俺が勝ったら、君は俺がもらう(ロイド)【軌跡シリーズ名言集】
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- Zenon
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日本ファルコムの名作ストーリーRPG『軌跡』シリーズの名言集をお届けします。
本記事で紹介するのは、『零の軌跡』『碧の軌跡』の主人公、ロイド・バニングスの名言。
《特務支援課》のリーダーである彼は、無自覚に人の心をわしづかみにする言動を繰り返すことから、“天然たらし”“攻略王”“弟系草食男子を装った喰いまくりのリア充野郎”などと一部で言われています。
今回は、そんな彼の“落とし文句”のなかでも、個人的に最も印象深いひと言をご紹介!
※本記事内には物語のネタバレを含む表現がありますので、ご注意ください。
俺が勝ったら、君は俺がもらう(ロイド・バニングス)
●終章 それでも僕らは。(英雄伝説 碧の軌跡Evolution)
まるでプロポーズのようなこのセリフ。ロイドがとある事情で敵に回ってしまったノエル・シーカーに対して発したものとなっています。
というわけで、まずはその事情について簡単に振り返っていきましょう。
ノエルは元々タングラム門に詰めるクロスベル警備隊に所属していました。階級は曹長で、若手のホープとして副司令のソーニャから目をかけられている優秀な人材です。
『碧の軌跡』では物語の冒頭から、《特務支援課》への出向という形で仲間に加わります。
それから数カ月間は仲間として行動し、やがて“国家独立宣言”をディーター市長が提唱したことで、出向を終了して警備隊へ戻ることに。
ノエルはロイドから「離れてても俺たちは仲間だ」と見送られ、《特務支援課》から去っていきました。
そしてその後、クロスベル警備隊あらため“クロスベル国防軍”に組み込まれたノエルは、とある事情で“反逆者”とされてしまった《特務支援課》を、国防長官の命令に従って拘束。ロイドたちをそれぞれ別の拘置所などへ送ります。
そして拘置所から脱出し、仲間を1人ずつ助けていくロイド。各キャラの感動の再会シーンは、またの機会とさせていただきます。
やがてベルガード門へ裏道から侵入した一行は、それを読んで待ち構えていたノエルに捕捉されてしまいます。
そんなノエルにロイドは「いまの君なら俺だけで勝てる」などと挑発しつつ、1対1の勝負を持ち掛けます。
ノエルが勝てば、全員を一網打尽にしたことにして捕まえればいいとしつつ、自分が勝った際の条件として放ったセリフが、今回の名言です。
「俺が勝ったら、君は俺がもらう」
たったひと言で場の主導権を奪い去ったロイド。彼の言い分としては、仲間であるノエルが自分の気持ちを押し殺して国防軍に協力している状況が許せないから、勝負に勝ったら再び仲間なってもらうぞ、というものでした。
しかし言葉だけを聞けば、力づくで彼女を自分のものにする、という意味にも取れるわけで。ロイドの決意のまなざしと誤解を生じさせるようなパワーワードもあいまって、非常に印象に残っている名言です。
。
その後、勝負に勝ったロイドは宣言どおり、彼女を自分のものに……おっと言い間違えました。彼女を《特務支援課》の仲間として再び迎え入れます。
なお、上官(ソーニャ司令)の許可はちゃんともらいました。また、メルカバでの一般会話では、妹のフランにからかわれるノエルの姿を確認できます。
そんな2人の会話を聞いて、ロイドのこの反応です。すっとぼけじゃないとしたら、相当なド天然ですよね(笑)。
ちなみに、のちに『閃の軌跡IV』でロイドは、仲間の女性に想いを寄せられまくりのリィンと自分の鈍感さを比較し、「俺はちょっと自覚はあるし、彼ほどじゃないと思うんだが……」と語っています。
なお、『碧の軌跡』でも決戦前の夜に特別な会話をする相手を選ぶことができました。なので結ばれた相手に正史というものは存在しないのですが、ロイドもリィンと同じく、エリィ、ティオ、リーシャ、ノエルと魅力的な女性たちに想いを寄せられていることは間違いありません。
それが今後、どのような形で描かれるのか。『創の軌跡』ではそのあたりも要注目ですね!
シリアスなものからコメディ的なものまで、軌跡シリーズにはほかにも数々の名言が存在します。今後もそれらをピックアップしてお届けしていく予定なので、お楽しみに!
※画面はPS Vita『英雄伝説 碧の軌跡Evolution』と『英雄伝説 閃の軌跡IV -THE END OF SAGA-』のものです。
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