一般人がゾンビ映画の中に入ったらこうなる。バンダイナムコの新作VRレビュー

そみん
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 バンダイナムコアミューズメントの新VRアクティビティ『ゾンビサバイバルゲーム ハード・コール』(対象年齢は13歳以上)の体験レポートをお届けします。

 ゾンビをテーマとした本アクティビティは、大阪・梅田のVR ZONE OSAKAで6月29日(土)から、東京・池袋のMAZARIA(マザリア)で7月12日(金)から稼働予定です。

『ゾンビサバイバルゲーム ハード・コール』の3つの絶叫ポイント

 本アクティビティは、最大4名で銃を手に車に乗り込み、ゾンビウイルスが蔓延した世界で、触れたらゾンビになってしまうかもしれないという不安や恐怖(期待)に、皆でギャーギャー騒ぎながら、感染者がはびこる都市からの脱出を試みるというもの。

 最後には他の人に話したくなるような結末が待っている“ゾンビサバイバルVR”です。



▲本作は4人でプレイ可能。かなりグリグリと筐体が動きます!

 なんと言いますか、自分のような一般人(ゲーム内で銃は撃てるけど!)がゾンビ映画の世界に入ったらどうなっちゃうのかをおもしろ楽しく体験できるゲームとなっていました!

 そんな本作を遊んで感じた3つの絶叫ポイントを紹介します。

絶叫ポイント1:感染の恐怖! ゾンビに触られたらアウト! 体液も避けろ!!

 物語の舞台は、ゾンビウイルスの感染被害にあった街。もはや街はゾンビだらけで、プレイヤーたちは最後の生き残りメンバーとなり、救助隊の女性であるヴァネッサとともに脱出を目指すことに。

 ポイントはズバリ、“感染”です。いわゆるゾンビ映画のお約束的な要素ですが、本作でもゾンビに襲われると感染してしまうという警告を受けてアクティビティを体験することになります。

 襲ってくるゾンビたちを銃で撃退する部分はガンシューティング的ですが、さすがはゾンビだらけの街。前から後ろから右から左から、倒しても倒してもゾンビがわらわら(苦笑)。

 周囲のプレイヤーと声を掛け合いながら戦わないと、わりと普通に何回かゾンビに触られてしまうことに……。触られたら即感染というわけではありませんが、当然ながらバッドエンドにつながってしまうそうなので、ご注意ください。

 頭を狙うヘッドショットもあるようだったので、テクニカルに戦える人は有利に立ち回れるかと。

 そんなゾンビの直接攻撃(ダイレクトアタック)も生々しくて怖いのですが、地味~にイヤなのが、屋内移動中に天井からたれてくる体液……! これがまたパニックに拍車をかけてくる感じで、思わず首を動かして避けずにはいられません!
(生理的に、上から落ちてくる液体って気持ち悪いですよね……)

 触ったら、なんかばっちい感じがする本能的な嫌悪感。『エヴァンゲリオン VR The 魂の座』でLCLが浸水して顔まで来た時に思わず口を閉じたくなる感覚もすごかったですが、VRでこういった感覚を味わえるなんて、技術や演出の進歩には驚かされますね。

絶叫ポイント2:まるでジェットコースター! 激走する車で逃げながらゾンビと戦え!

 プレイ時間は数分ですが、車に乗って街から脱出するまでは、まさにトラブルだらけ!

 ネタバレになるので詳細は伏せますが、当然ながら、ゾンビだらけの街でのんびり安全運転になるわけはなく、“逃げることが最優先!”と無茶な大激走を繰り広げることになります(汗)。

 それはもうアクション映画さながらで、ガンガン動く筐体に乗っていることもあり、車というよりむしろ暴走列車やジェットコースターに近い状況です。
(車を運転してくれるヴァネッサさんも、めっちゃ肝が座ってらっしゃる……)

 ちなみにプレイヤーに渡される銃はゾンビがいない状況でも撃つことができますが、適当に撃っているとヴァネッサさんにたしなめられることもあり、なかなかリアル。

 まあ、周りにゾンビがいるのに発砲音を出すなんて危険なだけですし、無駄弾を使うのもダメですよね(反省)。

 こういった小ネタはちょこちょこ仕込まれているそうで、単なる背景のように感じる場所でも、銃で撃つと反応する場所が仕込まれているそうです。確かに自分がプレイ中も、パイプを撃ったら破裂して煙が出てきたような……?

 こういう臨場感あふれる演出があるからこそ、“映画の中に入っちゃった!”という感覚を味わえるというもの。

 現実とゲームの世界ががっつりと混ざり合う感覚。MAZARIA(マザリア)という施設名が表わすように、現実とゾンビ映画が混ざり合う感覚を、ぜひ体験してみてほしいです!

絶叫ポイント3:恋人や家族と一緒に遊んでほしい! 隠しテーマは“人との絆”!?

 開発スタッフの世取山宏秋さん(『ソウルキャリバー』などの開発者としても有名!)いわく、本作のテーマはタイトルにもなっている“ハード・コール”。

 “ハード・コール”には“究極の選択”という意味があり、極限状況での決断が迫られることを予想できますよね。

 これ以上語るのはヤボというものですが、恋人や家族、友人など、一緒にプレイする人との仲がいいほど、プレイ後に感想を語り合うのが楽しい部分があると思います。個人的には、“人との絆”が隠しテーマなんじゃないかと。

 ゾンビだらけの街で、優先すべきことはなんなのか。最初のプレイでは自分の命を守ることだけで精一杯かもしれませんが、二度目三度目のプレイの際は、いろいろと想像力を膨らませながらサバイバルするのがおすすめです!

バンダイナムコのVRはマジで楽しい! 東京と大阪でぜひ体験してほしい!!

 本アクティビティを含むさまざまなVRアクティビティを体験できる、東京・池袋のMAZARIA(マザリア)と、大阪・梅田のVR ZONE OSAKA

 『エヴァンゲリオン VR THE 魂の座:暴走』や『ガンダムユニコーン VR 激突・ダイバ上空』のようにアニメ世界に入れ込むようなものもあれば、空飛ぶ自転車や川下りを体験できるものもあります。

 個人的に一番のおすすめは『ドラゴンクエスト VR』(ルーラでワープする感覚がヤバい!)ですが、とにかく楽しいVRアクティビティだらけです!

 7月12日にオープンするMAZARIA(マザリア)については、お得な“オープン記念割り”(販売期間:2019年6月20日~11月4日)もあるので、お見逃しなく!

(C)BANDAI NAMCO Amusement Inc.

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