『Marvel’s Avengers』のプレイデモの放映、開発者インタビューが行われました。
現地で公開されたプレイデモは、“E3 2019”でお披露目されたトレーラーの物語部分をさらに細かく描いたものとなっており、キャプテン・アメリカ、アイアンマン、ソー、ハルク、ブラック・ウィドウのアクションや、シネマティックな描写になる戦闘を確認できました。
また、プレイヤーが操作するヒーローは次々に交代していき、各ヒーローの操作方法を体感していくような内容になっていました。
確認できたアクション
ソー
ソーは、ハンマーを使ったアクションを確認できました。ハンマーで、障害物を砕く、敵に向かって投げて攻撃する他、雷をまとったアクションを見ることができました。
アイアンマン
アイアンマンは、空を飛びながらリパルサーレイを放つシューティングのようなアクションを見られました。
ハルク
ハルクは、敵を掴んで振り回し、他の敵を薙ぎ払ったり、投げ飛ばしたりする豪快なアクションをしていました。また、戦車を投げ飛ばしたり、タックルで車を吹き飛ばしたり、地面を叩いて揺らしたりとパワープレイが披露されました。
その他、壁から壁にジャンプして移動する、着地した時に衝撃波のようなものを発生させる姿を確認できました。
キャプテン・アメリカ
キャプテン・アメリカは敵との接近戦やシールドを使ったアクションを行っていました。また、シールドを投げて敵を倒す姿を見ることができました。
ブラック・ウィドウ
ブラック・ウィドウのプレイシーンでは、銃やトンファーのような武器で戦う様子が見られました。また自身が透明化するアクションも確認できました。
クリエイティブディレクターを直撃
プレイデモが放映された後には、Crystal DynamicsのクリエイティブディレクターであるNoah Hughesさんにお話をうかがうことができました。
――本作の時系列はどのあたりになるのでしょうか?
とくにどこかの時系列に入っているわけではなくて、完全にオリジナルなストーリーです。
――開発者には聞き辛い質問なのですが、本作で好きなヒーローは誰ですか?
今はブラック・ウィドウが結構お気に入りです。俊敏性があるところや銃などの装備、“ウィドウズバイト”といった電撃攻撃を使えるところが気に入っているのですが、最終的に戻るのがハルクです。
とにかく破壊が楽しいです(笑)。
――今回の“アベンジャーズ”のデザインがコミックというよりは映画版に近いと思うのですが、このデザインの理由をお聞かせください。
とくにMCUからインスピレーションを受けたかというと、そういうわけではありません。MCUの現実世界にいそうな感じの設定や役者さんといったものからはインスピレーションは受けているのですが、コミックからもインスピレーションを受けています。
――カンファレンスでは、複数年にわたり定期的にコンテンツを更新していくとおっしゃっていました。どのくらいのペースになるのか教えていただけますか?
具体的なペースでというのは今は明かせないのですが、定期的にヒーローやエリアはどんどん追加する予定です。追加するヒーローやエリアは追加コストなしで実装する予定です。
――ヒーローやエリアの追加は無料で、ルートボックスやペイトゥウィン要素もないとのことですが、ユーザーがお金を出すのは、最初にゲームそのものを買う時だけと考えてしまってよいのでしょうか?
基本ゲーム以外で唯一金銭が発生するものはスキンです。ただ、スキンでキャラクターの能力を上げるといったことはしません。ユーザーとしては、スキンを買うことはできるんですけど、もちろんゲーム内で獲得することも可能です。
――お金で購入できるスキンはすべてゲーム内で獲得できるということでしょうか?
スキンの中には、ゲームプレイを通して獲得できるものもあれば、課金でしか手に入らないものもあります。ただ、“ギア”と呼ばれる装備物に関しては、ゲームプレイでしか手に入りません。
――デモで見せていただいたものはチュートリアルの部分だと思うのですが、基本的な本編自体もステージクリア型になるのでしょうか?
基本はミッションベースのゲームで、プレイデモみたいに特定のヒーローを使って個々の能力をミッションを通して覚えるというものもあれば、選択性が多く、ヒーローを自由に選択できたり、組み合わせたりできるといったミッションもあります。
――本作を作るうえで、制作陣がもっとも力を入れているポイントはどこですか?
