【おすすめDLゲーム】古代人類の村を築いて生き残れ! 『Dawn of Man』は先史時代のサバイバルストラテジー

イナヤ マギ
公開日時

 ダウンロード用ゲームから佳作・良作を紹介する“おすすめDLゲーム”連載。今回は『Dawn of Man』をお届けします。

 『Dawn of Man』は、3月1日にSteamにてPC版が配信された、サバイバルストラテジーゲーム。古代人類の村を作り、厳しい自然環境に耐えながら狩猟や採取、建築をして石器時代から鉄器時代まで文明を進化させていきます。

 公式では日本語に対応していませんが、Steamワークショップから有志の日本語版をダウンロードしてサブスクライブすれば、日本語でプレイ可能です。

村を作って厳しい自然を生き抜こう

 プレイヤーは古代人類に指示を出して村を作り、厳しい自然の中で村を拡大させていくことになります。

 建物の建築や道具の作成、魚や動物の狩猟などさまざまな指示を出すことができます。的確に指示をしながら、フィールドにあるさまざまな資源を調達し、家や施設を建てて原始の人類を反映させていきましょう。

作業領域と連続生産で効率よく指示を出そう

 指示をつねに出し続けるのは大変なので、“作業領域”と“連続生産”をうまく使うのがポイント。作業領域で作業をする種類と場所を指定してあげれば、自動で作業してくれます。作業に携わる人数だけでなく、取得する資源の上限も設定できるので、無駄に資源を取り過ぎることなく、効率よく作業を行います。

 道具や食料は製作所やたき火などで生産できますが、アイテムを指定して連続生産することができます。狩りにつかう槍などの道具は使っていくうちに壊れてしまうので、連続生産でつねに作ってストックしておきましょう。

原始の視覚モードで資源をサーチ!

 木材や鉱石、動物などの資源を探したい時は、“原始の視覚”モードを使いましょう。フィールド上にある資源がハイライトされて表示されます。このモードを発動しているときは時間が止まっているので、ゆっくり探して作業範囲などを設定しましょう。

 動物の場合は、強さによってハイライトの色が異なります。狩猟する時は、原始の視覚で強さをチェックし、狩りやすい動物から狙うようにしましょう。

さまざまな技術を身につけて時代を進めていこう

 家を建てたり、資源を手に入れたりすることで知識ポイントを獲得できます。ポイントをためて使うことで、食品の保存や武器などの新しい技術を覚えて村をより発展させることができます。

 本作は“旧石器時代”から“鉄器時代”まで6つの時代に分かれており、技術を得ることで次の時代へと進むことができます。時代を進めることで文明が発展し、畑や井戸、家畜などより生活が豊かになる技術を取得できるようになります。

 ただし、時代が進むのはいいことばかりではありません。新石器時代からは別の集落からの侵略者が登場するようになり、人類同士の戦いが始まります。村に塀を建てたり、見張り台を作ったりといった防衛の技術も身につけて、村を守りましょう。

時代設定は異色だが硬派なストラテジー

 本作は先史時代のみという異色の設定で、豪奢な建物も近代兵器も出てこないですが、代わりに美しくも厳しい自然の中を生き抜いていく、非常に硬派なストラテジーが楽しめます。

 本作のおもしろさは、ゴリ押しできない緻密な村運営にあると思います。都市作りをする場合、施設を建設してガンガン拡大したいところですが、マンパワーが主な動力になるので、不用意に畑を大きくしたり、大量に建築を指示したりしてしまうと、労働力とのバランスが一気に崩れて、士気が下がって作業効率が落ちてしまい、通常の村運営が難しくなってしまいます。

 そういった事態を回避するために、作業領域の設定を駆使して、労働力と作業量のバランスに四苦八苦しながら少しずつ村を拡大していくのが、地味ですがリアルで楽しい! 骨太なストラテジーやシミュレーションゲームが好きな人にオススメしたい作品です。

 個人的に好きだったのはカメラ機能。選択した村人にフォーカスして、その仕事ぶりなどを観察できるのですが、野生の動物たちを観察することもできるのです! マンモスやバイソンなどの原始の動物たちがフィールド上を歩き回ったり、水を飲んだりして生息している姿を眺められるのも本作の隠れた魅力だと思います。

 ぜひ、古代人類が生きた世界を体感しながら、鉄器時代まで生き抜いてください!

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

『Dawn of Man』

  • メーカー:Madruga Works
  • 対応端末:PC
  • ジャンル:アドベンチャー
  • 発売日:2019年3月1日
  • 価格:2,570円

関連する記事一覧はこちら