アニメ『白猫』最終回を見た感想は…? 幻の没エピソードの裏話も掲載

そみん
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 TVアニメ『白猫プロジェクト ZERO CHRONICLE』が6月22日(日)22:00に最終回(第12話)を迎えます(AT-X、TOKYO MX、BS11、MBSなどで順次放送)。

 それに先駆けて関係者向けWeb先行上映会が行われ、第11~12話をひとあし先に視聴できましたので、その感想をお届けします。

 また、スーパーバイザーである角田亮二さん(コロプラ)とアニメ宣伝プロデューサーの岩田星人さん(コロプラ)による裏話トークのレポートも掲載します。

●動画:TVアニメ『白猫プロジェクトZERO CHRONICLE』第3弾PV「~約束~」

 本作は、iOS/Android用アプリ『白猫プロジェクト(白猫)』世界の過去を描いた3周年記念イベント“ゼロ・クロニクル~はじまりの罪~”を描いた作品です。

クライマックスを迎える最終話を見ると……やっぱりゲームを遊びなおしたくなる!

 第9話“光の王と闇の王子”、第10話“やさしき闇の詩”で大きく話が動き、シリアスムードで白と黒の決戦へと突入していった第11話“はるか天空”。

●第11話“はるか天空”あらすじ

 黒の王国の城下町。空では大量の軍船が天へと昇る。

 闇の王は、白の王国を闇で染めるため、決戦に向かおうとしていた。

 光輝の雫によって力を取り戻したアイリスは、始祖のルーンの力で王国民を強化し、黒の軍勢を迎え撃つ。

 闇の王とアイリス、闇と光の根源が対峙する――

 ヴァルアスやファイオスといったゲームでもおなじみのキャラクターたちが多数登場し、バトルシーンの迫力はいやがおうにも増していきます。


 最終話となる第12話は……ドラマ的な見せ場はネタバレとなるので控えますが、“始祖のルーン”や闇の王の思惑など、しっかりと世界観の補完が行われ、ゲームをプレイした人にとっては「ああ……」と声を失う演出もたっぷりと盛り込まれています。


 ゲームでもそうでしたけど、アニメを見ていても第7話“山菜採り”で時間が止まればなあと思わざるをえませんでしたが、あくまでこれは過去の物語であり、現在の『白猫』の物語はその先に連なって描かれているわけですから……目を背けるわけにもいきませんよね。“ゼロ・クロニクル”には好きなキャラが多いから、しんどいけど。

 さておき、いろいろと感情を揺さぶられる最終回となっているので、ゲームで“ゼロ・クロニクル~はじまりの罪~”を遊んだ人はもちろん、今回のアニメで『白猫』に触れた人も、その先を描く『白猫』本編のメインストーリーを遊び直す&遊んでみたくなるのではないでしょうか。

  • ▲闇の王子。
  • ▲アイリス。

 自分の場合、ゲーム本編では悪として描かれがちな敵サイド(ヴァルアスやグローザなど)の別の側面を知ることができた“ゼロ・クロニクル~はじまりの罪~”を初めて遊んだときには、あらためてメインストーリーでキャラクターたちの活躍を見直したくなりました。



 アニメの最終回を見たあとは、その余韻にひたりながらゲームを遊びなおしてみてはいかが?

 それから、入選者には梶裕貴さん&堀江由衣さんサイン入り色紙がプレゼントされる、アニメの感想文コンテストも6月25日23:59まで実施中。最終回直前、もしくは最終回を見終えたあとに、自分の思いのたけをぶつけてみては?

スタッフによる裏話トークをレポート

 スーパーバイザーである角田亮二さん(コロプラ)とアニメ宣伝プロデューサーの岩田星人さん(コロプラ)による裏話トークも展開しました。

 岩田星人さんは、最終話周りについては絵コンテを見るだけで、その場面が想像できて、思わず涙が出てしまったとか。ゲームをプレイしていると特に、その気持ちはわかります……!

お気に入りのシーンは、アニメオリジナルのあのシーン!

 最初のトークテーマはお気に入りのシーンについて。角田亮二さんはやっぱりアニメオリジナルのシーンが印象深かったようで、特にアイリスの山菜がらみのシーンは作画の気合も入っていてお気に入りだそうです。

  • ▲いい意味で力が入りすぎた山菜のビジュアルクオリティ(笑)。

 バールと戦うために白と黒が協力し、そのまま交わることができるのか……という中盤の節目のシーンに関するエピソードですし、シリアスな場面が多いアニメ『白猫』のなかでも日常会的なほのぼのさが感じられる話となっており、思い出に残っている人も多いのでは?(自分もその1人です!)

  • ▲おいしそう!

 一方、岩田星人さんがあげたのは第8話“約束”。山菜採りの次のエピソードで、闇の王子とアイリスが世界を平和にしていこうと約束をしたシーンは……確かに美しくも切ない名場面でした。

  • ▲闇の王子とアイリスの絆を感じたシーンからの……急転直下な大事件。個人的にはトラウマレベル。
  • ▲最終回を見た後に、アデルとファイオスのからみを見直すと……胸が苦しくなりますね。
  • ▲アデル。

グローザのかわいさやファイオスの忠誠心に注目

 続いてのテーマはお気に入り、もしくは注目してほしいキャラということで、角田亮二さんが選んだのはグローザ。強気そうに見えて、意外とシャイなところがあるギャップもいいんですよね。最終回となる第12話にも見どころがあるので、お見逃しなく!