各ヒーローの個性、個々のヒーローの能力をちゃんと実感できるようにすることを制作において一番大事にしています。
――デモを見せてもらって各ヒーローの個性がとても出ているなと感じました。
各ヒーローのシークエンスはもちろんすごいんですけど、例えばハルクがいろいろと破壊しているところでアイアンマンが飛んでいるといった、ヒーローが合わさったシナジーというのも見どころになっています。
――これまでCrystal Dynamicsは『トゥームレイダー』シリーズを手掛けてきたと思うのですが、今作で『トゥームレイダー』で培ったノウハウは、どのように生かされているのでしょうか?
『トゥームレイダー』から得たものとしては、 シネマティックなストーリーやキャラ中心のストーリーをすごく大事にしていて、本作でいうとフレッシュな要素があるのと同時に、見覚えがあるなといった懐かしさなどを掛け合わせたということも大事にしています。
――本作では協力プレイが可能とのことですが、協力プレイの仕様と、どのようにみんなで戦えるのかを教えていただけますでしょうか?
協力プレイは最大4人で行え、各プレイヤーがそれぞれ違うキャラを使うことになります。その中で一番大事なのが、どうやって力を合わせるかというところです。
ヒーローの能力をそれぞれうまく駆使することで、戦闘をクリアするかが重要になってきます。
――なるほど、アイアンマン4人やハルク4人といった構成はできないわけですね。
そうですね。やはり4人で“アベンジャーズ”というのを体験してほしいのと、戦略的な戦闘をプレイで行ってほしいというこの2つが主な理由です。
――プレイデモではシネマティックになるアクションを見られたのですが、協力プレイの際にヒーローたちを組み合わせたアクションシーンはあるのでしょうか?
ヒーローを組み合わせたシネマティックアクションは要所要所ありつつも、各プレイヤーが自分だけのストーリーをつくりあげて体験するというところを楽しんでもらいたいと思っています。
――それはマルチエンディングになるということでしょうか?
基本コアとなるゲームに関しては1本道というか、1つのストーリーというのはあるのですが、その中でも分岐点はいろいろとあるので、そこで自由度を楽しめます。
一旦コアとなるゲームが終わると、例えばレベルが一定の数値に達すると新たなミッションがプレイできるといった、どんどん積み重ね上げるところも楽しんでほしいと思っています。
――レベルとおっしゃいましたが、カスタマイズ要素やアップグレード要素があるということでしょうか。
成長システムに関しては主に3つ要素があります。1つは“スキルツリー”です。スキルの組み合わせで自分だけのヒーローを作り上げられます。
2つ目は“ギア”、装備品です。これもカスタマイズして自分だけのヒーローを作ることができます。最後は“スキン”ですね。この3つがカスタマイズ要素となります。
――本編以外にもサブミッションのようなものは用意されているのでしょうか?
ヒーローの個々にそれぞれミッションが用意されています。それぞれのミッションでは、クリアすることでそのヒーローでしかアンロックできない新たなヒーローを獲得できるといったミッションがあります。
――“アベンジャーズ”はニューヨークのイメージがあるのですが、なぜ今回はサンフランシスコなのでしょうか?
サンフランシスコというのはあくまでも最初のミッションの舞台で、本作はグローバルに展開するゲームとなっています。“アベンジャーズは地球を守る”というのがテーマなので、それをうまく表現するためにグローバルに世界各地でミッションが発生します。そこで、“アベンジャーズ”が地球を守ります。
――世界各地でミッションが発生するとのことですが、そのうちの1つを教えていただくことは可能でしょうか?
トレーラーの最後の方にアイアンマンが宇宙にいた映像があったと思います。砂漠、あるいは雪原など、テイストとしてはそういった所も舞台になっていることしか今は明かせません。
――ちなみに日本が登場するかどうかも教えていただけませんか(笑)?
ネタバレはなしです(笑)。
――最後にファンへのメッセージをお願いします。
まだ公開されてはいないのですが、メディアの皆さんがご覧になったゲームプレイを日本の皆さんにも見てもらいたいです。それまで楽しみに待っていてください。
© 2019 MARVEL. Developed by Crystal Dynamics and Eidos Montréal. Development support provided by Nixxes. All rights reserved.
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