【おすすめDLゲーム】ノワールミステリーアドベンチャー『Draugen』。美しく謎に満ちた北欧の集落を探索

イナヤ マギ
公開日時

 ダウンロード用ゲームから佳作・良作を紹介する“おすすめDLゲーム”連載。今回は『Draugen』をお届けします。

 『Draugen』は、5月にPC版が配信された、1人称視点のミステリーアドベンチャーゲーム。美しいノルウェーの集落で謎を解き明かすことになります。

 1920年代のノルウェーを舞台した本作を紹介していきます。

行方不明の妹を探して海沿いの集落を訪問

 舞台は1920年代のノルウェー。主人公のエドワード・チャールズ・ハーデン(愛称:テディ)は、行方不明となっている妹のエリザベス(愛称:ベティ)を探して、相棒のアリス(愛称:リッシー)と海沿いの集落“グローヴィク”へとやってきます。

 手紙で約束をしていた人物の家に行ってみたものの、誰もいません。それどころか、集落そのものから人の気配がまったく感じられません。この集落に何があったのか……ここにいるはずの妹を探しつつ、集落の謎について調べていくことになるのです。


 まず目に入ってくるのが、舞台となる“グローヴィク”の景色のよさ。澄んだ水辺と雄大な雪山に囲まれたこの集落がとにかく美しいです! グラフィックのクオリティが高く、旅行に行ったような気分を味わえます。そこに人気がないという不気味さもプラスされているので、謎解きの舞台としては最高です!

相棒のリッシーと集落を探索

 相棒のリッシーとともに、集落を巡って人がいなくなった謎を調べていくことに。調べられたり開けたりできるポイントは白い丸で表示されているので、目線を合わせてクリックします。

 会話中に選択肢が出ることがあります。目線を合わせてクリックすると選択でき、会話の流れが変化します。選択には制限時間があり、時間内に選択しなかったり、他の行動を取ってしまったりした場合は、何も答えなかったことになるので注意してください。


 何をしていいかわからない場合や目的地がわからなくなった時は、リッシーを呼ぶと教えてくれます。

 登場人物の動きは、モーションキャプチャーを使っていることもあって、非常にリアル! 会話でも、主人公とリッシーの掛け合いが秀逸で、バディもののドラマを見ているようでおもしろかったです。リッシーは非常に生意気でおてんばなのですが、ゲームをクリアするころには何だかカワイらしく思えてしまうのが不思議です。

ボリュームはやや少なめだが映画に入ったような体験が秀逸

 本作『Draugen』は殺人事件を解いていくような推理型ではなく、無人となった集落の謎を追っていく読み物に近いタイプのアドベンチャーゲームになります。そのため、積極的にあちこち探索するというよりは、映画に参加しているようにストーリーに沿って進行するので、迷うことが少なく誰でも遊びやすいゲームだと思います。

 そして、そのストーリーが秀逸。集落の謎もさることながら、登場人物が抱えている大きな謎があって、話が進むたびにどんどんと予想できない展開になっていくので、先が気になりすぎて一気にクリアしてしまいました!

 集落のビジュアルからBGMまで謎多きストーリーにマッチしており、一人称の視点と相まって非常に没入感が高い作品だと感じました。基本的に時間制限はないので、謎そっちのけでこの世界観を堪能することも可能! 実は特定の場所に座ると、主人公が周りの様子をスケッチしてくれる隠し要素(?)もあるので、探してみてもおもしろいです。

 エンディングまでは4~5時間とボリュームはやや少なめですが、インディーゲームとは思えないほどのビジュアルのリアルさと予想外のストーリーを体験できるので、映画好きの方やアドベンチャーを楽しみたい人にオススメです。

Draugen is (C) Red Thread Games AS 2013-2019

『Draugen』

  • メーカー:Red Thread Games
  • 対応端末:PC
  • ジャンル:アドベンチャー
  • 発売日:2019年5月30日
  • 価格:2,050円