  • ▲グローザはゲーム本編で仲間になる際のくだりもグッとくるんですよね。
  • ▲グローザ。

 そして岩田星人さんがプッシュしたのは、光の騎士団長であるファイオス。光の王であるアイリスに心酔して、ある意味で度を超えた忠誠心は……本作を語るうえでは外せない要素かと思います。


  • ▲特に感情がたかぶった際のファイオスの言動は、見るたびにドキドキしちゃいました。

 また、岩田星人さんも語っていましたが、第11話でファイオスとヴァルアスが戦うシーンは、それぞれの忠誠心のぶつかり合いでもあり、とても見ごたえがあるシーンになっていました。バトル演出の迫力だけでなく、キャラクターたちの心情も考えながら見ると、また違った楽しみ方ができそうですね。

  • ▲ファイオス。
  • ▲ヴァルアス。

ゲームのシナリオ担当がアニメオリジナルの展開にも協力!

 さて、アニメ『白猫』では、アイリスが光の王となる前を描く過去のエピソードや、王位継承者決定戦など、ゲームにはなかったアニメオリジナルの展開も用意されていました。


  • ▲王位継承者決定では、闇の王子とアデルとの激しいぶつかり合いも見どころに。

 こちらについては、ゲームのシナリオを手掛けるスタッフがアニメ制作スタッフと早い段階から打ち合わせを行い、「この時点で王位継承者決定戦が行われた可能性がある」など、ゲームでは描き切れなかった構想を共有し、アニメ化の際に盛り込んでいったそうです。


  • ▲ゲームでは描かれなかった、王となる前のアイリスの姿も描かれます。

 そういう意味ではシナリオ担当がしっかりと関係していて、ゲームの設定や歴史ともリンクしている部分が多いようですね。

 逆に山菜採りのようなちょっとほのぼのとしたシーンは、シリアスなシーンが続くことへの息抜きの意味も含めて、神保監督からの提案で進んでいったそうです。

  • ▲個人的にはシーマの日常シーンとかも好きでした。
  • ▲シーマ。

  • ▲テオ。

  • ▲ほのぼのと言えば、動く星たぬきもかわいかったですね。

原作があるストーリーをアニメにする大変さとは?

 その後、トークテーマは“原作があるストーリーをアニメにする大変さ”へと移っていきます。これについて角田亮二さんは、「誰にむけてアニメを作るのか?」という根本的な部分で悩むことがあったそうです。

 角田亮二さん自身は原作を知っている人=ゲームを遊んだ人が楽しめるような部分の監修に力を入れつつ、監督は原作を知らない人でも楽しめるようにと、いろいろとバランスをとりながら制作を進めていったそうな。

 また、ゲームでは描かれていなかった設定を調整したり、作ったりする部分も大変だったとのこと。やっぱりゲームとアニメでは、それぞれ違う苦労が合うんですね。

第7話には幻の女性キャラ全裸シーンがあった!?

 余談ですが、今だからこそ明かせる裏話として、第7話に幻のアイリスの全裸シーン(!)があったと語っていました。湖を見つけたアイリスが全裸で入っていき、あわててグローザたちが止めるという場面だったそうですが……見たかった!

 ちなみにアイリスは、止めるグローザたちに「グローザさんもいっしょにどうですか?」と誘い返して、みんな全裸でキャッキャする予定だったとか。これはこれで……見たかった!

 また、OP曲にも参加している西川貴教さんの『白猫』への理解度や愛情がすさまじく、とあるインタビューではキャラクターの名言を一言一句間違えずに答えてくれて、スタッフの方々も驚いたとのこと。

 そんな流れもあり、西川貴教さん発案でミュージックビデオにてセリフを掛け合う演出が生まれたそうで、岩田星人さんはとても印象に残っているそうです。

もう一度最終回を見たくなる! 最終回の見どころについて

 そしていよいよ、裏話トークは“最終回の見どころ”へ。最終回にはちょっとエモい演出が用意されているのですが、それは神保監督が「アイリスの心情に沿った演出にしたい」と発案したものとのこと。

 そして、これもネタバレになるので詳細は伏せられましたが、岩田星人さんいわく「終わり方がすごかった」という部分については、実際に最終回を最後まで見ると納得していただけるかと。

  • ▲ゲームを遊んだ人にとっては「!?」な二度見必至の場面もちらほら。

ゲームはもうすぐ6周年! アニメの続きも楽しめる!?

 ゲームでは、7月14日に『白猫プロジェクト』が6周年を迎えます。これを記念して“ゼロ・クロニクル”の後日談を描く“Gravity Horizon ~新たなる目覚め~”(6月29日まで)など、さまざまなイベントが実施中です。

 ある意味、アニメの続きとなる物語とも言えるので、最終回を見た勢いで“Gravity Horizon”を遊ぶのもおすすめですよ!

●動画:【白猫プロジェクト】Gravity Horizon -新たなる目覚め- PV

 また、アニメと連動したさまざまなイベントも行われているので、アニメが気になった方はこの機会にゲーム『白猫』でデビューしてみるのもおすすめです。スタートダッシュに役立つイベントも多いですし、7月の6周年でもきっと大型イベントが楽しめると思いますからね!

  • ▲闇の王子とアイリスとの物語を描き切ったアニメですが、ゲームではその他のキャラクターにもスポットが当てられています。ぜひゲームも!

©COLOPL, Inc.
©COLOPL/Shironeko Animation Project

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白猫プロジェクト NEW WORLD'S

  • メーカー: コロプラ
  • 対応端末: iOS
  • ジャンル: RPG
  • 配信日: 2014年7月25日
  • 価格: 基本無料/アイテム課金

白猫プロジェクト NEW WORLD'S

  • メーカー: コロプラ
  • 対応端末: Android
  • ジャンル: RPG
  • 配信日: 2014年7月14日
  • 価格: 基本無料/アイテム課金

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